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zoom RSS この国の政治できのう起きていたことへの感想

<<   作成日時 : 2014/05/16 12:30   >>

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画像 きのうの安倍総理の会見を見て、ひどく気分が悪くなった。ウソと論理の跳躍に満ちたデマゴーグ、論理よりも情に訴えかけようとする猿芝居。「日本人を守る」なら個別的自衛権で対処可能だ。あり得ない想定を並べたてて不安を煽る手法は、押し売りと変わらない。

 その総理の会見、文字になっているものを改めて読む返すと、扇情的で不安をあおる表現があちこちにちりばめられているのが、よくわかる。

 たとえば・・・

@「日本近海で攻撃があるかもしれない。このような場合でも日本自身が攻撃を受けていなければ、日本人が乗っているこの米国の船を日本の自衛隊は守ることができない、これが憲法の現在の解釈です」

 米軍艦船が危険を顧みず戦地から日本人を輸送し、さらに航行途上で攻撃を受けるという、あり得ない想定を元に論理が組み立てられている。アメリカは、いつからそんなお人好しな国になった? 航行途中の米軍艦が他国から警護を受けなくてはならないなんて、いつからそんな弱っちょろい国になった? バカにすんな。

 それよりも、軍隊が救出に出張って行かなきゃならんほどの戦地に邦人を残留させてしまうような、日本政府の危機管理のほうが大問題だ。「緊張状態」が「紛争」に発展する前に危険情報を出して民間機で待避させるのが、鉄則だろう。まして、「戦争」が起きているところに取り残しておいて米軍に救助を頼むことが前提とされているとは、「国民の命と財産を守る」が聞いてあきれる。

A「一緒に平和構築のために汗を流している、自衛隊とともに汗を流している他国の部隊から救助してもらいたいと連絡を受けても、日本の自衛隊は彼らを見捨てるしかないのです。これが現実なのです」

  「他国の部隊からの救助要請」とは、他国軍じゃ対処不能なほどの強力な敵対部隊から攻撃を受けている場合が想定されているようだが、それはもう、テロだのゲリラだのというレベルじゃなく、戦争そのものだ。戦地に自衛隊を出すつもりか? そうなんだろうな。と言うことは、日本は戦争当事国になるということだ。「戦争をする国になるわけではない」というのが、ウソだということになる。

 自然災害で遭難したとか、船が難破したとか、そういう事態での救助活動なら現行法で十分に可能。またしても、あり得ない想定を上げて「見捨てるしかない」などと情に訴えようとする、姑息で幼稚なレトリックだ。

B「皆さんが、あるいは皆さんのお子さんやお孫さんたちがその場所にいるかもしれない。その命を守るべき責任を負っている私や日本政府は、本当に何もできないということでいいのでしょうか」

 これも、@Aと同様。しかも、「子」だの「孫」だのと反対できない要素、感情を移入しやすい対象物を持ち出して恫喝する、卑怯な手口だ。「本当に何もできない」ではない。現実的にあり得る事態は、現行法で対処可能なのだ。

C「まさに紛争国から逃れようとしているお父さんやお母さんや、おじいさんやおばあさん、子供たちかもしれない。彼らが乗っている米国の船を今、私たちは守ることができない」

D「世界の平和のためにまさに一生懸命汗を流している若い皆さん、日本人を、私たちは自衛隊という能力を持った諸君がいても、守ることができない」

E「一緒に汗を流している他国の部隊、もし逆であったら、彼らは救援に訪れる。しかし、私たちはそれを断らなければならない、見捨てなければならない。おそらく、世界は驚くことでしょう」

F「この事態でも私たちはこの船に乗っている、もしかしたら子供たちを、お母さんや多くの日本人を助けることはできないのです。守ることもできない。その能力があるのに、それで本当にいいのかということを私は問うているわけであります」


 ここまでしつこいと、呆れ果てるを通り越して、笑い出してしまう。お涙ちょうだいの修辞句をよくぞここまで並べたてられるわね、と皮肉の一つも言いたくなる。恥ずかしくないのかね。

 現実的にありそうにないシナリオを並べ立てて、危機感を煽る。小泉純一郎なら「備えあれば憂いなし」と開き直っただろうか。安倍晋三は批判の集中砲火を承知でそこまで背負う覚悟も気構えもない。批判にさらされるのが怖いから、目一杯の美辞麗句を並べ立てて情に訴えることしかできない。「ボクの言いたいこと、わかるよね? わかってよね?」。強がって見せてはいるが、芯の弱い小男であることが、ああいう会見からよくわかる。

 あの会見のおかしさを指摘し、ウソをウソとはっきり書くのが、「権力の番人」たるメディアの役割だろう。

■「国民の信任を得ている」はボッタクリバーの言い分
 ところで、自民党幹事長の石破茂はきのうテレビに出て「自民党は集団的自衛権の行使実現を公約に掲げて選挙で多数を獲得したのだから、これは国民の信任を得ている」と語っていた。この国の政治家はいつから、ボッタクリバーのような理屈を言うようになったんだ? 重要事項をメニューの端に小さく書いておいて、「アンタ読んだでしょ?」「承諾したでしょ?」と迫るのは、ブラック企業のやり口だ。

 これに近いことを、安倍も会見で述べていた。「前回の衆議院選挙、また、参議院選挙でも私の街頭での演説を聞いていた方々は御承知のことだとは思いますが、私は、国民の生命、財産、領土領海は断固として守り抜いていくと申し上げてきました。(略)この検討は、こうした国民との約束を実行に移していくものであると、私は確信しております」。自民党は、ボッタクリバー奨励政党だということだろう。





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