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zoom RSS 石狩の座礁貨物船・ドンフォン号を見る

<<   作成日時 : 2010/03/24 08:54   >>

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画像 今月21日の暴風で、石狩浜に座礁して航行不能になった貨物船「ドンフォン」(乗員20人、5,552トン)号のことが、地元のメディアで大きな話題になっている。21日の事故当時は沖200メートルほどの場所で座礁したようだが、その後さらに陸側に流され、きのう(23日)には、最も近い部分は浜から20メートル程度、目と鼻の先にまで迫っている。物見遊山と冷やかされるのは承知で、けさ、さっそく現場を見てきた。


画像 近いっ! というのが、まず最初の印象。夏には海水浴客で賑わう石狩浜のすぐ目の前に、5000トン級の大型貨物船が着底して動けなくなっているというのは、かなり異様な光景だ。どうしてこんなことになってしまったのだろう。5000トン級とは、昔の青函連絡船や川崎近海汽船の「フェリーはちのへ」と同クラス。

 現場は、石狩湾新港の東埠頭から北に1キロほど行ったところ。石狩浜海水浴場(あそビーチいしかり)の駐車場からだと、2キロほど南側になる。道路が近くまで除雪されていないので間近までは行かなかったが、少し離れたところからでも、様子はよくわかる。

  自力脱出が不可能ということは、ドンフォン号の船底は大部分が海底の砂地に接触して、埋まったような状態になっているということだろう。船体は沖側にわずかに傾斜しているが、見る限り船体は破損しておらず、すぐに危険という感じではない。が、下は軟らかい砂地だ。海が荒れれば当然砂は大きく動くから、傾きがさらに増すことも考えられる。大型船は乾舷が高く横方向の安定性が悪いから、傾きが増すと一気に転覆、という最悪の事態だってあり得る。

 北海道の沿岸では、座礁・転覆した外国船の貨物船や漁船がそのまま放棄され、自治体が撤去料を負担させられるケースがこの10年で4回起きているが、今回は5000トンもある大型船で、船の価格もそれなりだろうから、船主がこのまま放棄するとは考えにくい。ということは、傾きが増して危険な状態になる前に、早急に救出作戦が試みられるだろうが、どうするつもりだろう。タグボートで押したり引いたりできれば離礁はできるのかも知れないが、現場は遠浅の砂浜だからパワーのある大型タグボートは活動できない。そうなると、クレーン船かサルベージ船を持って来て引っ張り出すしかなさそうだが、作業船を本州から回航して来るだけでもえらく時間がかかるし、波があっては作業ができないから、海が凪いで来る時期を待つ必要もある。北海道の日本海岸の強風、波浪の強さは道民なら誰しも知っているところで、海が落ち着いて来るのは5月下旬〜6月だ。どんな方法でやるにせよ、億単位の巨額の費用が必要であることは間違いなく、そのメドが付かなくては作業計画も立てられないだろう。このクラスの船ならまず保険には入っているだろうが、そうだとしても、億単位のカネを保険会社がそう簡単に支払うわけがない。ということは、砂浜に貨物船が横たわる異様な光景を見物するチャンスは、しばらく続くということだ。

 もしかしたら、離礁作業に要する費用のあまりの巨額さに、船を放棄、その場で解体するほうが安く付く・・・と判断されるかも知れない。すると、海岸で貨物船の「解体ショー」が繰り広げられることになり、それはそれで見モノとなるかも知れないが。

画像石狩浜海水浴場(あそビーチいしかり)側から見ると、こんな感じ。

写真は残念ながら、こっちのブログの方がずっといい。もっと近くに寄ればよかったのだが、早朝で時間がなかったのだ。
http://plaza.rakuten.co.jp/mujifx/diary/201003240000/





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石狩浜の座礁貨物船・・・離礁作業あすにも
 「砂浜に貨物船が横たわる異様な光景を見物するチャンスは、しばらく続く」だろうという憶測記事を前回書いたが、訂正する。きのうの北海道新聞によれば、ドンフォン号の船主はサルベージ船「航洋丸」を現場に向かわせ、あす(28日)にも離礁作業を開始するのだという。5000トン級の大型貨物船をいつまでも座礁させておくわけにはさすがに行かず、ましてや船を放棄して解体などもってのほか、高価な船を一日も早く本来業務に復帰させるため、早急に撤去作業を始めるらしい。当然すぎるくらい、当然の話だが。 ...続きを見る
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2010/03/27 21:51

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