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zoom RSS 食べログやらせ問題〜ああいう仕組みにはこういう問題が付き物ではないか

<<   作成日時 : 2012/01/08 23:00   >>

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画像 テレビのワイドショーや報道番組が盛んに取り上げている飲食店情報サイト「食べログ」のやらせ口コミ、やらせ業者問題。私はかなり冷めた見方をしている。食べログは、飲食店の口コミ情報を自由に見たり書き込んだりできるので、外食の店選びの際に頼りになると人気だそうだが、それを逆手に取って、飲食店から金をもらい、店に好意的な書き込みを組織的に行うやらせ業者が存在するのが問題だと言うのだ。

 やらせは良くないし、飲食店から金をもらってやらせを専門に行う業者の存在するなど、モラルとしては言語道断だと思う。が、厳しい言い方をすれば、オープンに誰でも書き込みできる仕組みを採用している以上、そういうヤカラが現れることは自明の理なのだ食べログの運営会社は、やらせと思われる書き込みを削除するなど自営手段は取っているようだが、イタチごっこだろう。かと言って、やらせ投稿者ややらせ投稿業者を偽計業務妨害罪に問えるかと言えば、法理的に犯罪を構成する可能性はあるにせよ、やらせと立証するのは非常に困難だし、そんなことで警察や検察の限られたリソースを消費することが社会に対して有益だとは私は思わない。

画像 この問題、ネットに代表される出所不明、身元不明の口コミ情報をどこまで信用するか、信用されるべきか、という問いを投げかけていると、私は思う。テレビでは、食べログの口コミにやらせが混じっているならサイトそのものを信用できない、みたいな市民インタビューが紹介されていたが、そりゃ違うだろう。サイトは書き込みの場を提供しているだけ。口コミ情報を信用して店に足を運ぶかどうかは客次第ではないか。厳しく言えば、口コミのウソを見抜けなかったアンタがアホなだけだろう、と私は思う。情報誌やテレビなど既存メディアが信用されなくなり、その反動で口コミサイトが人気を集めている、と解説しているキャスターもいたが、私は口コミを頼りに店に足を運ぶ人に聞きたい。既存メディアがそれなりのカネと手間をかけ、版元としての責任も明示して紹介するグルメ情報が信用できず、どこの馬の骨ともわからぬ口コミをどうして信用できるのか、と。

画像 書き込み自由の口コミと言えば、Amazonにも似たような仕組みがある。書籍の内容や商品の使用感を自由に書き込むレビューのコーナーだ。本を買うときはAmazonもよく利用するが、私はこのレビューは、見たとしても参考程度に軽く読む程度で、商品選択の決定的な情報として利用したことは一度もない。なぜなら、レビューの内容は本の紹介と言うよりはごく簡単な感想程度、それも著者の好き嫌いを軸に書かれた幼稚なものも多く、まったくアテにならないからだ。特に、近代史とか政治問題とかメディア論とか、賛否が両極端に分かれるジャンルの本でこの傾向が強い。中には、著者への個人攻撃であったり、中味をきちんと読んでいるとは到底思えないレビューもある(さすがに最近は、ひどいレビューはすぐに削除されるようだが)。誰でも自由に書き込めるようにしておけば、こんなもんだと思うから、けしからんなどとはまったく思わない。信用しないだけである。本を選ぶなら、その著者の職業や経歴、メディアでの日頃の言動や寄稿内容が何よりも重要な手がかりだ。信頼できる人の推薦もかなりアテになるし、本のおおまかな内容をコンパクトに把握するには新聞の書評欄が便利だ。手に取って中身を見れないネット書店ではいろいろな情報を基に買う買わないを決めるしかないが、書き込み自由なレビューへの依存度は、非常に低い。

 食べブロのやらせ問題もそんなもので、店を選ぶ要素、その店を自分が気に入るかどうかのポイントは、立地だったり価格だったり席数だったり営業時間だったり店員の振る舞いだったりいろいろあるわけで、口コミだけで決められるわけがないだろうと私は思う。何よりも、こんなものにばかり頼っていると、店の良し悪しを嗅ぎ分ける力、お気に入りの店を見つけ出す力が間違いなく退化する。

 食べログのような自由書き込みの口コミ情報にはやらせが混じっているものと思い、それに過度に依存する習慣をやめればいい話じゃないか、と私は思う。

【関連記事】
J-CAST「食べログ」やらせ書き込み―月12万円で店はモト取れたのか
J-CAST食べログ「やらせ書き込み」で消費者庁調査
日経レストランONLINE 「食べログ」やらせ投稿を考える
やらせ業者は、「インターネットのことはよく分からない」という飲食店を“カモ”だと考えています。無知につけ込まれた店は被害者には違いありません。しかし、ネット上の様々な情報を吟味してお客が店を選ぶ時代、ネットは飲食店にとって必修科目になったのだと思います






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内 容 ニックネーム/日時
投稿内容は、匿名である以上は、情報の出所が、一般ユーザーかどうかを確認することが、極めて困難です。
この様なものを、「一般ユーザーのリアルな口コミ」などと表現し続け、ユーザーに誤認を与え続けてきた結果、ヤラセ業者が誕生したのだと思います。
消費者庁は、ヤラセ業者の調査を行っていますが、食べログの「一般ユーザーのリアルな口コミ」という表現も、消費者に、信憑性があり優良であると、誤認を与えているものであると思います。
消費者庁は、食べログに対して、改善命令や排除命令を出すことが、望ましい対応だと思います。
食べログがなくなれば、ユーザーは、インターネット上で口コミに代わる情報を探すときに、個人のブログを対象にする事になると思います。
この方がまだ信憑性があり、この様な情報収集が盛んになれば、情報を提供する側(ブロガー)も、積極的に情報を提供するようになり、現状よりは、健全化するのではないかと思います。
カカクコム自体、他業種を過度な競争に巻き込み、漁夫の利を得るといった、えげつないことをしているので、これを機に、この様な日本経済そのものを食い物にするような、えげつないビジネスは、徹底的に取り締まってもらいたいものです。
国が、このような悪行にきちんとメスを入れれば、日本の経済は、活性化していくのではないかと思います。
hagechabin
2012/01/15 00:52

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