旅するデジカメ〜札幌発東京定住日記

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zoom RSS IKEA品質に関する残念な顛末・・・ワークチェア・Markusについて

<<   作成日時 : 2014/10/02 23:00   >>

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 自宅書斎用のワークチェアをIKEAで買ったら、寸法がカタログ数値と異なっていて、腰が痛くなった。交換しようとIKEAに行ったら、ショールームにある同型品の寸法がみな狂っていた・・・というあきれた顛末を経験することになった。以下、詳細。長文ですが、IKEAの品質が気になる方は必読。

画像 自宅で書斎で13年間使って来たハイバックチェアが壊れてしまった。ガスシリンダのガスが抜け、最底の状態で固定。これではカラダに負担がかかるので、IKEA港北店で新しいものを買ってきた。Markusという製品名で、世界中で評判がいいというヤツ。「アメリカ人が選ぶ2番目にクールなワークチェア」なんて評価もある。実際、店頭で試した感じはすこぶる良かった。で、家に持ち帰って組み立てて使い始めたのだが、どうにも違和感を感じる。前のイスから着座位置、というよりデスクとイスの位置関係が相当に変化した感じがして、カラダが疲れる。そのうち慣れるだろう、と思って2週間以上使い続けたが、状況は変わらず。しまいに、腰が痛くなる有様。

 こりゃ、返品か交換を考えないとならないかもな・・・と思い始めた。しかし、世界中で評判がいいはずのイスが自分のカラダにだけ合わないというのは、納得が行かない。イスにはわりとうるさいタチではあるが、あれじゃなきゃダメ、これじゃなきゃ腰が痛くなる、というほどデリケートでもない。(幸いなことに) 勤務先の安物のイスに何時間も腰掛けていても、腰痛になどならない。で、ふと思いついて高さを測ってみることにした。まずは、会社の机とイス。机が70cmでイスが46cm。私にとってはこの状態が、ほぼベスト。身長(174センチ)だと、43cmが適正らしいのでちょっと高いが、もともとイスは少し高めが好みだった。壊れる前の自宅イスは44cmで、ちょっと低い、と感じていたので、46cm前後が私にとってはちょうどいい、ということのようだ。

 で・・・、自宅に設置したIKEAイス。なんと・・・最も下げた状態でも49cmもある。ベストの状態よりも3cmも高い。ちなみに自宅の机の高さも70cm。と言うことは、それだけ前傾姿勢を強いられていたわけで、こりゃ疲れるし、腰も痛くなるわけだ。でも・・・ちょっと待てよ、IKEA Markusのカタログを見ると、高さ=45-57cmとなっているじゃないか。買う前に、この数値は確認した。それなのに、下げた状態で49cmもあるとは、どういうこと? カタログと実際の寸法が狂っている。ということは、不良品じゃないか。個体差があるにしても、家具で4cmの狂いは論外だ。

 この事実に気づいた数日後のウィークデー夜、仕事から帰宅後、クルマにイスを積み込んでIKEA港北店に向かった。1階のカスタマーケアのカウンターで理由を述べると店員氏、持ち込んだイスを調べることもなく、「それではご購入金額を当店のみで使えるポイントでお返しします。もう一度、ご購入ください」と。ちょっとアンタ、わたしゃ「イスの高さがカタログ数値から大きく狂っている」と言ってるんだから、本当かどうか確認したらどうなのさ、と言いたくなる。が、そこはIKEA流。いちいち調べないのは、返品苦情があまりに多いためだろうか。そして、普通の店なら交換品がその場で手渡されるところ、もう一度売り場に行き、倉庫のようなストックヤードから品物を取り出して自分で運んでレジで支払ってください、というのもIKEA流だ。とは言え、それでローコスト運営・低価格を実現しているのだから、しょうがないと思うしかない。

 店員氏が棚番号を教えてくれたので、そのままストックヤードに向かってもよかったのだが、念のためと思い、2階のショールームへ向かった。このイスの高さが本当に45cmなのか、確かめる必要があると思った。既に閉店間際で、「早く帰れ」の音楽(ホタルノヒカリ)が大音量で流れている。人気の無いショールームを、駆け足。普段は混雑している土日に来るので気づかなかったが、誰もいないとショールームはとてつもなく広い。ようやくオフィス家具コーナーにたどりつき、目的のイスを発見。試しに座ると、いい感じである。で、イス高を最低に下げて持参したメジャーで高さを測ると、49cm。え!? 同じ商品が数台展示してあるので、その場にあった3台を立て続けに計ってみたが、みな49cm! え、どういうこと!? 展示されているイスMarkusはすべて、カタログ数値よりも座面が高いのだ。

 たまらず、商品係を呼び、質問する。「カタログでは最低高が45cmとありますが、49cmありますよ」。商品係、何を言っているかわからない様子で自分のメジャーを取り出して寸法を計った。すると、かなり驚いた表情で、「たしかに・・・48か49cmありますねぇ。1cm程度なら個体差ということもありますが、この状況は、そうとは言えないでしょうねぇ」。「このイスを買って、高さが合わないので返品してポイント券をもらって、買い直すために来たんです。ショールームの製品がこの状態であれば、今から下のヤードからピックアップしても、また高さが狂っているんじゃないですか?」。「それはなんとも・・・組み立ててみないと高さはわかりませんから」。冗談じゃない。3週間前に私が買ったイスの高さが狂っていて、ショールームにある同じ製品の寸法も3台とも狂っているということは、いまヤードにある製品もみな狂っている可能性が極めて高い。そう考えるのが自然だろう。なんのことはない。イスの軸部分の部品寸法を間違えたまま生産し、それに誰も気づいていない、そういうことなのだろう。だったら、寸法正確な商品はいつ入荷するのか、と聞きたいところだが、生産工場は海外だし、販売員にそれを質問してもわかるはずがない。

 商品係とそれ以上話すこともないので、急いでカスタマーケアに向かう。ショールームを横切り、1階に降りてマーケットプレイス(商品をそのまま買い物かごにピックアップできる普通の売り場)を通り、ストックヤードを抜け、さらにレジを通過、遠い。閉店時刻を過ぎていたが、さきほどの店員氏がまだいたので、事情を話す。「ショールームにある同じ型番のイスはすべて寸法が狂っています。ここで買うのはやめますから、ポイント券ではなく現金で返金してください」。すると店員氏も困った顔で、「返金は、未使用でパッケージをお持ちの方のみを対象としています。商品使用済みの場合は、ポイント券で買い直しとさせていただいています。ポイント券は3年有効ですから、お考え直しいただけないですか?」と。「考え直すも何も、カタログ数値どおりの商品がちゃんとあるなら、すぐに買って帰りますよ。規定どおりの商品がないのに、このお店で買ってくださいというのは、無茶ではないですか? イスはすぐに必要なんですから、正しい商品がいつ入荷するかもわからないのに、待てませんよ」。そう詰め寄ると店員氏、あっさりと返金を承諾してくれた。事務所に下がって上司の決裁を求めるようなことはナシ。判断する権限のある者がカウンターにいる、ということなのだろう。こういうスピーディさは、いい。

 結局、購入金額の全額がクレジットカードに払い戻されて、ケリが付いた。一件落着というわけではないけれども、これ以上の対応は望むべくもないだろう。私は、品川区の自宅から横浜のIKEA港北店まで2往復(購入時と返品時)、ガソリン代と高速代を損してしまったわけだが、経済活動を行う上でのコラテラルダメージ(付随的被害)と理解するしかない。イスは、信頼できるどこか他の店で探すしかない。

リスクあり!・・・のIKEA品質
 それにしても・・・IKEA家具の品質がこの程度、というのはとても残念だ。私が買った一脚だけが狂っていたのならわかるが、ショールームに置いてある同型品がすべて狂っているということは、寸法検査をまったくしていない、ということでしょう。イスは、高さが数センチ違うだけで座り心地がまったく違ってくる。寸法が狂ったイスを出荷し続けて、よく苦情が殺到しないもんだ、と思う。結果として、返品・返金にはスムーズに対応してくれたのだが、逆に言えば、「不良品であれば返品返金には応じるから、品質について、うるさいことは言わないでちょうだい」ということなのかもしれない。これも一種の合理主義だろうか。

 自宅に戻って妻に顛末を話すと、「それがIKEA品質。安かろう悪かろうだよ」と。う〜ん、そうは思いたくはない。小物を含めるとけっこうなものをIKEAで買っているし、それなりに気に入って重宝しているものもある。今回の件で、IKEAにまったく関心がなくなるかと言われると、たぶん、それはない。日本の従来型の店(ニトリとかホーマックとか)にはない、新たなライフスタイルの提案、北欧流発想のIKEA製品は、私はそれなりに評価しているし、これからも、良いものがあれば買うとは思う。

 ただ、リスクを常に考慮に入れておくことは、必要なようだ。イスのようにサイズがシビアな製品は、ショールームで必ず寸法チェック、買ってきて自宅で組み立てたら、規定どおりの寸法かどうか、パッケージを捨てる前にすぐにチェック。それくらい慎重に当たらないと。貴重なレッスンだったと思う。それから、返品交換は自分で買った店まで持って行くことが絶対条件。従って、分解して自分のクルマに積めそうにないものは、買わないこと。クルマで行ける範囲の店舗でしか、買わないことだ。世間には、IKEAの店舗から遠く離れたところに住む人のために、IKEA専門の購入発送・組み立て代行業者(IKEAとは無関係)なんてものまであるらしいが、不良品を買ってしまう確率の高さを考えたら、そういうサービスの利用はリスクが大きいと思う。

 いまは品川区に住んでいるので、IKEA港北店まで片道30分で行けるが、数年の後、また転勤で札幌に戻ってしまうと、IKEAでは買物ができなくなってしまう。IKEAよ、早いとこ札幌に出店してくれ。結論は、それ。





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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
カタログ自体がミスプリントだったのでしょうか。。
熟考の上に決めた商品でこういうことが起こってしまうのは残念ですよね。。
tatsuya
2015/08/17 09:07
座ったら3センチ沈むということはありませんかね?
行人
2015/09/09 16:20
キャスター部分を除いた数値では?
??
2015/10/18 09:33
海外の同製品は45cmでしたよ。
アジア向けのは何故かずれてますね。
通りすがり
2015/11/09 15:28
この記事に出会えてよかった。私もベストが43cmですのでマルクスの椅子だとダメですね。
ちょうどカタログ見て、注文しようとしていた矢先でした。
検討中でした
2016/06/19 22:39
IKEA商品はカタログで買うのではなく、必ず店頭で実物を確かめてからの方が間違いがないと思います。また、イスのようなサイズがシビアな製品は、店頭でサイズをチェックした上で、購入・組立後もすぐにサイズをチェックするくらいの慎重さが必要です。

IKEAが何もかもダメとは言ってませんが、それなりのリスクを考慮に入れるべき店舗、というのが私の評価です。(ブログ筆者)
海ラジ
2016/06/23 09:58

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