旅するデジカメ〜札幌発東京定住日記

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zoom RSS コクピット内で煙臭・・・JA8945機引き返し

<<   作成日時 : 2014/09/21 23:00   >>

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画像 約1か月ぶりの札幌出張。羽田発12時30分のJL515で新千歳に向かう。

 連休のため500席のB777-300は満席。機体は、機内インターネットが可能なSKY NEXTに改修されたJA8945号機だ。定刻より約10分遅れてドアクローズ、ランプアウトして滑走路に向かったが、滑走路に入る直前に操縦席からアナウンス。「操縦席内で煙の臭いがしています。駐機場に引き返します」。やれやれ。おそらくシップチェンジになるだろうから、札幌到着が大幅に遅れる。余裕を持って出発しているが、代替機の用意に時間がかかれば、夕方の仕事上の会合が微妙な時間になってしまう・・・。それにしても、満席のB777-300だ。全員を乗せるためには同タイプの機材を用意するしかないが、国内線用のB777-300はJALに7機しかない。すぐに機材を用意できるのか?

 駐機場到着が13時10分、ややしばらく待って、「隣の駐機場の飛行機お乗り換えいただきます」とのこと。窓から見ると、17番スポットにONE WORLD塗装のB777-300 JA752J機が停まっている。ボーディングブリッジはまだ接続されていない。格納庫から出して来たのか、別の目的地に向かう予定を変更したのか。降機の際に、当日のみターミナル内で使える1000円分のクーポンを渡された。500人乗りだから、全員分で50万円。JALにとってはとんだ出費だろうが、

 再出発の時刻は、1時間後の14時15分とアナウンスされた。本来の出発時刻から1時間45分遅れである。乗り換える機材がもう来ているのだから、そのまま乗せてしまえばよいとも思うが、出発準備には時間がかかるようだ。窓から見ていると、床下貨物室にコンテナ搭載作業が行われていた。故障したJA8945からコンテナを降ろし、積み替えるわけだ。時間がかかるのはどうしようもない。代替機への搭乗が優先搭乗が始まったのが14時すぎ。14時10分ごろ一般搭乗が始まり、搭乗完了・ドアクローズが14時30分。14時44分に離陸し、1時間6分の飛行でRWY01R着陸が15時50分。到着が15時55分。1時間50分遅れだ。JL515便の折り返しとなる羽田行きの514便がそっくりそのまま出発遅延となったようで、「使用する飛行機がただいま到着しました。これより出発準備を行います」というアナウンスが聞こえた。

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▲JL515として出発するために準備中のJA752J機。貨物室搭載のコンテナ、500人分の荷物の積み替えとなると、1時間は優にかかる作業だというのはよくわかる。乗客は自分の足で動けるが、貨物は自分で動いてはくれない。
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▲「ご迷惑をおかけしました」と乗客全員に渡された、1000円分の施設利用クーポン。当日のみ使用可。とは言っても、昼食は済ませてあるし、土産も買ったし、飲み物はラウンジに入ればタダで飲めるので・・・書店で使った。本文にも書いたが、LCCならたとえ機材故障で遅れてもこんな「お詫び」はないどころか、運航中止で放り出されてオシマイ、だろう。

■原因は電子機器のオーバーヒート
 ちなみに、機内で機長からアナウンスがあったが、煙臭がした原因は「コクピット内の電子機器の冷却装置不具合によるオーバーヒート」なのだそうだ。な〜んだ・・・! と言いたくなるが、オーバーヒートした電子機器は作動しないから正常に飛行できないし、放置しておけば発火する恐れもある。1998年に起きたスイス航空SR111便墜落事故のように、機内の異臭を火災と認識するのが遅れたために墜落に至った事例もある。機内での異臭や熱発生に際しては最悪を想定して引き返しなどの対応を取るのが適切だろう。ちなみに、トラブルを起こしたJA8995号機は1999年8月就航。機齢15年だから、そこそこ使い込まれた機体ということになり、これが冷却装置の故障と関係しているのかな、などと、ついつい考えてしまう。

 今回のように、機体故障で引き返しなどを行ったケースは「イレギュラー運航」に分類され、国土交通省航空局への報告義務がある。国交省のHPでは、2000年からのイレギュラー運航の一覧が公開されているので、こういう事態の発生状況は簡単に調べることができる。

 最新データの2014年8月を見てみると、国内の空港発着便で発生したイレギュラー運航は23回。そのうち日本のエアラインによるものは18回。内訳を見てみると、出発地への引き返しや目的地変更(途中空港などへの着陸)、出発中止など、旅客の行程が大きく影響を受ける事態が17件だった。うち3件は「管制上の優先権を要請」した上での着陸なので、それなりに切迫した状態であったと言っていいだろう。いわゆる「緊急事態」とはちょっとニュアンスが違うのかも知れないが、それに近い状態と言っていいだろう。キャリア別では、JALグループが9回、ANAグループが7回、その他が2回となっている。8月のデータを見る限りは、特定のエアラインでイレギュラーが多発しているということはないようだ。

 「18件」というイレギュラー運航の数字が多いのか少ないのかは、受け取る人にとって異なると思う。日本のエアラインが運航する航空便が1か月で何便あるのか・・・正確な数字はすぐには出てこなかった。が、JALグループの運航便は1日約1000便らしいので、ANAグループとその他を合わせて、その3倍の3000便/日。30倍して9万便、というのがざっくりした数字としてほぼ正しいだろう。9万分の18件、5000回の1回という確率にはなる。

■1時間以上の遅れ・・・今年1年で4回
 それにしても・・・今年に入って、JAL国内線で1時間以上の遅れに当たるのは、これで4回目。今回が28回目の搭乗だから、7回に1回、14%の確率で1時間以上の遅れが生ずるというのは、ちょっと「当たりすぎ」ではないかな? ちなみに、定時到着(時刻表上の到着時刻から15分以内)は28回のうち22回なので、定時到着率は78%。アメリカのフライトスタッツ社の発表によると、JAL便の定時到着率は88.9%(2013年)%だから、私の経験値は平均から10%以上も下回る。運がないと言えばそれまでだが、飛行機の旅にこの程度の遅れは「付き物」と考えて、余裕を持った日程を組むしかないということだろう。

 それでも、乗客からすれば、JALやANAを選んでおいてよかった、と思えるのはこういうときだ。ギリギリの機材で運航するLCCであれば、代替機など用意できないから運航中止になって放り出されておしまいな上に、お詫びのクーポン配布なども、もちろんない。



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再びJA8995号機・・・東京へ
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2014/09/24 00:34

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