旅するデジカメ〜札幌発東京定住日記

アクセスカウンタ

zoom RSS オーストラリアでは米10キロが1200円〜TPP論争で思うこと

<<   作成日時 : 2011/11/13 10:41   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

画像 写真は、9月にオーストラリア・ケアンズに行ったときに、スーパーで撮影したもの。米(中粒米)10kgが14.99豪ドル(約1200円)で売られていた。日本の3分の1だ。どうしてこんな価格が可能なのだろう。日本のコメはなぜあんなに高いのだろう、と素直に思った。

 誤解のないよう書いておくが、現在のオーストラリアの物価は、安くはない。米ドルと豪ドルのレートが逆転した今では、食料品やワインなどを除き、ほとんどのものが日本やアメリカよりも高い。食料品と言っても、安いのは農産物だけで、加工品やレストランの食事はそれなりにする。要するに、人件費が高いから、人の手を介したものは高いのだ。にも関わらず、コメ10キロが1200円という価格。大規模化と徹底した効率化、経営努力のなせるワザなのだろうな、と思う。

 TPP(環太平洋パートナーシップ協定)が発効すると、安い外国産の農産物が入ってきて、日本の農業がダメになる、という主張をさんざん聞かされた。けれども、ホンマかいな? というのが正直な気持ちだ。その論法で行くなら、日本の農業はとっくにダメになっているじゃないか。同じコメを作っても、オーストラリアの3倍の値段になってしまう日本の農業なんて、もう存在価値を失っているじゃないか、と思う。中学の社会科の教科書に出ているが、日本の農業の圧倒的多数は兼業農家、それも農業以外の収入を主とする第2種兼業農家である。理由は簡単。農業を真剣にやっても儲からないから、だ。大規模化、効率化を阻み、農「家」を保護する政策が、日本の農業を、高コストで競争力のないものにしてきた。農業の競争力を高める政策が取られて来なかった。そうやって日本の農業をダメにしておいて、政府の保護政策に甘えてきて、いまさら「外国から安い農産物が入ってきたら農業がダメになる」なんて、よくぞ言えたもんだと思う。日本の農業はとっくにダメになっているのだ。輸入農産物と対等な勝負ができるくらいに日本の農業を強くして行こう、という発想になぜならないのだろう。

 TPPには様々な問題点があることは承知している。賛成か反対かと言われれば、現時点で私は反対である。けれども、既得権の上に安住し、保護政策でさんざん甘やかされてきた側が、「安い外国製品が入ってきたら国内産業がダメになる」(こんな理屈、20年も前から聞いている)と叫ぶ姿、それも共産党から自民党右派までそろってコブシを振り上げる絵図に、なんとも言えない胡散臭さ、ウソ臭さを感じてしまうのだ。





Ocean Radio@2011

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
オーストラリアでは米10キロが1200円〜TPP論争で思うこと 旅するデジカメ〜札幌発東京定住日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる