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zoom RSS シンガポールのタクシー車はヒュンダイが席巻していた

<<   作成日時 : 2012/08/25 23:00   >>

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画像 ホテルでタクシーを呼んだら、やって来たクルマは韓国ヒュンダイ(現代)の大型セダン「グレンジャー」だった。私たちの大型スーツケース2台が楽々トランクに収まるし、車内も広く快適だった。

 シンガポールのタクシーを気にして見ていると、ざっと8割が韓国車だ。ブランドはヒュンダイが圧倒的で、たまにキア(起亜)も見かける(どちらも現代自動車グループ)。12年前にシンガポールを訪れた時には、タクシーは100%日本製のコロナやマークIIだったから、様変わりだな、と思う。いまや日本メーカーのタクシー車は、2割程度の希少車になってしまった。

 ヒュンダイの乗用車は一時期日本でも輸入販売され、「クルマのユニクロ」などとメディアが取り上げたこともあったが、あまりの売れ行きの悪さに10年程度で撤退してしまった。車両価格の安さから、個人タクシーやレンタカーなどで採用されたこともあったらしいが、いまネットで検索すると、「故障が多すぎる」とか、ネガティブなコメントばかりが出てくる。

 けれども、シンガポールでタクシー車としてこれだけたくさん走っているのを見ると、故障が多いとか品質が低いとか、そういう風評は必ずしも当たっていないだろうな、と思う。国土の狭さから、タクシーと言えどもそれほどの距離は走らない、という国情はあるかも知れないし、韓国が輸出振興に国をあげて取り組んだり、ウォン安円高で価格差が日本以上に大きい、ということもあるだろう。が、信頼性が重視される業務用車両において、10年程度でこれだけ韓国車の進出が進むとは、自動車として相当な品質を担保しているのだろう、と認めるしかない。少なくとも、トラブルの頻度が車両価格から見て経営的に許容の範囲内、ということなのだろう。こういうことは、日本から一歩外に出て見なければ、まったくわからない。

画像 調べてみると、ヒュンダイグループ(キアを含む)の2011年世界販売台数ランキングは、5位なのだそうだ。日経新聞が今年2月に報じた数値を右に載せておく(表はブログ「世界四季報」より)が、ヒュンダイの売上はトヨタや日産ルノーよりは少ないが、ホンダの倍以上のクルマを売っている。中国では既に日本勢を抜き、VW、GMに次ぐ第三位だ。もちろん、韓国の乗用車メーカーが事実上ヒュンダイ1社なのに対し、ベスト10内だけで4社がランクインする日本勢は世界トップの自動車生産国であることに間違いない。ベスト10内だけで見ても、日本メーカーの販売台数は韓国の3倍を軽く上回る。しかし、10年前なら日本車の影に隠れてまったく存在感がなかった韓国車が、ここまで販売台数を伸ばしている(12年間で3倍以上)ことは、驚くしかない。政府の輸出振興策や販売網の整備などがあったとしても、クルマとしてちゃんとしていなければ、ここまでシェアを伸ばすはずがない。

 安くて高品質という日本車の看板は、日本車の専売特許ではなくなったことを、率直に認めるべきだと思う。その上で、日本の自動車は何を売りに、世界で勝負できるだろうか。

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▲シンガポールのタクシーの約8割が、ヒュンダイ・グレンジャー(現地名はAzera)。ぱっと見はトヨタ・カムリにもソックリだが、車体が大きいだけに中が広く、乗り心地はいい。

▼こちらは日本でもお馴染みの、トヨタ・クラウン(日本名・コンフォート)。グレンジャーと見比べるとかなり小ぶりで、デザインも一時代以上前だな、と思ってしまう。
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 少し前の情報だが、こんな記事を見つけた。シンガポールのタクシーは約2万4000台。2010年の時点で、その47%がヒュンダイ車だったそうだ。その後もヒュンダイ車の導入が続いたとすれば、私が観察した「8割がヒュンダイ」という感触も、あながち的をはずしたものではなさそうだ。
【シンガポール―販売】現代自動車、星タクシー最大手に3000台納入(2010年3月11日)
 現代自動車は10日、シンガポールのタクシー最大手コンフォートデルグロ(ComfortDelGro)にディーゼルエンジン搭載の中型セダン「ソナタ」3000台を販売する契約を結んだことを明らかにした。年内に納車する。需要に応じて2000台を追加で納入するという。売却額などの詳細は公表されていない。
 地元メディアによると、シンガポール政府は2006年末から新規に導入されるディーゼルエンジン搭載のタクシーに欧州の排ガス規制「ユーロ4」の準拠を義務付けてきた。これを受け、コンフォートデルグロは老朽化したトヨタ「クラウン」をソナタに切り替えることを決めた。
 シンガポールでは現在、タクシー会社8社が営業しており、このうち「コンフォート・トランス」と「シティー・キャブ」はコンフォートデルグロが運営する。同国内で営業するタクシーは2万4000台で、このうち約6割に当たる1万5000台がコンフォートデルグロ傘下の2社が所有する。
 現代自が今回、ソナタ5000台を納入することになれば、07年末からの累計で1万1500台に上り、コンフォートデルグロ傘下の車の76%、シンガポールのタクシー全体の47%を占めることになるという。





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シンガポールにて・・・タクシー事情
 ビールやらタバコやらレストランやらホテルやら・・・諸々の物価の高さを考えると、シンガポールのタクシー料金はとても安いと思う。日本円換算で、およそ半額くらいだ。シンガポール空港から中心部まで、約20キロを20分で走って16.8SGD(約1400円)、シンガポール市内を11キロ移動して11.8SGD(約1000円)、こんな感じ。しかも車体は韓国の大型セダンが多く乗り心地も良い。あの物価高のシンガポールで、タクシーの料金があれほど安くて、運転手たちは生活して行けるのかと、ついつい余計な心配をし... ...続きを見る
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