旅するデジカメ〜札幌発東京定住日記

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zoom RSS ボーイング787初飛行・・・”準国産”とは図々しい

<<   作成日時 : 2009/12/16 23:57   >>

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 日本時間16日未明に成功裏に行われたボーイングの最新旅客機「B787」の初飛行の様子を、日本の各メディアもそれなりの扱いで報じていた。初号機は全日空が受領するし、開発が2年も遅れるなどすったもんだがあったから、ニュースとしてのバリューはあると思う。

 けれども・・・「準国産機」などと表現しているメディアがあちこち見受けられたのには、ちょっと待てよ・・・と思った。自前で旅客機を生産できないやっかみにしか聞こえないから、やめろよ、そんな言葉を使うのは。

 確かに、B787の胴体には東レの炭素繊維が5割も使われているし、主翼は三菱重工が製造するなど、全体の3割以上を日本のメーカーが担当している。けれども、部品を供給しているだけに過ぎない。航空機の「開発」とは、コンセプト策定に始まり、基本設計、エアラインへの売り込み、部品調達、最終組立、引き渡しとその後のメンテナンス、これらをすべて含んだコトバのはずではないか。これらを全て自前で行い、初めて旅客機を「国産した」と言えるのであり、「準国産」とは、主導権はボーイングが持つにせよ、これらすべてに関与して、ようやく言えることではないだろうか。

 たとえば、日本の工場で生産された日本メーカーの自動車の3割に中国製の部品や部材が使われていたとして、そのクルマは「準中国製」と言えるのか? ということである。

 ボーイングから見れば、日本のメーカーは高い技術を持ち、納期を守り、信頼して仕事を任せられる優秀な下請けであるが、下請けはあくまで下請けでしかない。航空機の開発で最も重要なコクピット・デザインを日本メーカーが担当させてもらえるか? NO。エアラインへの販売やアフターサービスを日本と共同で行うか? NO。ボーイングの下請け事業によって、日本の企業が「航空機メーカー」としての知名度と信頼を世界から得られるか? NO。

 「準国産」などと言う言葉を気軽に使うと、まるで日本も、旅客機を開発・販売するノウハウを能力があるかのような錯覚を、見ている側に与えてしまう。

 知名度と信頼性において、日本の「国産機」が世界の中でいかにダメか・・・それは、三菱のMRJがセールス面で大変な苦労をしていることが、明確に示している。



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