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zoom RSS エアアジア機の墜落について

<<   作成日時 : 2015/01/01 23:00   >>

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画像 インドネシアで先月28日に発生したエアアジアQZ8501便(A320-200/PK-AXC)の墜落事故、2007年1月1日に起きたアダム航空KI574便(B737-400/PK-KKW)墜落事故と、同じ出発地、年末年始、LCC、悪天候など、共通点が多いことに驚く。なんと言う偶然だろう。違うことと言えば、KI574便が、製造後18年、7つのエアラインを渡り歩いてきたガタガタの機体だったのに対し、QZ8501便の機体は2008年製造でエアアジア・シングルユーザーのピカピカの機体だったということくらいか。

 アダム航空機の事故原因は、悪天候に慣性航法装置(IRS)の故障という不運が重なり、パイロットが対処に気を取られている間に機体が傾き、機を失速させたことだった。ピトー管の氷結で自動操縦装置が解除された後に機を失速させてしまった、エールフランスAF447便の墜落事故ともそっくりだ。1990年以降の航空事故を振り返ると、自動操縦システムの過信や不適切操作が墜落事故に至るケースは、少なくない。1994年に名古屋空港で起きた、中華航空140便墜落事故なども、まさにそう。上記アダム航空の事故の場合は、パイロットが失速対処など十分な訓練を受けていなかったことが後に判明して運航停止処分を受け、アダム航空は倒産した。

 今回の事故も、レーダーから失踪する直前にQZ8501便から、コース変更と高度上昇の許可が要請されている(管制当局が許可したかどうかは不明)ことから、積乱雲などの悪天候を回避しようとしていたことは容易に推測できる。ところが、何らかの原因で積乱雲に突入してしまい、機体に何らかの不具合が生じたところに不適切な操作が重なり、墜落に至った可能性は十分に考えられると、私は見ている。前にも紹介したことがあるが、航空機が積乱雲に突っ込んでしまうと、身の毛もよだつ、とんでもない事態になるのだそうだ。片翼が積乱雲に入っただけでも、操縦席の計器が判読できないほどの激しい揺れに見舞われ、話すと舌を噛むほどで、乗員どうし会話もままならない状態になるという。積乱雲にまともに突っ込もうものなら、激しい上下動と落雷の連続やボール大のひょうにやられ、機体はボロボロになる可能性があるのだという。実際、気象レーダーが開発される前の第2次大戦くらいまでの飛行機には、突然消息を絶ち、積乱雲の遭遇が疑われる例がそれなりにある。

 いまのところ、悪天候のため捜索は難航と伝えられているが、機体は水深25〜30メートルの浅海底に沈んでいるらしいから、天候さえ回復すればブラックボックスの回収自体はそれほど困難ではないだろう。その解析でかなりのことが、そう遠くない時期に明らかになるだろうと思う。悪天候、機体故障、不適切操作、これらの関係に注目している。





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エアアジア機墜落事故・・・パイロットミスを主因とする報告書公表
 去年12月にインドネシアで墜落したエアアジア機墜落事故の調査報告書が公表された。整備不良に起因するマイナーなシステムトラブルにパイロットの不適切操作が重なって致命的事態に陥った・・・大筋で言うと、こういうこと。発生当初に予想した構図どおりだった。ブラジル沖で墜落したエールフランス機(AF447)事故とも瓜二つ。訓練内容など体制面も含めた乗員の教育養成に重大な問題点が指摘されていると言ってよいのではないだろうか。    ところで、各メディアの記事を読み比べて見るとニュアンスが微妙に異な... ...続きを見る
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2016/02/18 12:22

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