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zoom RSS J:COMの逆襲? 電話+TV+ネットがナント8800円!

<<   作成日時 : 2010/01/11 21:46   >>

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画像 フレッツテレビについて「J:COMにとっては強力なライバル出現だ」と書いていたら、それを見たわけではないだろうが、J:COM札幌が強力な逆襲を仕掛けて来た。

「デジタル多チャンネルTV+インターネット+電話」で、なんと月額8800円(税込み)! 

 同種のパック料金は通常10,815円だから、一気に2000円を超えるディスカウントである。2年契約やクレジットカード払いという条件は付くが、このタイミングでこういう料金を出してきたというのは、NTTのフレッツテレビの対抗策としか考えられない。

 このパック料金、「デジタル多チャンネル+インターネット+電話」の3点セットとなっているのがミソだ。同軸ケーブル(J:COM)か光ファイバー(NTT)かという違いはあるものの、家庭に引き込んだ1本の通信回線を共有して提供できるのがこの3種のサービスであり、ぶつかり合うJ:COMとNTTの2社が、どちらも提供しているからだ。

画像 両社の料金をまとめてみた(右表)。J:COMの8800円に対しNTT東日本の「3点セット」料金は、8977円だ。NTTより177円安いという、絶妙な価格設定だ。しかも、NTTのフレッツテレビは無料放送の地上波とBS(デジタル・アナログ両方に対応)が見れるだけだが、J:COMは51chの有料放送とビデオオンデマンド(VOD)が最初から含まれている。NTTで似たようなサービスを受けるためにはスカパーまたはスカパーE2に加入する必要があり、4000円近い追加料金がかかる上に、VODサービスは無い。インターネットの回線速度はJ;COMの40MB/sに対しNTTは200MB/sと、NTTが5倍の速度を誇るが、40MB/sしか必要としない人からすればJ:COMは実質4000円以上、NTTよりお得なのである。実際、映像などの大容量データを頻繁にやりとりする人でなければ40MB/sで遅いと感じることはないだろうし、200MB/sというのはあくまで理論値で、その通りのスピードなど出るものじゃない。

 J;COMがターゲットとしたのは、「有料放送にそれほど関心はないが、地デジ・BSの受信環境は欲しいしインターネットも必要」という層ではないかと思う。NTTのフレッツテレビも、まさにそういう層を狙ったサービスだからだ。フレッツ光に加入してインターネットと電話を利用し、月額8000円程度を払っている人からすれば、月額682.5円で地デジとBSをパススルーで流してもらえるというのは、料金的にかなり魅力的なのである。ADSLを利用している人にしても、光回線の高速インターネットが手に入り、IP化で電話料金が大幅に安くなった上にテレビサービスまで付いてくるなら、新規に加入するメリットも十分にあろう。光回線の加入者増につながるという点では、フレッツテレビはとてもよくできている。

画像 ただし、J;COMがNTTとほとんど同じ料金で追従してきて、「有料放送も見れます」「VODサービスもあります」とアピールした際に、どちらかを選ぼうとする人はどう反応するだろう。ポイントになりそうなのが、両社の使い勝手の違いだ。右の表に示したようにNTTの場合、地上/BS/CS対応デジタルテレビ(国内メーカーのデジタル液晶テレビは、ほとんどこのタイプ)を持っている人はすべての放送を、テレビでそのまま見ることができる。当然リモコンは一つ。DVDレコーダーや外付ハードディスクとのリンク機能があれば、そのまま録画予約もできる。対するJ:COMは、地デジ以外の放送はチューナー(STB)を経由しなくてはならず、内容にもよるが、二つのリモコンを操作しなくてはならない。リンク機能が付いたSTBも頼めば設置してもらえるが、機能はかなり限られている。J;COMを7年使った感想だが、テレビ本体とSTBを二つ操作しなくてはならないというのは、思っている以上に煩わしい。特に機械操作をあまり得意としない人にとっては、STB不要でテレビ1台で用が足りるNTT方式は、大きなメリットとなるだろう。

 ケーブルテレビ(J:COM)と光回線(NTT)は、今後どんな競争を繰り広げて行くのだろう。テレビの受信方法として、ケーブルテレビと並ぶ一大勢力にのし上がるのか、それともニッチなマーケットで終わるのかどうか。ポイントとなりそうな部分をいくつか挙げておきたい。

■J:COMがBSパススルーに踏み切るかどうか?
 無料で見られる地上波・BSに関して、一番大きなのがこの部分。せっかくテレビにBSチューナーが内蔵されているのに、わざわざSTBを経由しなくてはならないわずらわしさがなくなれば、前述した「有料放送にそれほど関心はないが、地デジ・BSの受信環境は欲しいしインターネットも必要」な層には大きなアピールポイントになる。

■NTTがパック料金を導入するか?
画像 家庭に届く回線と「電話・テレビ・インターネット」という3サービスを一体で運営し、1本の料金体系にまとめ、かつパック割引も可能なJ:COMに対し、NTTの場合は右表に示すように、NTTは回線と電話サービスを提供するだけで、テレビとインターネットは別会社の提供。課金も別になる(右表)。人によっては、NTTの最大のデメリットはこの複雑さと感じるかも知れない。テレビとSTBが分かれているのがわずらわしいように、課金元がバラバラというのも非常にわずらわしいものだ。(通信映像系だけで月3回の引き落としがあり、住所変更やら支払方法の変更も3か所に連絡しなくてはならないのだから)
 サービス提供は別でも、課金が1本にまとまって「パック料金」となれば、J:COMと競争する上で強力なポイントになるだろう。「パック料金」には当然、包括契約による割引も含まれる。NTTが代行集金するのが理想だが、問題があるなら集金専門の別会社を作れば良い。
 もっとも、回線とサービスが分離される不便さはフレッツ光のスタート当初から言われていたことで、できるのならとっくにやっていたのかも知れないが。

■フレッツテレビのエリアはどこまで広がる?
 J:COMグループなどに代表されるケーブルテレビは、大都市や中規模都市の一部でしか今のところ提供されていないし、ケーブルテレビの仕組みからして、人口密集地でなければ商業ベースに乗らない。対するNTTのフレッツ光は、エリアカバー率で90%以上、テレビサービスなどが可能となる次世代光回線(フレッツ光ネクスト=NGN)も、来年度中にはフレッツ光の全エリアで使用可能になるのだそうだ
 フレッツテレビの提供エリアはまだ限定的(道内では札幌周辺のみ)だが、インフラ面では今後全国のほとんどの地域で提供が可能になる。そうなったときに、NTTがフレッツテレビのエリアをどれくらい広げるのか、そしてどれくらいの加入者を集めるのかも、大きなポイントとなるだろう。
 家庭に光回線の普及が進めば、アンテナではなく光でテレビを見る・・・そういう家庭が大半になるような時代が来るのかも知れない。

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