旅するデジカメ〜札幌発東京定住日記

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zoom RSS 原因究明よりも関係者の処罰が優先される風潮に違和感を感じる

<<   作成日時 : 2011/05/31 12:30   >>

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 北海道警察がJR北海道本社などに家宅捜索に入ったことを、昼のニュースで各局が大々的に報じている。27日深夜にJR石勝線で起きたスーパーおおぞらの脱線火災事故を受けて、業務上過失傷害の疑いだという。関係資料を道警が押収してしまって、事故調の調査活動に支障が出ないのだろうか、とふと思った。いつものことなのだが・・・大事故が発生したとき、事故調査委員会よりも警察の動きが注目される風潮、メディアがそれを大きく扱う傾向に、私は強い違和感を感じている。

 意識していない人が意外と多いが、警察の捜査と事故調の調査はまったく目的が違う。前者は関係者の処罰。後者の目的は、再発防止だ。

 警察が捜査をするということは、当事者(運転士・車掌・指令員・車輌検収員など)は業務上過失傷害事件の被疑者になるということで、最悪の場合は逮捕される。そこまではならないにしても、検事が起訴相当と判断し、裁判で有罪が確定すれば(執行猶予付きであっても)相当な社会的制裁が伴う。公務員ならば、職を失う。それならば、罪を逃れるために本当のことを言わない、あいまいな証言や黙秘に徹することは当然あり得る。それは、被疑者(被告人)の権利として、正当とされている行為でもある。しかし、当事者がそれをやってしまうと、事故の真相究明は遠のくことになってしまう。また、こういう刑事手続き先行は、事故を個人の過失・責任に回帰させ、それを招いた会社の仕組みや機械の設計、教育訓練の体制、そういうシステム全体にかかわる構造的なものから目を逸らしてしまう恐れもある。

 航空事故でもしばしば言われることだが、こういう交通機関が大事故を起こした場合は、当事者の過失は免責する代わりに真実を証言させる制度の必要性が、日本ではなぜ議論すらされないのだろう。





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