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zoom RSS レガシィワゴン販売終了・・・受け継がれない遺産(レガシィ)

<<   作成日時 : 2013/11/01 23:00   >>

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 おとといあたりからメディアで流れている「レガシィツーリングワゴン・販売終了」のニュース、レガシィユーザーとしては、やはり大いにがっかりした。レガシィと言えばワゴン。レガシィは日本の自動車市場に「ステーションワゴン」という車種を定着させた、草分け的存在なのだから、車名は残るにせよ、ワゴンという形式がレガシィから消えるのは、とても寂しい。

 報道によれば、レガシィツーリングワーゴンは、来年市販される新モデル「レヴォーグ」に移行。スバルのワゴン市場は新モデルが受け皿となるのだそうだ。レヴォーグは、現行レガシィとインプレッサの中間の大きさで、スバルが発表しているイメージ写真によれば、スポーティーさ、軽快さを強調したスタイルになるようだ。東京モーターショーにはレヴォーグの量産先行車(来年市販なので、市販車と大きな差異はないと思われる)が展示され、今年のモーターショーの見所の一つなのだとか。

 レガシィワゴン販売終了の理由は一にも二にも、売れ行きの不振にあるらしい。読売新聞によれば、2012年度の販売台数は2万4200台(セダン・SUVタイプを含む)。最盛期の1996年に9万台を売ったのに比べれば、見る影のないほどの落ち込みようだ。もっとも、現行レガシィの販売目標は月間2000台と発表されていたから目標通りに売れてはいるわけだが、この目標数値自体が往年のレガシィ人気からすれば低すぎる数値であり、スバルとしては、もっと台数を稼げるモデルを投入し、日本市場で本気の勝負をしようということなのだろう。

■大型ワゴンは日本では流行らない
 2009年に発表されたレガシィの現行モデルは、北米市場のニーズに合わせて車体を大型化し、エンジンも2.0Lから2.5Lに拡大した(後に2.0Lターボも追加)。大型化の効果はてきめんで、車室はクラウンか?と思うほど広くゆったりとし、後部座席の方が快適に感じるほどだ。けれども、「レガシィらしさが無くなった」「マークXを買うのと同じじゃないか」という声がスバリストたちの間で渦巻いたことも、よく知られている話である。

 去年9月に、先代レガシィから現行レガシィに買い替えたが、ワゴンとしての使い勝手は現行モデルの方が明らかに上だと私は思っている。広々と室内と荷室スペース、家族とたっぷりの荷物を積んでキャンプや長距離のドライブ旅行に行くのなら、これほど適したクルマはないと思う。都内の狭い道を走っても、先代との大きさの差はまったく感じないし、CVT(無段階変速装置)やアイドリングストップのおかげで、2.0Lの先代よりも燃費はむしろ良い。ただ、先代のように低重心で路面に吸いつくような感覚は薄れたし、乗り心地がよくなった分、路面のレスポンスがダイレクトに伝わることもなくなった。代々レガシィを乗りこなして来たような「走り屋」たちが現行レガシィに不満というのも、それはそれでわかる。

 現行レガシィが不人気ということは、欧米のようなワゴンの使い方を日本人はしないからなのだろうな、と思うしかない。3〜4人乗って旅行やキャンプに行くほどではなく、1人かせいぜい2人乗車で曲がりくねった道をグイグイ走れるようなクルマが欲しい、というのが往年のレガシィ人気を支えたニーズなのだとしたら、あそこまでゆとりのある車室スペースは必要ないだろうし、今のレガシィは確かに求められるカタチになっていない、ということは言えるのだろう。それになんと言っても、「家族+大荷物」の移動のためには「ミニバン」という車種が日本にはある。7人乗れて、車室はワゴンよりもさらに広々。そこだけを比べられたら、ワゴンは確かに分が悪かろう。あんなクルマ、車高が高いぶん横ロールが大きいし、限られた全長に3列シートを並べるために背もたれは薄く角度は浅いから、長距離(たとえば片道500キロ)を乗れば疲れるだけだと私は思うが、そういう使い方をそもそも想定しない層には、さして問題にはならない。

 結局、レガシィが志向した欧米並みの本格ワゴン路線は、日本では受け入れられなかった。気候風土や慣習が違えば求められるクルマも違う。何年か前、「本格ワゴンが日本で売れないのは、日本人のライフスタイルがワゴン的でないからだ」と言っていた有名自動車評論家がいたが、その通りなのだと思う。

■「レガシィ」の名をなぜ残さない?
 それにしても、レガシィの後継となる新型ワゴンが「レヴォーグ」というのは、なんちゅうネーミングだ! と思うのは私だけだろうか。「LEGACY」と「EVOLUTION」を合わせた造語だと言うが、「LEVORG」と書いて「レヴォーグ」と読ませるなんて、欧米語の感覚からすると無理スジじゃなか、とまず思う。あれを普通に読めば「レヴォルグ」(英米)、「ルヴォルグ」(独)、「ルヴォール」(仏)あたりが順当で、どうしてもレヴォーグと読ませたいなら「LEVOGUE」か「REVOGUE」とすべきだったんじゃないだろうか。まぁどっちみち国内専用モデルらしいから、外国人がなんと発音しようとどうでもいい、と思って付けた名前なのだろう。

 もう一つ思うのは、伝統ある「レガシィ」の名前をなぜ残さないのか、ということ。レヴォーグがレガシィワゴンの後継車種として、かつてのレガシィが開拓した市場を狙って行くと言うのなら、名前もレガシィで問題がないはず。モデルチェンジによって車格やコンセプトが変わるのは、クルマの世界ではよくあることである。「今度のレガシィは小さくスポーティになったね」「元のレガシィに戻ったね」と言われるだけだ。

 現行のSUV(OUTBACK)やセダンがレガシィを名乗る中で、ダウンサイズした新型ワゴンが同じ名前で売り出されるのはまずい、という考えもあったのだろうが、ならば「レガシィ***」というようなサブネームを付ければよいだけのこと。輸入車や(それを真似た)レクサスのように数字とアルファベットの羅列だけでもいい。あるいは、メーカーとしては、「レガシィという名前自体が古臭くなった」という判断もあったのかも知れない。確かに「プリウス」「アクア」「フィット」「ステップワゴン」「セレナ」・・・いま売れているクルマはみな、レガシィより後に出てきた名前だ。だが、カローラやクラウンのように半世紀も同じ名前を使い続け、その名前から強固なブランド力を発揮している例だってちゃんとある(カローラという名前には、さすがに限界を感じるが)。レガシィもその路線を行くのだろうと思っていた。登場から25年で「名前自体が古くなった」というのは、目移りしすぎじゃないか。
 
 LEGACYとは、「遺産」「受け継いだもの」という大変立派な意味のある英単語である。戦闘機・隼を作った中島飛行機から連なるスバルのモノ作りを象徴する言葉でもあっただろうし、ステーションワゴンという新たな市場を切り開いたパイオニアとしての誇りも感じられる名前だったと思う。スバルを代表する車種からレガシィの名前を除去することは、スバルのモノ作りの伝統そのものも「受け継がれない」危惧を感じてしまう・・・というのは、考えすぎだろうか?






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ウマイ
スバルの国内販売店は、レガシーコストに悩まされた!?
皮算用
2013/11/02 09:03

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