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zoom RSS 「NHKvs朝日」の水掛け論

<<   作成日時 : 2005/01/20 23:00   >>

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 番組への政治的圧力をめぐる、NHKと朝日新聞のやりとりは、結局のところ「言った」「言わない」の水かけ論になってきている。

 松尾武放送総局長(当時)が朝日新聞の記者に「圧力と感じた」と言ったか言わなかったか。中川昭一代議士が朝日記者に「1月29日にNHK幹部と会った」と言ったか言わなかったのか。

 これまで出てきてるNHKや中川代議士の反論はすべて、「そんなことは言っていない」という形になっている。NHK「圧力を感じた、とは言っていない」。中川「29日には会っていない。会ったのは2月2日」。これらを見る限り、どちらかがウソをついている、少なくとも事実関係に重大な誤解をしている、ということになる。

 感想だが、権力や巨大組織に不利な報道をする時には、慎重にも慎重を期すのが常識だ。取材の会話は当然録音するし、どうしてもそれができなければ、重要な事実関係は、何度も何度も念を押す。テレビで、カメラが回っている取材なら、質問に一言「ハイ」と言わせりゃいいが、新聞はそれができないから、繰り返し念を押さなくてはならない。出稿元のキャップやデスクも、取材した記者に対して、どういう会話をしたのか、どういう文脈でそれを認めたのか、記者の側に思い込みや余談がないか、厳しく詰める。功を焦ったり、事実を歪曲する意志があって、後からそれが発覚すれば、クビが飛ぶことになるからだ。

 朝日の記事も、そういうプロセスを踏んで掲載されたものだと思う。だから、朝日の出稿部が、こうした常識をちゃんと履行している限り、最初に出た記事に間違いはなかろうと、思う。問題は、そうは言っても「証拠が無い」ことだ。たとえ会話を隠匿録取していたとしても、それこそ裁判にでもならなければ出せないだろうし、取材相手が信義に反して前言をひるがえした場合、水かけ論に終始するしかなくなってしまうのだ。

 ところで、NHKのニュースでは朝日に対して訂正と謝罪を求める中川代議士の記者会見を流していたが、あの場に、朝日とNHK以外にコトの真偽を追及する記者はいなかったのだろうか。「朝日新聞には『1月29日にNHKと会ったと中川氏が言った』とあるが、本当にそう言ったのか?」という質問は出なかったのだろうか。

 中川とNHKの会談をめぐる朝日報道には、3つのケースが考えられる。@本当に1月29日に会い、取材に中川もそう答えた A本当は2月2日に会ったが中川の記憶違いで「1月29日に会った」と答えた B「2月2日に会った」とはっきり答えたが、記者の勘違いかねつ造で「1月29日」になってしまった。

 Bのケースは最悪だが、可能性は低い。私はAの可能性がある程度あるんじゃないかと思うが、こんな簡単なことすら、他のメディアは腰が引けているのか、突っ込んでこない。

 ただ一つ言えることは、この騒動で、日本の戦争責任を追及しようという報道の勢いが、一段と衰えるということである。 




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