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zoom RSS 河野談話について

<<   作成日時 : 2014/08/22 12:50   >>

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 自民党の政務調査会が、河野長官談話を修正した新談話の発表を政府に求めることを全会一致で決めたのだそうだ。改めて、河野長官談話を読み直してみたが、これを変更しなくてはならない理由が、どう読んでも思い当たらない。

 同談話は、わずか900文字という短い文量、平易な日本語で簡潔に記されており、中学生でも理解可能な内容だと思うので、原文を読んだことがない人は、ぜひ読んでいただきたい。だが、敢えて要点を整理しようとすれば、ポイントは次の6点だろう。

@慰安所は、軍当局の要請により設営され、設置、管理及び慰安婦の移送は軍が直接あるいは間接に関与した。
A慰安婦の募集は、軍の要請を受けた業者が主に行い、甘言、強圧等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあった。
B官憲等が直接加担したこともあった。
C慰安所における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった。
D慰安婦の出身地は、日本を別とすれば、朝鮮半島が大きな比重を占めており、(慰安婦として働くことは)本人たちの意思に反するものだった。
Eこれは、当時の軍の関与の下に多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり、日本政府はすべての方々に対し心からお詫びと反省の気持ちを申し上げる。

 ごくごく穏当で常識的なことを述べているに過ぎないと思う。政治の世界では、従軍慰安婦に関する報道に関して「朝日新聞が誤報を認めたこと」ことが大きなイシューになっており、自民党政務調査会が「新談話」などと言い出しているのも、これに影響されてのことだ。だが、当の朝日新聞を読んでみたが、同社は「済州島において慰安婦狩りが行われたと報じたこと」(吉田証言)が「誤りだった」と訂正したに過ぎない。8月5日の紙面で、同社の杉浦信之記者は、「戦時中、日本軍兵士らの性の相手を強いられた女性がいた事実を消すことはでき」ず、「慰安婦として自由を奪われ、女性としての尊厳を踏みにじられたことが問題の本質」だと述べている(1面)。その通りだし、朝日新聞の誤報は河野談話の内容自体を何ら否定するものではないだろう。また、この談話は当時の政府が自ら調査した結果に基づくものであり、朝日新聞の取材報道を根拠としたものでは、もちろんない。

 河野談話を「見直す」「撤回する」「新談話と置き換える」行為は、日韓関係を抜き差しならない最悪のものにするだけではなく、世界に向けて恥の上塗りをすることになるだろう。




慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話
平成5年8月4日

 いわゆる従軍慰安婦問題については、政府は、一昨年12月より、調査を進めて来たが、今般その結果がまとまったので発表することとした。
 今次調査の結果、長期に、かつ広範な地域にわたって慰安所が設置され、数多くの慰安婦が存在したことが認められた。慰安所は、当時の軍当局の要請により設営されたものであり、慰安所の設置、管理及び慰安婦の移送については、旧日本軍が直接あるいは間接にこれに関与した。慰安婦の募集については、軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たったが、その場合も、甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、更に、官憲等が直接これに加担したこともあったことが明らかになった。また、慰安所における生活は、強制的な状況の下での痛ましいものであった。
 なお、戦地に移送された慰安婦の出身地については、日本を別とすれば、朝鮮半島が大きな比重を占めていたが、当時の朝鮮半島は我が国の統治下にあり、その募集、移送、管理等も、甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して行われた。
 いずれにしても、本件は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題である。政府は、この機会に、改めて、その出身地のいかんを問わず、いわゆる従軍慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し心からお詫びと反省の気持ちを申し上げる。また、そのような気持ちを我が国としてどのように表すかということについては、有識者のご意見なども徴しつつ、今後とも真剣に検討すべきものと考える。
 われわれはこのような歴史の真実を回避することなく、むしろこれを歴史の教訓として直視していきたい。われわれは、歴史研究、歴史教育を通じて、このような問題を永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないという固い決意を改めて表明する。
 なお、本問題については、本邦において訴訟が提起されており、また、国際的にも関心が寄せられており、政府としても、今後とも、民間の研究を含め、十分に関心を払って参りたい。

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
反論を書こうと思ったら書き込めない。
そういう設定なのですね。
たしかに反論に耐えうるような内容の記事ではないですからね。
N
2014/09/13 03:14

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