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zoom RSS 旅客機の密航未遂・・・10年で7件

<<   作成日時 : 2010/02/09 23:56   >>

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 ニューヨーク発成田行きのデルタ航空機の車輪格納室(ギアベイ)に入り込んで密航を図ろうとした男が遺体で見つかった・・・という事件の感想を、きのう書いた

 その後も気になって少し調べていたら、意外や意外、旅客機の車輪をよじ登ってギアベイに隠れ、密航を図ろうとする事件は、世界的に見れば珍しいほどの話ではないらしい。日本では2003年3月にも、香港から成田空港に到着した機体から男の遺体が見つかったことがあるという。もちろん、与圧も空調もされていないギアベイによじ登ったところで、酸欠と凍傷から密航者は間違いなく死に至る。高度1万メートルの上空では、気圧は地上の4分の1、5分もせずに酸欠で意識を失ってしまう。また飛行機は、与圧部と非与圧部は隔壁で厳重に遮断されているから、ギアベイから与圧・空調の効いたキャビンに入ることなど、絶対にできない。

 電子版「Business Week」の記事によれば、旅客機の車輪をよじ登るなどして密航を企図した例は過去10年で少なくとも7件。1件を除き、密航犯はすべて死亡している。たった1件の生還例というのが、2007年10月、シンガポール空港で発覚した事件。クアラルンプールからシンガポールに到着した旅客機のギアベイから、パレスチナ人の男が生きて出てきて、密入国容疑で逮捕された。飛行時間が1時間程度と短かったこと、そのため比較的低い高度を飛んだこと、熱帯のため上空の気温も比較的高かった(氷点下30度程度)こと、などが生還につながったと見られる。とは言え、こんなことは例外中の例外で、飛行機でキャビン以外の部分にいれば、確実に死ぬ・・・こういう基本的な科学の知識にまったく縁の無い人たちが、世界中にはまだまだいるということだ。

 それにしても・・・と思う。旅客機の車輪をよじ登るという危険きわまりない行為が世界中で珍しくないくらい起きているということは、航空機によるテロの恐怖がこれだけ言われているにもかかわらず、警備がザル同然の空港がいまだにあるということだ。世界で最も警備が厳しいはずのアメリカの空港でも、整備員が機体を離れたり、誰の目も届かない場所に機体が駐機されたりするようなことは、よくあることらしい。そうなると、乗客や荷物の検査をいくら厳しくしたところで、爆弾テロなどの可能性はほとんど減らない、ということになりはしないだろうか。

 ところで、この事件に関する英文サイトの掲示板で、「ニューヨークではなく、ニューヨーク到着直前の同機の寄港地で潜り込み、アメリカ密入国を狙ったのではないか」などと書かれていたことをきのう紹介したが、警察も同じ見方をしていることが、毎日新聞に出ている。記事によれば成田空港警察署は、「ニューヨークは真冬なのに男は軽装であること」「アメリカの空港は警備が厳重であること」を理由に、アメリカ以外で乗り込んだものと見ているという。

 一方、前述の電子版「Business Week」の記事によれば、アメリカの当局は今回の事件をセキュリティ上の重大な危機ととらえ、日本の警察と共同で身元の割り出しと、機体に潜り込んだ地点の特定を急ぐ方針だという。所持品が一切ない、どこの国かもわからない外国人の身元が、果たして判明するだろうか。
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旅客機の主脚格納部に遺体・・・警備はどうなってんの?
 マンガのような珍事が、本当に起きていた。きのう夕方、成田空港に到着したデルタ航空B777の主脚(メインギア)格納部に男の遺体が挟まれているのを、整備員が見つけたのだという。けさのスポニチ電子版に出ている。問題のフライトはデルタ航空59便ニューヨーク(JFK)発成田行き。機材はB777-200(N867DA)。 ...続きを見る
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