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zoom RSS 嘉手納基地の戦闘機部隊は三沢へ?

<<   作成日時 : 2011/05/25 23:00   >>

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 普天間飛行場の機能を嘉手納基地に統合するためには、嘉手納の戦闘機部隊を三沢基地(青森県)に移駐させることが有力・・・アメリカ議会上院の軍事委員長、カール・レビン氏がこんな案を日本側に伝えている、とけさの朝日新聞が報じている。普天間飛行場の機能を単純に嘉手納に統合するだけでは地元が絶対に反対するし、運用上の難しさも生じる。レビン委員長らが今月12日に明らかにした提言によれば、普天間飛行場を嘉手納基地に統合するに当たっては、現在嘉手納に駐屯する戦闘機部隊の一部をグアムや日本の他の場所に移転させるのが前提、となっている。その移転先が、三沢基地というわけだ。

 検討に値する案ではないかと思う。三沢基地はアメリカ空軍と航空自衛隊の共用飛行場で、3000メートル級滑走路1本を持つ。1578ヘクタールの敷地面積は嘉手納基地(1995ヘクタール)と比べても遜色のない広さだ。日米地位協定に基づいてアメリカが管理しているので、敷地内なら格納庫や兵舎を自由に増設でき、アメリカにとっては都合が良い。本土で米軍が管理する飛行場としては、横田・厚木・岩国があるが、いずれも敷地面積は三沢の半分以下で、周囲に人口密集地をかかえているため騒音問題が常につきまとう。しかも厚木は海軍、岩国は海兵隊の管理なので空軍部隊がすんなりと移れるわけではない。基地の機能強化にはとにかく反対とか、在日米軍はとにかく日本から出て行くべきとか、そういう原理主義的論点を別にすれば、嘉手納の戦闘機部隊が移る先として三沢が最も適当と言われれば、そうだろうな、とは思う。

 このニュース、地元青森ではどう受け止められているのだろう。そう思って、青森テレビ・青森放送・青森朝日放送のテレビ3社と東奥日報・デーリー東北のWEBニュースをチェックして見たが、25日夜の時点では、東奥日報が「嘉手納の戦闘機 三沢移転が有力」という短い記事を載せているだけ。レビン氏の普天間嘉手納統合案が明らかになった瞬間号外まで出した沖縄のメディアと比べると、なんたる温度差だろうと思う。(しかもデーリー東北は、米軍基地の高校生が地元高校生と田植えで交流をした、というノーテンキな記事を掲載している) 北海道にいるので、地元メディアの温度感というのはインターネットで見るしかないのだが、テレビも新聞も「三沢移転案」を大ニュースとして扱わないところを見ると、地元の受け止め方はその程度、三沢基地に嘉手納の戦闘機が移って来ようとなんだろうと、さほど関心も問題意識も持っていないのかな、という気がしてしまう。沖縄メディアの基地問題に対する「熱さ」を見ているだけに、なおさらそう思う。実際には、三沢のF-16はすさまじい音を立てて飛び回っているし、陸上の建物などを標的に見立てて低空飛行するなど、自衛隊機が決してやらないキワドイ飛び方を、米軍はやる。道南では、これをやられて学校の窓ガラスが割れたこともある。そこに嘉手納のF-15が移ってくれば負担増になるのは間違いないはずなのに、青森メディアのこの静けさは、どうしちゃったんだろう、と思う。

 ついでに言えば、沖縄の地元紙、沖縄タイムスも琉球新報も、この件に関してはスルー。琉球朝日放送だけが、夕方ニュースで短く報じていた。レビン氏の提案のように簡単に裏が取れるネタではない、ということもあるのかも知れないが、全国紙が一面で報じている、沖縄・青森に大きく関係するニュースを、地元メディアが一切後追い報道をしないのは、なんだかおかしいと思う。

戦闘機を嘉手納に置いく必然性はアメリカにとってもないのだ
 ところで、アメリカ議会の大物議員が「嘉手納の戦闘機を三沢に移しては」と提案している、というのを聞くと改めて、沖縄のF-15部隊(第44、67戦闘飛行隊)は、べつに嘉手納に置いておかなくてもいいんだな、と思う。レビン氏と連盟で提言を発表したウェッブ議員が「嘉手納から分散しても太平洋地域には残るので問題ない」と語っているのが、逆の意味で微笑ましい。F-15の戦闘行動半径は1800キロ弱。嘉手納と三沢は直線距離で2000キロ以上離れているから、F-15を嘉手納に置くのと三沢に置くのとでは戦闘行動として進出できる地域がまるで違うのだ。海兵隊中尉として軍務経験もあるウェッブ議員が、こういうことを知らないはずがない。つまり、第44/67飛行隊をどこに置いておこうと、アメリカの戦略には影響がないのだ。

 もともと日本にいるアメリカ空軍の戦闘機部隊は、アメリカが世界のどこかで戦争を始めたときに、素早く戦地に展開するのが任務であって、日本を守るためでも周辺国ににらみを利かすためにいるわけでもない。戦地に急行するためには、アメリカ本土に固めておくよりは世界各地に分散させておくほうが、時差や気象条件などから都合が良く、日本が無償で広々とした基地を提供してくれるので沖縄に居座っている、それだけのことである。

三沢基地へ移転、有力視 嘉手納の一部、米議員が構想
 沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)を米軍嘉手納基地(嘉手納町など)へ統合する案を提言した米上院の重鎮、レビン軍事委員長(民主)らが、嘉手納基地の戦闘機部隊を米軍三沢基地(青森県三沢市)へ移転することが有力だ、と日本側の外交関係者に伝えていたことがわかった。
 三沢基地は2007年以降、嘉手納のF15戦闘機や米軍岩国基地のFA18戦闘攻撃機の訓練移転を受け入れてきた。普天間のヘリコプター部隊を嘉手納に統合すると騒音などが問題となるため、嘉手納の空軍を三沢に移して沖縄の理解を得る狙いがあるとみられる。
 レビン氏と連名で提言した米上院のウェッブ外交委員会東アジア太平洋小委員長(民主)は、最近の日本側関係者との会談で「提言で意図的に触れなかった点がある」と説明。嘉手納の空軍の日本本土への分散先として「三つほど検討できるが、特に三沢が有力」と伝えた。部隊が沖縄を離れることによる抑止力低下については「嘉手納から分散しても太平洋地域には残るので問題ない」と語った。


普天間基地移設問題 米側「空軍の一部を三沢基地へ」
 普天間基地をめぐって、アメリカ上院の有力議員が嘉手納基地のアメリカ空軍の一部を青森県三沢基地に移したうえで統合する案を、訪米した前原前外務大臣に伝えていたことが5月25日までに明らかになりました。
 ANNが入手した会談の議事録によりますと、上院のレビン軍事委員長は前原氏に普天間基地を辺野古沖に移設する日米合意案は「コスト的にも環境面でも現実的ではない」として実現不可能との見解を示しました。
 そして同席したウェブ上院議員が普天間基地の海兵隊を嘉手納基地に移転させた場合、騒音問題を解決するためにアメリカ空軍の一部を三沢基地に移す案が有力だという認識を示しました。
 そして、嘉手納基地の弾薬庫地区が活用されていない点を指摘し、その一部返還も念頭に嘉手納統合案を推進するべきとの考えを強調しました。





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