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zoom RSS 青函連絡船「羊蹄丸」いよいよ解体へ

<<   作成日時 : 2012/03/26 09:43   >>

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 お台場で係留展示されていた青函連絡船「羊蹄丸」が、解体に向けてきのう旅立ったことを、けさの新聞で知った。船は愛媛県新居浜市に回航され、数ヶ月の一般公開の後、解体される。

 何度も書いてきたように、トンネルのなかった時代、北海道と本州の間でヒト、モノを運び、歴史を刻んできた貴重な船が解体されることを、重ねて残念に思う。青函連絡船は函館と青森に一隻ずつがまだ残っているが、北海道出身者からすれば、連絡船は東京で展示保存されていることに大きな意味があったのだ。北海道に行くために、かつて船に乗らなければならなかった、ヒト、モノを運ぶためにこれだけ大きな船を要する場所だった。長距離移動は飛行機でしか経験したことのない世代には想像しにくいことだと思うが、北海道の遠さ、日本列島の長さを実感を伴って伝えるために、青函連絡船は東京に残しておくべきだったと思う。

 そして、歴史的に価値のあるモノがこうして「費用」を理由に解体撤去されてしまう社会、過去にこだわりがなく、何でも棄てて水に流して平気でいる国民性を、重ね重ね残念に思う。世界の主要国で日本ほど「歴史を刻んできたモノ」が保存されていない例を、私は知らない。

 新居浜市への回航・解体は、「えひめ東予シップリサイクル研究会」による廃船のリサイクルシステムの研究が目的だ。大型船の解体は世界的にノウハウが確立されておらず、バングラデシュなどの途上国で現地住民が手作業で解体しているのが現状だ。廃材は現金化され、住民の糧とはなるものの、当然ながら作業環境は危険劣悪で事故も多い。そういう現状を改善する一助となる可能性があることが、せめてもの救いかと思う。

青函連絡船「羊蹄丸」解体が決定〜歴史的遺産の保存展示に価値が見出されない社会(2011年11月10日)

船の科学館、来月末で事実上の閉館(2011年8月6日)

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■バングラデシュでの廃船解体の様子は、こちら
 バングラデシュの廃船解体作業 / 鉄を喰らう者たち




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