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zoom RSS エールフランスA330事故・・・捜索は7月10日で打ち切り

<<   作成日時 : 2009/07/02 23:41   >>

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画像 リオデジャネイロ発パリ行きのエールフランス(AF)447便のA330が大西洋で謎の墜落事故を起こしてから、1か月になる。日本では続報がほとんど伝えられないので、事故のことそのものも日本人の記憶から消えかけているのではないかと思うが、発生後10日ほどはコンスタントに長文のレポートを出していたCNNも、さすがにこの2週間ほど、散発的な記事がちょこちょこ出るだけになっている。捜索や原因調査がこう着状態で、進展がないからなのだろう。

 こうした中、日本時間のついさきほどCNNのWEBに掲載されたレポート記事は、フランスの事故調査当局者の話として、二つの重要な情報を伝えてる。

 一つ目は、「ブラックボックスの捜索は7月10日まで続けられる」という点。コクピットの音声を収録したボイスレコーダー(CVR)と、飛行状況を記録したフライトレコーダー(FDR)、およびこれらを収納した通称「ブラックボックス」の発見・回収は、事故調査で最も重要な作業の一つで、墜落現場が深海の今回の事故では、フランス海軍の原子力潜水艦のほか、アメリカ海軍が貸与した探査機によって、それこを「国を挙げた」捜索態勢が取られている。その捜索を、7月10日を以てやめる、ということである。どういうことかというと、ブラックボックスには、海中に水没した場合に発見されやすくするために、音波信号を自動発信する機能が付いている。この信号装置の動力源はバッテリー、そして寿命は約30日とされている。事故発生から30日と、プラス10日の予備日を見込んでも、40日間捜索して見つからなければ、「発見不可能」と判断するほかないという、実に合理的な考え方だ。

 二つ目は、「事故機は空中分解ではなく、ほぼ垂直に海面に高速で激突した」という調査官の見方。事故当時、速度計が正常に作動しておらず、オートパイロットによる飛行が不可能、パイロットによる手動操縦で飛行せざるを得ない状況だったことから、こういう推測が成り立つのだという。そして、「パイロットが飛行機を制御可能だったかどうか、直ちに判然としない」と、操縦不能状態を示唆する発言を、この調査官はしている。ちなみに、ネタ元の調査官とはAlain Bouillard氏で、パリでCNNの取材に答えている。日本のメディアならこういうときは、「当局者は・・・」とか「調査委員会筋は・・・」というようにネタ元をぼかすのが普通だが、調査官の名前がちゃんと出てくるところが、欧米のメディアらしい。こうじゃなきゃダメなんだよなぁ・・・。

 で、結局のところ、ちゃんとした原因調査はブラックボックスの回収を待たなければならない、といういつもの結論に落ち着いてしまうのだが、この捜索の期限が7月10日に設定され、残すところあと8日とちょっと、という状態になっている。そして、これは前にも出ていた話だが、機体の残骸が沈んでいるとされるのは、水深4500メートルの深海だ。

 原子力潜水艦や、アメリカ海軍のハイテク探査機器なんかが出てきたときには、「ブラックボックスは発見可能ではないか」という楽観論が主流だったように思うが、この1か月まったく手がかりがないとなると、本当に発見されるのか、という気になってくる。勝負はあと8日。時間との戦いになってきた。


関連記事「A330の事故原因を考えてみる」(6月3日)

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エールフランスA330事故・・・「ブラックボックスは回収可能」専門家が見解
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内 容 ニックネーム/日時
今朝のCNN報道によれば、2010年2月にソナーと探査ロボットを使用して、1000キロ600マイルという広範囲な捜索を再開するとの記述がありました。

これは国家プロジェクトであり、過去の英デハビランド社コメット機のような事故原因を不明のまま放置したために、墜落の連鎖を引き起こした苦い歴史を繰り返さないという信念によるものと思います。
嶋次郎
2009/12/14 01:13

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