旅するデジカメ〜札幌発東京定住日記

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zoom RSS NHK長井氏会見を取材した局・しなかった局

<<   作成日時 : 2005/01/19 23:30   >>

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 二人の自民党政治家が、NHKの番組内容について事前に圧力をかけた、とされる問題で13日、現職のNHKプロデューサー、長井暁氏が会見した。現職のテレビマンが、自分が所属する組織を糾弾するために実名で会見した、というのに大変驚いた。恐らく、あからさまな報復人事が行われるだろう。クビにはならないにせよ、残りのNHK人生をずっと地方の閑職で過ごす、それくらいの覚悟がなければ、ああいうことはできないと思う。それは、ものすごく勇気のいることだったろうと思う。

 ところで、この会見にカメラを入れて取材したテレビ局は、TBSとテレビ朝日だけだったのだという。TBSの社内の人が書いているのだから、間違いない。

 嫌な話だが、メディア企業のスタンスというか政治姿勢というのは、こういうところに露骨に出るものだな、と思う。

 最初にも書いたが、こういう会見は異例中の異例だ。常識的に、こういうときは問答無用で取材に行き、カメラ撮影するものではないだろうか。放送されようとされまいと、とにかく取材には行く。「特オチ」を恐れる心理というのもあるし、後々これがどう展開するかわからない。(考えたくないことだが、もしもこの先長井氏が自殺するなんてことになれば、この会見は決定的に重要なシーンになる) テレビ局の報道でも、こういう問題は社会部が所管すると思うが、担当の社会部記者やキャップ、デスクくらいのレベルまでは、無条件で「取材に行け」という判断をするだろう。ところが行っていないということは、それよりも上のレベルが「行かなくていい」「扱う必要がない」という判断をしているということである。

 日テレやフジテレビ、テレビ東京の編集幹部は、「自民党の悪口を言うあんなヤツの会見など、放送しなくていい」と考えているということだ。

 今回問題になっているのは、報道内容に対する政治家の介入という、いわばメディアにとって生命線とも言うべき部分だ。にもかかわらず、当のメディアの足並みがまったく揃わない。人生を賭けた長井氏のカミングアウトに対しての、援護射撃がなかなか出ない。メディアの「生命」が問われているのだから、日頃政府寄りかそうでないか、という社のスタンスを超えてスクラムを組んで良さそうなものだ。アメリカのメディアなら、そうなるだろう。が、企業ジャーナリズムが骨の髄まで浸透している日本では、そうならない。やっていることは、ひたすら身内(朝日新聞)の揚げ足取りと、当の政治家の言い分の垂れ流しだ。そういうことに、ものすごい危うさを感じる。

 言論の自由。それをダメにしているのは、メディア自身ではないだろうか。




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