旅するデジカメ〜札幌発東京定住日記

アクセスカウンタ

zoom RSS ジャンボジェット・・・本当にサヨナラ

<<   作成日時 : 2014/03/30 23:00   >>

かわいい ブログ気持玉 1 / トラックバック 1 / コメント 2

画像 ANAのボーイング747-400D「ジャンボジェット」の最後の姿を撮影するために、羽田空港に行ってきた。最終運航はあす(31日)だが、年度末の平日に会社を休むわけにもいかないので、きょうがお別れ。

 JALのときもそうだったが、B747のような大型機の場合、完全引退の何ヶ月か前には定期運用からはずれ、チャーターフライトをこなしたり、通常便の「機材変更」というカタチで「さよならフライト」に投入されたりする。ANA最後のB747-400Dとなるのは、1993年製造のJA8961機。NH243/250便として福岡を往復した後、NH69/74便として新千歳を往復する2往復のパターンが組まれていた。狙うのは、NH250便の到着シーンと、NH69便の出発シーン。朝から晩まで1日べったり羽田空港に張り付いていればもっといろいろ撮れるのだが、家庭を持つ身としては、なかなかそうもいかない。

 自宅を出る前にFlightrador24で確認すると、きょうの羽田空港は南風運用。南西方面からの便はB滑走路のRWY22で着陸する。着陸寸前の機体を迫力のローアングルで収めるには城南島海浜公園だが、離陸はターミナルビルからではないと撮影できない。NH250便到着後に城南島からターミナルビルまでクルマで移動することも考えたが、駐車場が満車の可能性も考えると、ちょっとリスキーだ。ターミナルビル1か所に目標を絞り、電車で出かけた。

 12時15分、羽田空港に到着。第2ターミナルの5階に上がると、すごい人だ。雨模様のせいもあり、滑走路を見渡せるガラス張りの展望ホールの窓側は、カメラ片手の見物客にびっしり埋め尽くされている。一眼レフカメラやエアバンド受信機を持った、いわゆる「航空撮影マニア」は、その中では少数。半分以上が、コンパクトカメラやスマートフォンのカメラを構える、シロウトさん(ごめんね、こんな言い方をして)だ。マニアばかりが展望ホールを埋め尽くしている光景も想像したらちょっと怖いけれども、シロウトさんたちがジャンボ見たさに大挙して押しかけている、というのも、すごいことだよなぁ、と思う。これだけ人気のある飛行機、ということなのだろう。

 朝から降り出していた雨は、昼過ぎには大粒の水滴が地面を叩き、時折突風も吹き付けるような厳しいコンディションになってきた。こういう気象条件の中、「本番」は屋上に出てカメラを構えるべく、雨合羽と帽子でそれなりの雨対策はしてきたのだが、目的のB747が現れる前に無駄に濡れる必要は無い。展望ホールで外の様子を気にしながら、NH250便の到着を待つ。スケジュールでは12時50分到着だが、iPhoneで運航状況を確認すると、13時35分に遅延となっていた。気象状況のせいなのか、それとも最終運航のイベントに時間を要したためか。あるいは、乗客に航空ファンが多くて撮影などで乗り降りに時間がかかっているためか。GPS発信器(ADS-Bトランスミッター)搭載の機体であればFlightrador24でどこを飛んでいるかが詳細にわかるのだが、もはや旧世代機であるB747-400DにはGPS発信器がない(フライトコンピューター用のGPSはある)。Flightrador24に機影が出ないので、モニターしている航空無線で「ALL NIPPON TWO FIVE ZERO」のコールサインをひたすら待つ。13時30分すぎ、ようやくTOWERに入感。「EIGHT MILES ON FINAL」で、すぐに「CLEAR TO LAND」。雨の中屋上に出てみたが、ビジ(Visibility=視程)は最悪。C滑走路の向かい側にある中央防波堤外側埋め立て地がまったく見えないし、RWY22に着陸する先行機の姿も見えない。これじゃ撮影のしようがない!と半ばあきらめて、B滑走路側に目をこらしていると、雲と空港施設の隙間に一瞬だけ、見慣れたB747 JA8961号機の姿が見えた。カメラを構えようにも間に合わず、着陸シーンの撮影は、あえなく失敗。着陸後、NH250便から後続機に向けて、「APROACH LIGHT INSIGHT EIGHT HUNDRED FEET」と発信するのが聞こえた。滑走路を示す地上灯火は高度800フィート(約240m)まで降下しないと見えない・・・ということ。計器着陸装置で安全に進入降下できるとは言え、パイロットからすれば目隠しの中を進むようなものだろう。着陸したJA8961号機は第1ターミナル側の誘導路を大回りし、第2ターミナルの駐機場エリアに南側から進入。60番スポットにスポットインし、エンジンが停止したのは13時55分だった。

 折り返しの新千歳行きNH69便は15時出発予定だが、これだけ到着が遅れると、折り返し便の出発も遅れる。iPhoneで運航状況を確認すると、出発予定時刻は15時20分。565席の満席の乗客乗降と貨物の取り下ろし、機内清掃を行うのに1時間では足りない、ということなのだろうか。雨は降ったりやんだり。やんだと思えば突然振り出し、傘をささずに屋上に出てきた人たちが一斉にビル内に引き返す、そんなことが繰り返される。それよりも、風がひどく強くなってきた。タワーの無線を聞いていると、200度方向(南南西)から30ノットを超える風が吹いている。RWY16から離陸する航空機にとっては、真横よりやや前側から吹き付けるような風だ。横風制限を超えたとして離陸を一時見合わせる便も出始めた。滑走路端で待機し、風が弱まったのを見計らうようにして飛び立って行く。

 そんな中、NH69便となったJA8961号機は、予定時刻からさらに15分遅れの15時35分にプッシュバック開始。4基のエンジンを順次始動させ、グランドスタッフが手を振る中、15時42分に自走による地上走行開始。C滑走路RWY16の端でやや待った後、15時56分、やや長い滑走の後にリフトオフ、あっという間に雲間へと消えた。

 さよならジャンボ・・・私はこれで見納め。
画像
画像
画像
画像
画像

画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像






テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
かわいい

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
「ジャンボ退役」について思うこと
 国内航空会社で最後の運航となるBボーイング747-400Dを見送るために羽田空港まで出かけたことは、きのう書いた。正直なところを書くと、ジャンボについては3年前のJAL退役のときに自分として「お別れ」したことにしていて、今回のANA退役については、イマイチ盛り上がっていなかったというのが正直なところだ。ワタシにとって、ジャンボと言えばJAL、だったから。とは言え、日本の航空会社として最後の運航は見届け、記録しておきたいと思い、きのうは出かけた。 ...続きを見る
旅するデジカメ〜札幌発東京定住日記
2014/04/07 17:30

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
777に主役の座をあけ渡しても、A380が世界の空を飛びかっても、「ジェット旅客機」と言われてパッと頭の中に浮かぶのは、やっぱりジャンボですねぇ。
私の場合は「白い滑走路」の影響か、鶴丸JALのそれですけど。
シロウト衆が多いのも、その特異なフォルムと大きさ、広さ、愛称とともに、フラッグシップであり続けたジャンボが、普通の人々の中にも刷り込まれていて、(貴ブログにも書かれていた様に)センチメンタリズムに駆られるのでしょう。
B7が退役!なんて時にはこうはならないだろうなぁ。
DC10
2014/04/02 13:48
B7はいずれJALからは退役するのでしょうけど、A300のように、ひっそりした退役になるでしょうね。
海ラジ
2014/04/12 14:17

コメントする help

ニックネーム
本 文
ジャンボジェット・・・本当にサヨナラ 旅するデジカメ〜札幌発東京定住日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる