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zoom RSS 学校を休んで親と旅行・・・子の教育責任は親にある

<<   作成日時 : 2015/04/29 23:00   >>

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画像 「ゴールデンウイーク」が始まった。国民の多くが一斉に休日を取り、道路も交通機関も行楽施設も大混雑で料金がバカ高になるという、忌まわしき1週間。皆が一斉じゃないと休めない、個人が好きずき、好きな時に休みを取ることが許されないこの国の貧困の象徴だと思う。ゴールデンウイークなぞ消えてなくなれ、と悪態をついたことがあるが、その思いは今も変わらない。たぶんずっと、変わらないだろう。

 ブーたれるのはこれくらいにしておいて、今週発売のAERAは休暇特集だ。その中で「学校を休ませて旅に連れて行くことの当否」が大きな記事で掲載されていた。

画像 このハナシ、旅好きの親の間では古くからの命題で、容認派と否定派で熱い議論が交わされて来たように思う。ネットを検索すると、Q&Aだのアンケートだのが、わんさと出てくる。記事でも、「子の休みに合わせて親が休めない」「平日は料金が安い」「低学年なら勉強にもさほど影響はない」「担任が、学校ではできない体験を、と言った」等々、容認派のコメントが並んでいた。

 あぁ、そうなのか、という程度。どれも一理ある見解だし、子女の教育には親が一義的責任を負うものだから、その親が「休んでよし」と言えば、いいのだろう。それ以上でも以下でもない。教師が「休まれては困ります」などと言おうものなら、たとえそれが個人的意見の表明であっても「どういうお立場でそういうことをおっしゃられるんですの?」などと騒ぎ出す親がいかねないご時世だから、担任が「どうぞ」と言うのも、これまた当然のことだろう。

 こういうことを、容認派、肯定派に分かれてどっちが多いとか、どっちが正しいとか、白黒付けようとすることがそもそもナンセンス。親が良いと考えればOK、不適切だと考えれば、ダメ。他人に判断を求めるようなことではない。家庭それぞれに教育方針があり、親の考え方の多様性というのは、尊重されてしかるべきだと思う。

発言小町「旅行で学校を休むという感覚はもはや普通なのですか?」
教えてGoo「学校を休んで家族旅行。賛成?反対?」

■学校は休むものじゃない
画像 で、ワタシの考えだけど、我が家はそういう理由では絶対に学校を休ませない。休むのは病気怪我と近親者の葬儀だけ。この考えには夫婦そろってブレがない。たとえ容認派がクラスで多数でも、ウチは休ませない。学校は、休んでいいものじゃない、と教えている。ウチ以外の家には違う考えもあるが、ウチの考えはこうだ、とも言っている。冒頭で、休みは個人の好きずきで好きな時に取ればいいと書いたが、それは大人の話。集団生活、集団授業が前提の子どもの学校はそうはいかぬ。そもそも、夏冬春で計2か月も休みがあるのだから、それ以外の休みは土日だけで十分、と思っている。

 夫婦そろって旅好きなので、オフシーズンの格安旅行の広告には心が動かぬわけじゃない。けれども、そういう理由で学校は休ませないと決めているから、我が家とは縁なしとしてスルーする。海外旅行はいつもハイシーズン。その中で、比較的安いチケットを必死に探している。うまく探して手配方法を工夫すれば、世間一般に思われている半分以下の費用でも、海外旅行は可能なのだ。

 もっともワタシは、子どもの休みに合わせて比較的休みやすいお気楽サラリーマンなのでこういうことを言ってられる、というのも確かにあって、世の中そういう家庭ばかりではないことも、わかっている。世間の休みは稼ぎ時で仕事を休むなんてとんでもない、家族そろって過ごしたければ子どもに学校を休ませるしかない、というような家庭もあるだろう。自分がそういう分野で就業していることを想像すれば判断はかなり微妙で、家族で休日を過ごすことを一切合切あきらめて学校は休むな、とまで言うかどうかは悩むと思う。

 実は、ワタシの親はそのへんのところは鷹揚だった。小学校の前半は道東の釧路に住んでいたので、親の実家のある札幌や、父親の単身赴任先の東京に、日曜をはさんで3〜4日学校を休んで出かけて行く、ということが平均すれば1年に1度くらいはあった。親族の不幸とか、両親そろって結婚式に参列とかの、親の用事だ。子どもだけ残して行くわけにいかないから、一緒に行った。いま思えば、結婚式の参列なら土日の一泊二日で十分(当時の学校は週休二日じゃなかったので、土曜だけは休まねばならなかったろうけど)だし、身内の葬儀と言っても、両親のうちどっちか1人が参列すれば義理は果たせる。数日も学校を休むようなことではなかったと思うが、高い飛行機代や列車賃を出すのだから少しはゆっくりしたいとか、祖父母らも孫の顔をゆっくり見たいとか、そんなことがあったのだと思う。その頃を思い出すと、学校を休んで旅に出れることが嬉しかったのは間違いないが、出かけてみると周囲の大人からは「学校はどうした?」と聞かれ、学校に戻るとクラスメートから「どこへ行ってた?」「土産はないのか」などとからかい半分言われるのが面倒に思ったことも記憶に残っている。

 家族で東京に住むようになって以来、似たような用事で一家四人で札幌まで飛ぶようなことが何度かあったが、土日の一泊二日か、祝日と土日をつなげた二泊三日で完結させ、学校は休ませていない。「小学校は休んでも大丈夫でしょ。ゆっくりしていけばいいのに」と私の母などは言う。このへんの感覚は、年齢と言うよりも個人の価値観の問題であって、若い親ほど学校を休ませることに抵抗感が薄いとか、そういうことはないと思う。

■家族そろっての休日は「当然の権利」
 本質的なことを言えば、休日を子どもや家族と一緒に過ごすことというのは基本的人権の一つで、子どもの学校休日に合わせて親が休みを取れないということは、あってはならないと思う。サービス業であれ製造業であれ、学齢期の子どもがいる従業員には夏冬春の学休に合わせた有給取得を認める、というのが常識にならなくては。「稼ぎ時に休まれたら、売り上げが!」「生産性が!」という声も聞こえて来るだろうが、家族そろっての休暇を「ぜいたく」「道楽」ととらえるから、そういう発想になる。食う寝ると同じ「当然の権利」ととらえれば、そのために学校を休ませなくてはならないのってどうなの?という考えも出てくるだろう。親の仕事と子どもの学校とどっちが大事なのか、と問われれば、こと「休み」に関しては子の都合が優先されるべきだ。勤め人の仕事は替えが利くが、子の学びの機会に替えは利かないからである。

 学校を休ませて旅に連れて行くことの当否・・・というのも、日本の労働環境や企業風土を含めた議論をしないと、建設的な方向にならない。良い悪いで白黒が付くハナシじゃない。ワタシは、どんな業種・職種であれ、少なくとも勤め人のような就業形態であれば、夏冬春の学校休暇に合わせて親が有給休暇を取得することは当然とされるようになるべきだと思う。それは、企業が儲かることが何よりも大事とされるこの国の価値観を根本から変える、深くて本質的な問いかけなのだ。



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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
全くの余談ですが、ウチの次男(小学生)は、家族旅行のために学校を休むのに憧れています(笑
皮算用
2015/04/30 19:18

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