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zoom RSS 純正インクカートリッジが高すぎることについて

<<   作成日時 : 2014/01/18 23:00   >>

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画像 去年の暮れの話。年賀状印刷に備えて自宅のインクジェットプリンタ用のインクを一式そろえておこうと思い、電器店のプリンタコーナーに行った。で、商品を手にとり、衝撃を受けてしまった。何がって? メーカー純正品と互換品の価格差について、ですよ。

 インクジェットプリンタを持っている人はたいてい知っていることと思うが、印刷するのに必要なインクカートリッジには、プリンタメーカー(キャノン・エプソンなど)が製造・販売する「純正品」と、メーカー以外のサプライヤーが製造・販売する「互換品」の2種類がある。メーカーは、公式には「純正品」以外のカートリッジの存在を認めておらず、「インクは必ず純正品をご使用ください」「純正品以外を使用したことによる故障は保証期間でも有償修理となります」みたいなことが取扱説明書には書かれている。そればかりか、「インクカートリッジは特許の塊であり、それを真似て互換品を作ることは特許の侵害であり、許されない」とまで言っている。

 純粋な印刷品質を考えれば、メーカー品が互換品よりも優れているというのは、誰でも「そうだろうな」とは思うだろう。互換品はプリンタヘッドを目詰まりさせやすく、長い目で見るとプリンタを傷める、という風評も、「まぁそうだろうな」くらいには思う。けれども、互換品が大手電器店でどーんと山積みされて、純正品と見間違うような勢いで売られているのを見ると、これでちゃんとした印刷ができないはずもない、とも思う。名の通った店なんだから、変なものを売りつけたらたちまちクレームの嵐で大変なことになる。それをわかってやっていることでしょう。

画像 問題は、その価格差。私が持っているキャノン製インクジェットプリンタの場合、カラーと白黒印刷用を合わせた5色セットの価格が、純正品は4690円もする。これに対し、互換品は5色セットで1780円。価格差は2910円! これには、心が動いた。1000円やそこらの価格差なら、安心料と思って純正品を買う。が、3000円弱の価格差なら・・・プリンタの購入価格が15000円そこそこだったので、インクを5回買う純正品との差額で、新品のプリンタが買えてしまうじゃないか。

 けっきょく、それほど迷うこともなく、1780円の互換品を買って帰った。プリンタにセットすると、もちろん正常に印刷でき、品質も問題ないレベル。家族全員分、200数十枚の年賀状を印刷したが不具合はまったくなく、今も普通に使えている。メーカーよりも販売店を信頼して、間違いではなかったということだ。

 プリンタメーカーは、プリンタ本体を安く売った上で、純正インクカートリッジを売ることで開発費と利益を回収している、というのは前々から聞く話だ。一説によればこれは、デジタルカメラが登場する前、自社製のカメラが売れれば売れるほどフィルムメーカーが儲かることに業を煮やしたキヤノンが考え出したビジネスモデル、と言われる。もっとも、消耗品販売で荒稼ぎするやり方は、オフィス向けのコピー機やコーヒーメーカーのリースでもそうだし、最近はやり出した家庭向けのウォーターサーバーレンタルだってそうだし、「実質0円」とかで売られる携帯電話やスマホの販売だって、言ってみりゃそうだ。キヤノンが元祖、というわけじゃないだろう。ただ、家庭用インクジェットプリンタが売られ出したかなり早い段階からそういう方式が採用されていたことは間違いなく、そのやり方も時代とともに極端になっているように思う。いまや、普及タイプのカラープリンタは数千円で売られているし、フラッグシップとして力を入れるような機種でも販売価格は2万円しない。一方で、インクカートリッジの価格は高止まりのまま。純正品のインクをフルセット揃えると4000〜5000円はするわけだから、インクを2〜3回買う金額で、楽々本体が買えてしまう。これはいくらなんでも、度が過ぎていやしないか? ちょっと極端な例えかも知れないが、携帯電話の月額使用料2〜3回で高機能な最新式スマホが買えてしまったら、ガソリン満タン給油2〜3回分で新車が買えるような価格設定だったら、みな怒り出すでしょう。それと同じことが、プリンタではやられている。

 純正品のインクは高すぎる・・・と怒るユーザーは、当然、互換品を買う。するとメーカーは、互換品を撲滅しようと、訴訟を含むなりふり構わぬ対策に走ることになる。「互換品を使うと本体の寿命を縮めますよ」なんて言いふらすのはカワイイ方で、カートリッジにチップを埋め込み、純正品以外では作動しないようにする(らしい)とか、モデルチェンジを頻繁に行ってカートリッジの型式を変え、互換品を作りにくくしている(らしい)とか、容量をどんどん小さくして価格据え置き、より多くのカートリッジ(インクそのものではなく、入れモノの方)が買われるようにしている(らしい)とか、メーカー側の対策はますますユーザー無視の度を深めているように思われる。けれども、こんなことはやればやるだけイタチごっこ。ユーザーはますます純正カートリッジを買わなくなり、互換品が売れる。さらに、プリンタを安く頻繁に買い替え、インクは徹底して互換品を買うようなユーザーが増えれば、安売りしたプリンタの利益をインクで回収できなくなり、回り回ってメーカーが自分の首を絞めることになるじゃないか。

 もう、こんなことはいい加減やめたらどう? 

 メーカーはプリンタを適正価格で売る代わりに、消耗品は安く売る。そういう真っ当な商売が、なんでできないんだろう、と思う。

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▲都内大手家電量販店のプリンタインクコーナー。どう見ても、純正品よりも互換品の方が目立つようにコーナーが作られている。そっちの方が売れるから。純正品の価格が高すぎるというのは、販売店も認識していること、ということだろう。メーカーからすればはらわたが煮えくりかえる思いだろうが、プリンタ本体を大量に売ってくれる量販店にはアタマが上がらないのだろう。





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