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zoom RSS 2人乗り小型機墜落・・・視程不良の中で空間識失調?

<<   作成日時 : 2010/07/28 22:00   >>

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画像 新潟空港から札幌の丘珠空港に向かった2人乗り小型機が、行方不明になった。状況から見て墜落した可能性が極めて高いが、きょうの時点では墜落地点が判明せず、もちろん機体の残骸も見つかっていない。なぜ墜落? なぜ現場がわからない? 二つの「なぜ」を考えて見た。

 報道などによれば、消息を絶ったのは名古屋の中日本航空が所有するセスナTU206G、機体番号はJA3902。きょう午前8時49分に新潟空港を離陸し、有視界飛行(VFR)で北上し、午後0時49分に丘珠空港に到着する予定だったという。しかし、午前10時31分に青森県津軽半島の竜飛岬通過を報告したのを最後に、消息を絶った。また、午前10時40分ごろ、知内町の矢越岬と丸山(標高665m)の中間付近で自衛隊のレーダーから機影が消えたという。パイロットが持っている携帯電話のGPS位置情報も、行方不明後に知内町付近を示していた。

 JA3902機は5時間半分の燃料を搭載していたと言うから、出発後5時間半が経過して、不時着などの情報が一切ないということは、墜落したと考えるしかない。異常事態を告げる報告が一切なかったことからすれば、エンジンなど機体の異常は考えにくい。当時の天候は曇りで、霧も出やすい状況だったらしいから、雲や濃霧などで視界や方向感覚を失い、山や海に突っ込んだ疑いが、まず考えられる。陸地や水平線が見えなくなると、どんなベテランパイロットでも上下左右の感覚が麻痺し、空間識失調(バーティゴ)に陥る可能性があることは、空の世界では広く知られているし、これによる墜落事故も数多く起きているからだ。

 それにしても、墜落から半日経つのに、事故現場や機体の残骸を発見できないとは、どうしたことだろう。JA3902号機の消息不明が発覚した後、現場とされる松前半島一帯では、警察や海上保安庁、自衛隊、報道機関も含めれば10機を越えるヘリが飛び回っていただろう。いくら雲底が低く視程が悪いと言っても、山にぶつかった機体を半日も発見できないとは、おかしい。海に落ちて沈んだとしても、着水と同時に機体はバラバラになるのが普通だから、翼やプロペラの一部などが浮かんでいるはずだ。

 そもそも、レーダーから機影が消えた地点と言うのがどの程度正確なのか、疑問である。実は、各社の報道を見比べると、機影消失の地点が「福島町の岩部岳付近」(朝日新聞、NHK)、「知内町の矢越岬と丸山の中間付近」(HBC、HTB)、「渡島半島南部の上空約670メートル付近」(北海道新聞)、「知内町付近」(読売新聞)などと、微妙に表現が違う。レーダーの探知元も「自衛隊のレーダー」(HBC、朝日新聞)、「航空局のレーダー」(朝日新聞、NHK)、「函館空港のレーダー」(北海道新聞、読売新聞)などと違っている。(新聞はいずれも電子版で比較) 「航空局のレーダー」「函館空港のレーダー」は、同じ国交省航空局の函館ターミナル管制レーダーを指すものかも知れないが、ターミナル管制レーダーが、空港から50キロ以上も離れた地点の、こんな低高度(600〜700m)の航空機を捉えているものだろうか。自衛隊のレーダー情報にしても、自衛隊レーダーの性能は軍事機密であるはずなのに、これほど早い段階で、報道機関などに具体的な探知情報を流すだろうか。

 そもそもレーダーは、高度が低かったり山の影になると探知が非常に難しいから、レーダーから消失した地点が墜落地点とは限らない。視程不良で時機位置がわからなくなったJA3902号機が低高度で迷走、とんでもない場所に迷い込んだことも考えられる。だとすれば、ひょっとすると、まったく見当違いの場所を探しているのではないか。明日には、はっきりすると思うが、これだけの捜索態勢がありながら、事故発生から半日経っても墜落地点を特定できないことが、「もく星号墜落」の時代じゃあるまいし、やはり腑に落ちない。





 

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