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zoom RSS 高速道路の通行料は1キロ25円

<<   作成日時 : 2009/08/18 23:00   >>

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 民主党が掲げる高速道路料金の無料化をめぐって、賛成・反対双方の討論を、きのうの「報道ステーション」でやっていた。賛成は山崎養世氏、反対は猪瀬直樹氏。「またアンタかい?」と言いたくなる顔ぶれだが、無料化賛成・反対の論理的支柱はこの二人に行き着くのだから、しょうがない。

 けれども、2人の論戦、論点がさっぱりかみ合わず、見ていて何度もため息がついてしまった。「暖簾に腕押し」とは、このことだな、と思った。

 双方の言い分を簡単にまとめると、次の通り。

<山崎氏(無料化賛成)>
●1キロ25円という現状の通行料は高すぎる。高すぎて高速を使えない人が一般道を使うから一般道が渋滞し、渋滞対策のために無駄な税金が使われている。
●高速道路を通行するクルマのガソリン税を充てれば維持管理と借金償還は可能。
●高速道路利用者はガソリン税と通行料の二重払いをさせられている。その半分は高速道路ではなく一般道の建設にまわされ、必要性の乏しい道路が作られている。
●通行料はもともと、30年で借金を返して無料化する計画で始まった。が、田中角栄が料金プール制を考えだし、未来永劫料金を取り続けて地方の道路建設の財源とされた。
●渋滞が予想される区間は無料にしない。
●欧米先進国は無料が基本。こんなに高い通行料を取る国は世界にない。

<猪瀬氏(無料化反対)>
●道路公団は無駄が多かったので民営化した。国営に戻せば、また無駄の温床になる。
●無料化・国営化すれば、道路公団の2万3000人が巨大な公務員集団となってしまう。
●欧州でも、フランス・イタリアは料金を取っている。ドイツもEU各国から入ってくるクルマには課金している。アメリカも7%は有料道路。道路の維持管理は受益者負担とし、その分を福祉にまわすのが世界の趨勢だ。

 かみ合っていない、というのがおわかりいただけるだろうか。猪瀬氏は、「民営から国営に戻せば無駄が増える」と繰り返すばかりで、「現状の料金は高すぎる」「維持管理と借金償還はガソリン税で賄える」という山崎氏の論点にまったく答えていない。「通行料とガソリン税の二重取り」という指摘にも、答えていない。「有料化が世界の趨勢」というのも論点のすり替えである。維持管理費を通行料として徴収する国はあるが、通行料で借金返済をする国などない。また山崎氏も、無料化後の道路管理のあり方、高速道路会社の社員をどう扱うかについて、答えていない。

 論点がかみ合わなものだから、当然のごとく「(マニフェストに)そんなことは書いていない」「その前提は間違えている」「その試算には疑問の声が上がっている」などなど、揚げ足の取りあい、非難の応酬になる。見苦しいったらない。

 高速道路問題をきちんと議論するのが、これほどまでに難しいものなのか。そういう印象だけが残ってしまった。

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