旅するデジカメ〜札幌発東京定住日記

アクセスカウンタ

zoom RSS あれから2年・・・気仙沼にて

<<   作成日時 : 2013/03/09 23:00   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

 東日本大震災から2年が経つのを前に、震災現場を駆け足で見てきた。現地に足を運ぶのは今回が初めて。実際に見て感じたことは、テレビなどメディアが伝えるのは震災のごく一部、表層的なものでしかないということ。「復興」「絆」「がんばろう」「元気を出そう」・・・メディアを通して語られる、あらゆるスローガンがむなしく思えてしまった。

第十八共徳丸
 新聞などで何度も報じられている、気仙沼市の鹿折地区に津波によって運ばれた大型漁船。全長60メートル、重量300トン以上もある鉄の塊を800メートルも内陸まで運んでしまう津波の威力には、言葉もない。が、問題なのはその後始末。気仙沼市は、震災を後生に伝えるモニュメントとして保存したいと、船を所有者から借り受けているが、保存に反対する住民も多く、結論が出ないまま2年が経った。船は当時のまま、巨大な船体を横たえている。
 歴史的価値のあるものは、出来る限り保存すべきだと前々から私は考えているが、「あの船に自分の家を破壊された。見るたびに津波を思い出すなんてまっぴらだ」という住民の声を、無視するわけにもいかないだろう。市は今年度いっぱい(3月末)までに方向性を出す方針らしいが、解体・撤去の可能性も高いだろうな、と思う。
画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像


打ち上げ船、「震災遺構」か解体か 気仙沼市で賛否
(2013/2/6 12:47 日経電子版)
 宮城県気仙沼市で、東日本大震災の津波で海から約800メートル内陸に打ち上げられた大型漁船「第18共徳丸」の保存を巡り、市民の賛否が分かれている。惨事の教訓を後世に伝えようと、市は震災遺構として残したい意向だが、解体を求める声は多い。保存する費用も巨額で、前途は多難だ。
 「あの船で家が壊された。鎮魂の対象としてふさわしいのか」。市が昨年末に開いた地区住民の集会。保存に対し「悲劇を伝えるのに必要」など賛成の声があった一方で、反対意見も相次いだ。
 共徳丸は全長約60メートル。同市のJR鹿折唐桑駅そばに打ち上げられ、周囲が更地のため異彩を放つ。花を手向けるボランティアや訪問客も多い。
 市はこの集会で、保存案として(1)東京ドームのように覆う(2)高い樹木を植えて囲む――の2パターンを提示。併設の資料館と合わせ、整備費用は小規模でも(1)は9億〜10億円、(2)は4億〜6億円との試算を示した。
 「整備費用の大半は政府で負担するのが条件」。担当者はこう述べ、運営費の市負担は年1千万円が限界とも話した。
 地元自治会が地区住民に実施したアンケートでは、回答した50人のうち「解体すべきだ」が39人。「保存すべきだ」は3人にとどまった。
 市は船を所有する福島県いわき市の水産会社「儀助漁業」から船体を借り、そのままにしているが、同社は「住民が反対している」と市に解体を要請した。柳内克之社長は「建物と違い、船は鉄の塊で劣化が早く、後世まで保存できない。所有者として責任ある行動を取りたい」と話す。
 船がある土地の地権者は5人。そのうちの1人で、写真店経営の佐川真一さん(58)は「結論を早く決めてもらわないと、復興に向けて動き出せない」と困惑する。
 市が船体を借りている契約期限は3月末まで。菅原茂市長は「年度末が保存か解体か判断する一つの目安だ。市としては保存の可能性を追求したい」と話している。〔共同〕


気仙沼市内
 共徳丸の周囲もそうだが、津波で浸水した部分のほとんどが、だだっ広い空き地のままとなっていた。ガレキは撤去されているが、跡地に住宅などが建つ気配はない。ところどこにプレハブの仮店舗が見える程度。津波が押し寄せたままの状態で放置されている建物も、ところどころ目にした。「復興は進んでいない」とは聞いていたが、それの意味するところの深刻さが、現場に立って初めて理解できた気がした。
画像

画像

画像

画像

画像
つづく





Ocean Radio@2013

@oceanicradioをフォロー



写真日記 ブログランキングへ

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
共徳丸解体へ・・・「後世のことより、今を生きる人たちの心境を考えて決めた」
 東日本大震災の津波で漁港から内陸へ1キロほど流されて気仙沼市街地に打ち上げられた大型漁船「第十八共徳丸」が解体される方向だと、複数の新聞が伝えている。現在、共徳丸は船主の儀助漁業(福島県いわき市)が気仙沼市に無償で貸し出しているが、その契約が3月末で期限ととなり、儀助漁業は契約を更新せず打ち切り、自社で解体する考えなのだという。気になっていてネットでニュースを検索していたら、出てきた。こういうことすら、東京で普通に新聞を読んでいる程度では、気付かない。 ...続きを見る
旅するデジカメ〜札幌発東京定住日記
2013/04/06 10:33

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
あれから2年・・・気仙沼にて 旅するデジカメ〜札幌発東京定住日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる