旅するデジカメ〜札幌発東京定住日記

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zoom RSS JL3042・在来型ジャンボ・ラストフライト〜新千歳空港では・・・

<<   作成日時 : 2009/07/31 23:00   >>

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画像 どういう偶然なのか、在来型ジャンボ(B747-300)は、この日の新千歳〜成田(JL3042)が最終フライトとなった。同日にホノルル〜成田もB747-300で運航されるが、出発時刻が後という意味では、こっちが正真正銘のラストフライトである。

 空港はどういうことになっているのか・・・仕事も休みだったので、物見遊山で空港に出かけた。いるいる、送迎デッキには、カメラを構えた人たちで、黒山の人だかりだ。航空ファンってこんなにたくさんいたか? と思う。在来型ジャンボの最終便となったのはJA813J。13時55分、RWY19Rに入り、一瞬のホールドの後に離陸。腹に響くエンジン音は、現在主流の双発機や-400とは明らかに違う。やがてJA813J機は雲の中へ。

画像 送迎デッキの上では、シャッターを切り続ける人、手を振る人、それぞれに名残を惜しんでいる様子だ。「-400は当分飛び続けるんだから、ジャンボ機が消えるわけじゃないんだぜ」などと野暮なことを言うのはよそう。飛行機だけではなく、何もかもハイテク化が進む中で、アナログ計器、3人乗務で飛ばすという「昔の面影」を残していた飛行機もついに日本の空を去る、そのことにそれぞれが何かを感じれば、いいのだと思う。


画像燃料高騰で引退早まる・・・JALの事情
 「クラシックジャンボ」などとメディアは呼ぶが(私はこの呼称が嫌い)、今回JALから引退したのは1983〜88年に製造されたB747-300という機体で、長いB747の製造史の中ではとりたてて古い機体ではない。外見上は、初期のB747(-100、-200)では2階席がコブのように突き出ているのに対し、2階席が長く後ろに伸びているのが特徴で、新型のB747-400(ハイテクジャンボ)と見た目はほとんど変わらない。

 実はJALでは、この機体をもう少し長く、2010年代の前半から中頃までは使おうという計画を持っていたらしい。理由は、ヨーロッパやアメリカ東海岸まで直行できる航続性能と、-400に匹敵する輸送力だ。高需要路線であればあるほど、座席数の多い飛行機は航空会社にとって魅力的だ。そのためJALは、一部のB747-300のコクピットに、ハイテク機と同じFMS(Flight Management System)を搭載する大改造を、2003年から順次行った。機械式ジャイロ駒を用いたINS航法から人工衛星によるGPS航法に変わったことで、航法システムの精度は格段に上昇した。デジタル計器に不慣れな乗員たちを新システムに移行させるのは大変だったが、「これで新型機に負けることはない」とシステム換装を誰よりも喜んだのは、在来型が引退となれば職を失ってしまう、航空機関士たちだったという。

 ところが、2006年ごろからの異常な原油の高騰で、4発機のB747は「大メシ食らい」と急に悪者にされるようになってしまった。中でも新型の-400に比べて2割ほど燃料消費が多い在来型ジャンボはリストラの標的となり、計画よりも大幅に早く、全機退役となってしまった。

 時代の流れと言えばそれまでだが、FMS装備による大改造で「これで21世紀も飛べる」と喜んだのもつかの間、職場を追われることになってしまった航空機関士たちは無念だっただろう。




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プラダ トート
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プラダ トート
2013/07/10 07:20

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