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zoom RSS 「123便」はやめろよ・・・新千歳空港の大空ミュージアム

<<   作成日時 : 2012/08/12 10:00   >>

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画像 新千歳空港のターミナルビル内に、航空の歴史を展示するミニミュージアム「大空ミュージアム」がオープンした。シュミレーター(と言ってもオモチャみたいだが)があったり、マーシャラーが使うパドルやイヤプロテクターがあったり、ちょっとした時間を過ごすには、なかなか楽しい。そこに、客室乗務員の疑似体験ができるというコーナーがあり、ジャンプシートに座って機内アナウンスが聞けるようになっているのだが、ボタンを押して流れて来たアナウンスは「おおぞら航空123便新千歳空港行きをご利用くださいまして・・・」というもの(下記に動画)。

 オイオイ、こういう場所で「123便」はねぇだろ、と即座に思った。123便とは、27年前に起きた日航ジャンボ機墜落事故の便名だ。日本最大の航空事故で、520名が亡くなった。作った人間も監修した人間もそれに気付かなかったとしたら、なんたる鈍感さだろうか。航空全般に多少なりとも思い入れがある人間なら、模擬アナウンスでこういう便名は入れないだろう。

画像 きょうは、あの事故が起きてからちょうど27年目に当たる。前にも書いたが、「圧力隔壁破壊→急減圧→尾翼破断」という事故調が立てた筋書に、いまだに多くの人が納得していない。相模湾に沈んだ尾翼の回収調査を実施すべきなのに行われず、メーカーであるアメリカへの政治的配慮なのか、事故原因調査は中途半端なカタチで終わっている。原子力潜水艦まで動員し、4000mの海底から2年もかけてブラックボックスを回収したフランスの調査委員会(AF447便墜落事故)とは、調査に対する姿勢そのものが違っている。

 けさの新聞には、事故の遺族や関係者の高齢化が進んでいる、というカレンダー記事(注)が出ていた。ミュージアムのアトラクションに「123便」なんて言葉を入れて平気でいるのを見ると、事故の記憶は確実に風化しているな、と思う。

 123は単なる数字の並び。考えすぎですか? 考えすぎで結構。私はべつに親族や友人を事故で亡くしたわけではないのだが、「123便」のワードは、一生私の頭の中から離れない。

カレンダー記事:「X事件からN年」式の「P月Q日」になると必ず紙面に載る定型化した記事。日航ジャンボ機墜落事故はその代表例で、毎年繰り返される慰霊行事の取材記事が、毎年8月12日の紙面に載る。(鳥賀陽弘道「報道の脳死」新潮新書2012年、68-73p)

YouTubeを検索したら、事故直後のニュース映像を含む、貴重な映像がゴロゴロと出てきた。事故の記憶を風化させないために、こういう映像資料は決して削除・消去されてはならない。

■日航機消息不明を伝えるニュース速報(テレビ朝日 1985年8月12日)

■Youtubeで公開されているJAL123事故のドキュメント





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