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zoom RSS 羽田国際定期便就航でJAL・ANAが”初便”競争

<<   作成日時 : 2010/10/31 15:00   >>

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画像 31日にスタートした羽田空港の国際定期便で、JALとANAが「初便」競争、どちらが早く出発できるのかを競ったのだという。なんて子どもじみた競争だ・・・と思わないでもないが、新聞やテレビで「初便のANA機が出発」と報じられるのと「初便のJAL機が出発」では、インパクトがまったく違う、ということなのだろう。

5日前にフライングを申請したANA
画像 この競争、仕掛けたのはANAらしい。10月31日、羽田空港を最も早く出発するのはJALのサンフランシスコ行き(JL002)とANAのロサンゼルス行き(NH1006)で、ともに出発時刻は0時05分だ。両社そろって同時刻なのは、「0時00分」だと、「24時00分」と区別が付きづらく、搭乗日を1日勘違いする乗客が出てくる恐れがあるからだろう。ところがANAは、就航5日前になって、出発時刻を31日に限り「0時00分」とする変更申請を国交省に出し、許可を受けた。「初便」を狙った、あからさまなフライングだ。それを知ったJALは、変更申請は間に合わないと考えたのか、ターミナルの電光表示板の出発時刻だけを「0時00分」に変更。さらに本社から社員50人を応援動員し、乗客に早めの搭乗を促した。

■人海戦術のJALに軍配
 結果は、JALの勝利。応援部隊による人海戦術が功を奏したのか、JL002のランプアウトは予定より18分も早い23時42分、離陸は0時04分だった(産経新聞)。ANA機より先に出発が決まると出発ゲートの職員から歓声と拍手が起きたのだそうだ(東京新聞)。ANAのランプアウトは、JALに遅れること9分後の23時51分、離陸は0時07分だった。旅客機は、ランプアウトした時刻(車輪が動き出した時刻)が「出発時刻」だから、両便とも大幅な早発である。朝日新聞が、当時のゲートの様子をリアルに伝えている。「十数人の日航社員が声を張り上げた。「あと4名」「あと2名」。無線機で確認し、免税店の中までのぞいて乗客を探す」。「「なんでこんなに早いの」と戸惑う最後の乗客が乗り込んだのは同35分だった」。楽しい旅の冒頭から、落ち着かない思いをした乗客が、それなりにいたことだろうと思う。

 もともと旅客機の運航の場合、時刻表上の5分、10分の出発時刻の違いは、ほとんど意味がない。記録上も、15分以内の遅発・遅着は「定時運航」として扱われる。旅客機は、鉄道のように定刻になったらドアを閉めて即座に出発できるような乗り物ではないからだ。ボーディングブリッジを切り離し、管制官から出発の許可(ATCクリアランス)を受け、さらにプッシュバックの許可を得て、はじめて動き出すことができる。予定航路や滑走路・誘導路が混み合っていたら、許可は下りず、待つことになる。当然、出発許可を受ける時点で、乗客全員が搭乗してドアをクローズし、いつでも動き出せる状態でなければならない。チェックインした乗客がゲートに現れなければ、空港内を探すか、預けた荷物を下ろす必要があり、その分だけ出発は遅れる。爆弾が仕掛けられている恐れもあるから、現れない乗客(業界用語で"NO SHOW"と言う)の荷物を積んだままにして出発するわけには行かない。したがって、飛行機を定刻通り出発させるポイントは、1にも2にも、乗客全員を早く搭乗させることに尽きる。その意味で、JALが応援社員を50人も動員して、乗客を早めに飛行機に誘導したのは、飛行機を早く出発させるという目的に対しては、一応正しい。けれども、航空会社の「自己満足」のために、急き立てられて落ち着かない思いをさせられる乗客はたまったものではない。私も経験があるが、定刻よりもはるか手前から「お急ぎご搭乗くださーい」などとせっつかれるのは、なんとも気分の悪いものだ。

 両社がそこまでして競った「初便」だが、各メディアのニュースを見比べると、それほど差はなかったのかな、という気がする。テレビのニュースではほとんどの社が、就航セレモニーはJAL、離陸シーンはANAとか、バランスを取っていた。初便として報道されるPR効果を狙ったJAL・ANAのつばぜり合いは、思惑がはずれたということになるのではないだろうか。




■料金設定はなかなか強気だ
 ところで、羽田発着の国際線は、地の利の良さもあり、両社とも好調な予約率、年内便は75〜85%程度は埋まっているのだという。そこでふと思いつき、JAL・ANAの料金を比べてみた。条件は、1か月後の11月30日出発で1週間、JALはサンフランシスコ、ANAはロサンゼルス発着で、ホームページで予約可能なYクラス最安値。

 結果は、JALは88,300円(ダイナミックセーバー7、サーチャージ・税金等込み)。ANAは、11月30日の羽田発では格安運賃は既に満席で、248,000円の「エコ割スタンダードWEB」しか予約できない。格安の「スーパーエコ割7 羽田スペシャル WEB」が予約できるのは翌日の12月1日で、それだと82,700円(サーチャージ・税金等込み)で、JALよりは安い。料金に関しては、今のところ両社ほぼ互角に見えるが、クリスマス前の超オフシーズン(日本では、師走に旅行に出かけられる人は非常に限られている)にしては、なかなか強気の運賃設定をしているじゃないか、という印象がある。
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