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zoom RSS 蓮舫大臣「サマータイム検討」・・・残業ゼロなら節電効果は期待できるが

<<   作成日時 : 2011/03/22 23:00   >>

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 「サマータイム」という言葉を、政治家の口から久々に聞いた。90年代から何度も出ては消え、出ては消えし、福田康夫総理時代に法案提出寸前まで行ったものの、小泉純一郎の「関心しない。面倒くさい」の一言で葬られてしまったサマータイム導入論が、未曾有の大震災で発電所がメチャクチャになり夏場の電力不足が確実、というタイミングで復活して来ようとは、何の因果だろうが。

画像 何度も書いているように、私はサマータイム大賛成論者である。その立場からすれば、きっかけはどうあれ、サマータイム導入論が再び議論されるのは、おおいに結構だ。喜ばしい。蓮舫さん、ガンバレ! そもそも「サマータイム」は、「Daylight Saving Time(日光節約時間)」という英語名が示すとおり、日光の有効活用による省エネが目的だった。第一次大戦で、節電の必要に迫られたドイツとイギリスが導入したのが始まりである。第二次大戦時にアメリカでも本格的に導入(それ以前にも一度導入されたが不評のため中止)され、その後欧米各国に広がった。こんな歴史的経過があるから、節電に対する効果はそれなりにあるものと、私は思う。もっとも、蓮舫大臣の言う「サマータイム」には、時差出勤やフレックスタイムなど、厳密にはサマータイムとは呼ばない形態も含んでいるようだが。

 ただし、サマータイムが「節電」や「余暇時間の拡大」という本来の目的に従って機能するためには、大事な前提条件がある。「午後5時を過ぎて働かない」「残業は絶対にしない」という文化・風習の定着である。日本でサマータイム導入に反対論が多いのは、午後9時、10時まで働くのが常態化しているからだ、という意見がある。確かに、そんな時間まで働いていれば、いくら日没を遅らせてもオフィスは煌々と電灯をつけることになるし、エアコンも使うから、さっぱり節電にならない。

 3年前にアメリカを訪れた際に、サマータイムとアメリカ人の働き方をよく観察したが、彼らはホワイトカラーであれブルーカラーであれ、午後5時には確実に仕事を終え、5時半を過ぎたオフィスには誰もいないのが当たり前だ。日本人から見れば、彼らの働き方は非効率で不便なこと(仕事が遅い・進まない・連絡がとりづらい)も多いのだが、彼らはオフィスに仕事を残して帰宅することなど平気の平左で、明るいアフターファイブをエンジョイしている。その代わり、昼間は自分の仕事が最優先。アポなしの面会は受け付けてもらえないし、電話にもロクに出ず、その者にとって優先順位の低いメール用件は、返信もなかなか来ない。必要な人にいつでもコンタクト(面会・電話)できる・・・というビジネスで最も重要な側面を犠牲にしているから、みな日中に仕事に没頭でき、午後5時帰宅することができるのだ。現代社会で、特にホワイトカラーが「8時間労働」を厳守することは、ビジネス上の利便性を相当程度犠牲にすることと引き換えなのである。

 日本人にそれができるのか。電話に出ず、突然の来客に応じず、午後5時退社を目標にひたすらマイペースで仕事に打ち込むような働き方が、日本の会社で受け入れられるのか。もっと言えば、仕事と私生活と、どちらを大切にするのか・・・サマータイムはそこまでの「哲学的」な問いに答えを出し、初めて効果を発揮するものなのだが、蓮舫「節電啓発」担当大臣は、どこまでそれを理解しているだろうか。

「TBS NEWS」より


【関連ブログ】
サマータイム導入検討を機に頭の体操 (ジャーナリスト 萩谷 順 公式ブログ)
残業の慣行を含め、「サマータイム導入論議を契機に、企業文化、労働文化の改革とも併せて考えてみたらいかがでしょうか」という趣旨は、私の意見とも非常に近い。






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