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zoom RSS キャンピングカー・・・私は絶対に買いません

<<   作成日時 : 2010/04/04 23:18   >>

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画像 北海道最大のキャンピングカーの展示商談会「北海道キャンピングカーフェスティバル」に行って来た。毎年この時期に開かれている定番のイベントだし、北海道のキャンピングカーの盛り上がりようはなかなかスゴイ・・・というようなことを前から聞いていて気になってもいたので、一度見ておこうと、出かけた。 クルマ好きだけに、クルマの展示会はまず楽しい(入場料1000円というのはちと高いと思ったが)

 キャンピングカーは、アウトドア好き、旅好きなら是非とも手に入れてみたいモノなのだそうだ。テントを張らなくてもいい気軽さ、宿の手配を気にしなくていい気軽さ、などなど、メリットは計り知れない。 特に北海道のように、アウトドア環境に恵まれている一方で、冷涼で厳しい気候風土の地域でのキャンピングカーの効用は、高額な車両価格に十分見合うものなのだという。

 一昔前までは、キャンピングカーと言えば、輸入車か、架装屋さんに半特注でバカ高い費用を払って改造してもらうかしか手に入れる方法がない、超贅沢品&マニアック品だった。けれども、この10年くらいでかなり状況が変わり、ワンボックスバンや小型トラックをベースに改造するメーカーが何社も出てきて既製品(レディメード)の仕様を発表し、普通のクルマを買うのと変わらない感覚になってきた。価格も400〜600万円くらいと、高級乗用車並だが、住宅やら海外旅行やらにカネを使うのでなければ、まぁなんとか手の届く範囲の価格帯になってきた。ブームの背景には、キャンピグカーが「買いやすく」なったことが、まずある。そのせいか、恒例のこのイベント、入場料を1000円も取るのに、かなり人が入っているし、あちこちで商談らしきことも行われている。

画像 標準的なクルマは、乗車定員6〜7人、就寝定員3〜4人といったところ。共通しているのは、運転席の後方、トラックでいう荷台の部分にリビング兼寝室のようなスペースがしつらえてあって、食事ができる椅子・テーブルと、簡単な調理器具が取り付けてあるところ。寝るスペースは、運転席の上にあったり、後方に蚕棚のようになっていたり、椅子をひっくり返してベッドにしたり、いろいろ。もちろん、トイレや流し・コンロも装備され、あれは完全に居住空間だ。価格が高いタイプになれば、冷蔵庫・電子レンジ、シャワー室まで装備されている。

 私もキャンプ経験はあるが、雨や強風の中でテント設営しなくてはならないときのみじめさといったらない。宿代をかけずに、道の駅やらパーキングエリアやらに泊まりながら旅ができるというのは、それはそれでいいだろうな、とは思う。どのクルマも、車室内に立派なダイニングスペース(椅子+テーブル)が装備されているから、雨の心配も風に吹かれる心配もなく、食事を楽しめるというのも、ポイントが高いだろう。

画像 が、見ていてどーも、モノ足りない。それはなぜ? 理由は運転席にある。いかせん、チープ。400万もするクルマの運転席には、絶対に見えない。そもそもベースがバンやトラックなのだから、味も素っ気もない作りになっていて当然なのだが、どんなに高価格なタイプでも、せいぜいカーナビやバックモニターが付いているくらいで、それ以外はベース車のまま。樹脂巻きの無骨なハンドルにシフトレバー、エアコンはマニュアル。シートのクッションも薄い。しかもほとんどのタイプが、運転席の真下にエンジンを配置するキャブオーバータイプだから、エンジン振動に加えて車体自体の縦揺れ(ピッチング)も、もろに運転席に伝わる。あの運転席で長距離・長時間運転することを想像すると、素人にとってはかなりの苦行ではなかろうか、と思うのだ。(運転が「本職」のみなさん、本当にご苦労様です) クルーズコントロールのような運転支援装備は、当然のごとく、ほとんどの車種がナシ。

 しかも、車体は重く重心は高いから、運動性能は最悪だ。平坦な道を法定速度で走る分には問題なかろうが、急カーブ・急勾配が続く区間では、それこそカメのようにノロノロと走らなくてはならない。当然、燃費は悪い。こんな車両が「クルマ」と呼べるのか?

 あくまで私の感想だけれども、私の場合、クルマで外出する楽しみの半分は、運転する楽しみだ。クルマを思うがままに操る快感、カラダの一部のように動いてくれる爽快さは、何物にも代え難い(もちろん、交通ルールは守りますが)。だから、運転にストレスを強いられるクルマ、運転していて楽しくないクルマは、日常の足としてなら我慢はするが、レジャーの道具としては、他にどんなメリットがあっても、ダメダメダーメ! 絶対に認められない。(同様の理屈で、ミニバンというヤツの大半も、わたしゃ許せん) クルマの旅は、乗用車タイプの軽快なクルマで出かけて行って、宿に泊まるか、キャンプ場でテントを張るか。キャンピングカーなど、どんなにカネがあっても、絶対に買わないっ! 今回のイベントで山ほど実車を見て、改めてそう思った。

 だいたい、自宅のリビングをそっくりそのまま荷台に乗っけて出かけて行くようなクルマって、すごく環境に悪いんじゃないでしょうか?

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▲トラックベースの「キャンピグカー」居住スペースの一例。奥の運転席上の空間は、寝台となる。風光明媚な場所に止め、メシを食えれば楽しかろう・・・とは思うが、エンジン・空調を止めたときの「車内」の快適性はどの程度だろう? エンジン・空調を止めた昼間の乗用車の中は、一刻も早く脱出したい空間と化すが。

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▲同タイプの車両(上の写真とは別車種)の後方部分。キャンピグカーは「8ナンバー」(特種車両=税金が安い)登録するケースがほとんどだが、キャンピグカーとして認定を受けるための条件の一つが、流しと調理器具の装備だそうだ。奥には2段式の寝台棚がある。幅は、JRのB寝台よりも狭かった。左に見える小部屋はトイレを装備するか、モノ入れとして使うか、ユーザーが選ぶようになっていた。

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▲バンまたは小型トラックベースのキャンピグカーの外観の一例。フェリーに積む場合の料金体系などから全長5m未満の車両が人気だそうだが、全長5mと言えば乗用車とほとんど変わらない。その短い全長に目一杯の居住空間を確保しようとするため、必然的にキャブオーバータイプとなり、運転性能(ドライバビリティ)や運転席・助手席の居住性は犠牲になってしまう。

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▲マイクロバスをベースにしたキャンピグカーも。さすがに室内は広く、快適に過ごせそうだったが、価格は1000万円以上。

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▲こういう撮り方をすると、トラックの展示会か何の展示会か、わからないのでは?

<おまけ>キャンピグカー・・・アメリカの場合
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▲こちらは、アメリカ・アラスカ州で見かけたキャンピグカー(米語では「キャンパー」)。明らかに、ベースは大型バス。日本の感覚からすれば、改装費も含めてウン千万するはずだが、アラスカで見かけたキャンパーはこのタイプが最も多かった。アラスカは、ウン千万ものキャンパーを所有できるような裕福な人たちばかりが集まる場所なのか、それとも、思っているほど実は高くないのか・・・リサーチできず。

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▲こんなふうに、後部にジープやSUVを牽引しているのも、よく見かけるスタイル。キャンパーを止めて、ドライブはドライブで楽しみましょう、ということなのだろう。それにしても・・・バスとして走れば何十人も運べる巨大な車体に、たいていは夫婦2人。燃料をバラマキ、道路を占拠し、アメリカ人とはなんとゼイタクな国民であろう・・・と、こういうのを見ても、思う。

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▲ピックアップトラックの荷台に積載するタイプのキャンパーも、多くはないが、まぁ見かける。これなら、トラックやバスに比べてドライバビリティもまずまずだろうが、中は狭そう。私が、唯一「買ってもいい」と思えるのはこのタイプだが・・・。




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内 容 ニックネーム/日時
お金がないと買えません・・
お金があれば、キャンピングカーで出掛けなくても豪華な宿を手配するでしょう・・
お金がない状態で買わないというと僻みに聞こえてしまいます・・
金持ちの道楽であることには変わりないのでしょうが・・。
私の場合はテントを張る方が楽しくて処分しました。
キャプスル
2016/09/05 10:08

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