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zoom RSS 成田〜バンコクでA380初体験!

<<   作成日時 : 2013/08/18 23:00   >>

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画像 今年の夏休みは、家族で1週間タイで過ごす。 

 タイ国際航空の成田〜バンコクで、念願のA380初体験を果たした。旅行先をタイにしたのは、半分くらいはA380に乗るのが目的だ。バンコクは、成田からのA380就航先としては最も気軽に行くことができるし、チケット代もそれほど高くない。タイ国際航空のHPで5月にチケットを予約したが、家族4人でのバンコク往復は、同じ時期に夫婦2人でハワイに行くよりもずっと安かった。希望のエアライン・便があってチケットを取る場合は、旅行代理店や航空券予約サイトよりも、HPでエアラインから直接買うのが最もおトクであることも、書き添えておこう。


乗客500人・長蛇の列!
 タイ国際航空のA380の仕様は、座席定員が3クラスで506人。そのうちエコノミー(Y)は400人だ。まず感じたのは、国際線で500人の乗客をさばくのは大変なことだな、ということ。チェックインの列が長い! 搭乗予定のTG677便の出発時刻は17時25分。カウンターがオープンするのは出発の2時間40分前の14時45分だというので、その時刻ちょうどにカウンターに行くと、既に長蛇の列となっていた。Yクラスなので普通に列に並んでパスポート・チケットの確認を受けて搭乗券を受け取り荷物を預けるわけだが、国内線チェックインの3倍は時間がかかるので、遅々として進まない。列の終端に着いてから手続きを完了するまで、50分。続いて搭乗待ちの列が、これまた長い!搭乗開始のアナウンスがあってから列に並んだが、それでも搭乗口にたどり着くまでに15分かかった。

 考えてみたら、これまでで最大の旅客機だったB747でも、国際線3クラスだと定員は350人程度。F、Cクラスの定員が多いと250人くらいしか乗せない。B777-300だと、一度に乗るのが300〜200人。A380はそれの倍近い人数を一度に乗せるわけで、チェックインや搭乗口の列が長くなるのは当然だ。航空会社からすれば、従来と変わらない数のグランドスタッフで倍の乗客をさばけるわけで、それだけ効率の良い機体であることは間違いないだろう。

4発機ならではの静かな機内
 離陸時に感じたが、エンジン音がとにかく静かだ。B777-300と比べると、息でも吹き掛けている程度にしか感じない。エンジン一基あたりの推力はB777の半分程度しかないからで、まさしくこれが四発機の余裕というものなのだろう。座席が主翼付近だったせいもあるだろうが、巡航中も従来機に比べて静かだな、と思った。

Yクラスの快適度が従来機と大きく変わるわけでは・・・
 機内に入ってみると、ドア周りやトイレ、ギャレー周りの共用スペースがB747やB777よりは少しゆとりがあるのかな、と感じる程度で、「広い」という実感はほとんどない。Yクラスの場合、一人当たりのスペースは従来機とほとんど変わらないのだから、当然と言えば当然だ。そうでなければ航空会社は収益が上がらない。

 それでも、最新式のシートは快適だし、座席にUSB端子やAC電源が付いているのは非常に助かる。それから、座席背面の10.6インチ画面を中心としたエンターテイメントシステム。映画やテレビ番組などが数百のメニューから好きなものを選んで楽しめるし、一時停止や巻き戻しも自由にできる。無料で貸してもらえるヘッドフォンは電気式で音質もなかなか。音量を「大」にすると横の席に音が漏れるほどの音圧の高さで、無料で利用できるYクラスのものとしては、これまで経験した中で最高だな、と思った。

 食事をして、少しウトウトして、映画を1本見ると、バンコクまで5時間40分のフライトタイムはあっという間だ。 2人の子どもたちも、普段見れないアニメ映画などを好きなように見て、まったく退屈せず。機内エンターテイメントシステムの力は、偉大である。

航空会社にとっては「儲かる機体」
 A380だから・・・と言うより、最新鋭の旅客機で最新のサービス設備を備えているから、乗り心地が良い、そういうことなのだろうな、と思った。Yクラスに乗る限り、チェックインの列は長いし、乗り降りに時間はかかるし、荷物もなかなか出てこないし・・・で、A380ならではのメリットがそれほどあるとまでは思えなかった。B787は当然A380と同レベルの客室設備を備えているし、一世代前のB777やA330も、A380並に客室設備をグレードアップさせた機体が出てきている(JAL SKYSUITEなど)。これらの機体の方が、チェックインから荷物の受け渡しまで含めたトータルの快適度では、乗客が少ない分だけ快適ではないかな、というのが正直な感想だ。ただ、それもこれも、乗ってみて(それも定期営業フライトの国際線に6時間乗ってみて)初めて言えることであり、そういう機会を持てたことは貴重な体験だったと思う。

 それから、もう一つ言えることは、A380は高需要の国際線に投入する限り、間違いなく航空会社に高収益をもたらす機体であるということ。1日500人の移動需要がある路線なら、250人を2度に分けて運ぶよりは500人をまとめて運んだ方が効率が良いのは誰が見ても明らかで、空港の発着スロットも有効に使える。列が長いなど、乗客(主にYクラス)には不便をかけるが、エアラインや空港からすれば「大きいことはよいこと」なのだ。

 かつてB747が世界中で売れまくったように、そしてB777で最も売れているのが大型で長距離飛行が可能なB777-300ERであるように、大型・長距離機材は今も昔も航空会社から最も必要とされるモデルであると言えるだろう。

 A380を満席にできるような高需要の国際線というのはそれなりにあるはずで、そういうところに向けてこれから先もA380は売れ続けるだろう。それは世界の旅客機の勢力図、ボーイングvsエアバスの対決の構図を大きく変えてゆく可能性がある、とさえ言えるのではないかと思う。

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▲第1ターミナル南ウィング・46番ゲートから搭乗。ゲートのかなり手前から、この登場待ちの列!
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▲10.6インチの液晶画面とコントローラー、その左側にUSB端子。スマートフォンやタブレットを電源を気にせずに使えるのは非常にありがたい。
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▲PCを使いたい人には通常のAC電源もあるのだが、座席下で見つけにくい上に、延長コードがないと届かなかったりで使いやすいとは言えない。せめて肘掛にでも付けてくれればよかったのだが。
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▲メインデッキ(1階席)はオールエコノミー。広さの印象はB747と同じくらいかな、という感じ(実際には30cmほど幅広だが) 非常口の位置に合わせて4つのコンパートメントに仕切られているので、1コンパートメントの広さは意外とコンパクトに感じられる。
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▲アッパーデッキ(2階席)のファーストクラス(下写真)&ビジネスクラス。A380に合わせて開発された最新仕様のシート・インテリアなので、さすがにゴージャス。こんな座席なら、何十時間でも乗っていたいな、と思う。アッパーデッキ最前部には、ファーストクラス専用のパウンダールームとラウンジスペースも。当日は、ビジネス・ファーストともに満席だったとのこと。(到着後、許可を得て撮影)





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客観的に見て、筆者様の強調してらっしゃる「A380が効率的で高収益」というのには引っかかる部分があります。人件費などの観点から、毎日必ずA380が満席になる需要のある路線に投入すれば効率はいいでしょう。しかし現実にそれほどの需要をもつ路線というのはニューヨークなど大空港発着路線であってもなく、ドル箱と言われている路線であっても1年通してA380が満席になるようなところはありません。1度に運ぶことで節約できる人件費もA380が空席になったときの損害よりは明らかに小さく、リスクが圧倒的におおいのが実情です。そのため、コンパクトサイズのボーイング社の最新型機B787の発注が好調なのに対し、A380の発注数は大きく伸び悩んでいます。B747の退役が進み、大型機より効率的な機体が流行ってるいま、A380のようなでかいだけの機体は流行らないでしょう。
エム
2014/03/24 20:37

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