旅するデジカメ〜札幌発東京定住日記

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zoom RSS 喫煙ルームに泊まってみたら・・・

<<   作成日時 : 2014/02/08 23:00   >>

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画像 前にも書いたような事情で、札幌市内のビジネスホテルを転々としながら1週間ほどの出張生活を送っている。

 とあるホテルで、禁煙ルームをリクエストしたのに「空きがありません」と、喫煙ルームをあてがわれてしまった。禁煙ルーム保証のプランではなかったので、しょうがない。で、部屋に入ったのだが、強烈な異臭感、タバコ臭。ひぇぇぇ、タバコ吸いの部屋とは、こうもタバコ臭が染みついているものなのか、と思った。部屋を替えてもらおうかと思ったが、禁煙ルームには空きがないと言うし、だったらホテルを替えようにも、雪まつり時期なので空きがありそうにない。我慢できないほどではないが、この部屋に寝泊まりするのは、臭いに関しては、我慢を強要されるということだ。喫煙ルームに泊まることはたまにあるのだが、タバコ臭に自分の体が敏感に反応しているという事実に、軽いショックを受けてしまった。

画像 考えてみたら、日雇いの旅行添乗員としてホテルを泊まり歩く生活を始めた20年前、ホテルに「禁煙ルーム」なんてものは、存在しなかった。部屋でタバコを吸おうと吸うまいと、客の勝手。と言うか、どんなホテルでも部屋に灰皿があって、せいぜい「寝タバコはご遠慮ください」みたいなことが書かれている程度。私はタバコを吸わないが、部屋に残っているタバコ臭が気になったこともないし、同室(相部屋)になった添乗員がスパスパとタバコを吸うのも、気になったことはない。添乗員の仕事は3年ほどで辞めて旅行業とは無縁のサラリーマンになったのだが、年に10数回ホテルを利用する生活は続いている。記憶をたどれば、一部のホテルが「禁煙ルーム」を設定するようになったのは2000年ごろ。「禁煙」「喫煙」を分けるのが常識になったのは、2000年代の半ば以降ではないかと思う。世の中がタバコNGとなり、オフィスでも公共施設でもタバコが吸えなくなって行ったのと同じタイミング。非喫煙者が、タバコの煙を浴びる機会も極端に減った。こういう環境変化の中で私自身、タバコ臭に対する耐性がなくなっているのだろうな、と思った。

■ホテルの部屋は「禁煙」から埋まる
 ところで、ホテルの部屋で「禁煙」「喫煙」を分けるのが常識になって以降、部屋は「禁煙」から埋まるというのが一種の法則になっている。どんなホテルでも、確実にそう。だから、混み合う時期に間際にホテルを取ろうとすると「喫煙ルームしかない」ということが、よく起こる。

 要は、「禁煙」の需要に対して部屋数が足りないということ。今じゃ世の中は「禁煙」の方が多数派だし、喫煙の習慣がある人でも、「部屋では吸わないから禁煙で」とか、「他人のタバコの臭いは嫌だから禁煙ルーム」という人もいる。

 だったら、どのホテルも禁煙ルームを増やせばよさそうなものだが、そうもいかないらしい。長年喫煙ルームとして使って来たような部屋を禁煙に転換するためには、リネンや家具類はもちろん、壁紙からカーペットまで、内装すべてを交換しなくてはならないからだという。タバコの臭いというのは、それくらいしつこく、ありとあらゆるものに染みつき、臭いを発散させる。禁煙ルームにタバコ臭がたとえわずかでも残っていようものなら、たちまちクレームとなってしまう。常人ならまったく気付かない程度の臭いでも敏感な人はいるから、厄介だ。

 そうすると、喫煙を禁煙に転換するための費用ということもさることながら、禁煙ルームで勝手にタバコを吸われた場合、というリスク問題が生じる。禁煙ルームしか取れず、喫煙者がしぶしぶ禁煙室に宿泊し、こっそりタバコを吸ったような場合である。再び禁煙室として使用するためには部屋のすべてを交換しなくてはならないので多額の費用がかかるが、宿泊者からその費用を回収できるかというと、およそ現実的じゃない。請求しても払わなかったり、タバコを吸ったことそのものを否認したり、外国人でそのまま帰国してしまった場合など。アメリカでホテルに泊まったときには、「この部屋でタバコを吸った場合、禁煙室として再使用するための原状回復費用をすべて支払うことに同意します」と10ヶ国語くらいで書かれた文書(宿泊約款の一部)にサインさせられたことがあったが、日本でさすがにそこまでは、できないのだろう。

 ホテルにとっては、禁煙ルームの比率を実需に合わせておくことは、「禁煙室で勝手にタバコを吸われて原状回復に多額の費用がかかる恐れがある」という点で、それなりにリスクなのだ。宿泊客の中での喫煙・非喫煙の割合も変動するから、喫煙室の割合を実際の需要よりも高めにしておいて、変動分は「非喫煙者にある程度我慢してもらう」(喫煙ルームに泊まってもらう)ことで吸収するほうが、現実的ということだろう。JALシティ那覇のように「喫煙所以外では、宿泊室内も含め全館禁煙」などとするホテルもあるが、男性の出張客が主体のビジネスホテルや、日本よりもはるかに喫煙率が高い中国や東南アジアの観光客で商売する中級シティホテルなどは、そうもいかないのはよくわかる。

 日本でホテルを使う以上、混雑時期に禁煙室を取れないことはある程度覚悟しておかねばならないことのようだ。「非喫煙者が喫煙ルームに押し込まれるのは問題だ、禁煙ルームをもっと増やすべきだ」ととらえるか、「まぁ、しょうがないか」ととらえるかは、人によりけり。私は、いまのところ後者。タバコ好きが吸いたいだけ吸える環境も尊重されるべき、と思っている。タバコ臭に対してあまり耐性が低くなってしまうのは、かえって不便なことだな、と感じている。



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