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zoom RSS 角松敏生のコンサートに行って来た<ネタバレ注意> (2015年12月11日/中野サンプラザ)

<<   作成日時 : 2015/12/11 23:00   >>

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画像 1年ぶりの中野サンプラザで、角松敏生のコンサート「Close out 2014 & Ring in The New Season」を聞いてきた。

 年末の中野に参戦するのは、これで4回目。横浜アリーナと同じく、「聖地巡礼」のような気分になってくる。金土の2日間公演だが、2日間ともSOLD OUT。2200人の中野サンプラザホールを満員にできる動員力は健在だ。

 3時間10分、15分の組曲を含む、全20曲。前半は、1980年代のオンパレード。懐メロ大会だ、などとはもう言うまい。30年も前の曲を今も聴きたいファンが大勢いる。角松氏自身ここ数年、ようやくそのことに正面から向き合えるようになってきた。すごい変化じゃないか。

 今年1月に急逝した小島恵理に代わり今回コーラスに起用されたは、為岡そのみ・片桐舞子(MAY'S)の2名の若手シンガー。今年、角松氏が久々プロデュース・ワークを行ったのが縁だという。プロデュースした2人の曲披露とたっぷりのクロストーク。続いて、去年リリースの最新作からゴスペル風組曲。「年末だから、ゼイタクしましょう」と、10人編成のゴスペルクワイア「DEUTプロジェクト」が登場。これにはびっくりした。2200人の中野サンプラザが満席になると、ここまで制作費をかけれるわけだ・・・と、ついつい余計なことを考えてしまう。本人含め10数人の多重唱の迫力は、何度聞いても鳥肌が立つ思いがする。こればかりは、ライブでしか絶対に体験できない。「Get Back To The Love」も、間違いなく名曲の一つだろう。しょっちゅうはムリでも、節目節目でこれからも演奏を続けてほしい楽曲である。

 後半の盛り上がりは、いつものナンバーが続く。やや新鮮味に欠けたというのが正直な思いではあるけれども、「All Is Vanity」エンディングの山本真央樹(Dr)と山内薫(Bs)のリズムソロは圧巻。山本真央樹は去年の中野ライブから角松バンドに参加するようになった、23歳の若手ドラマー。ドラムソロは去年も聞いているが、テクニックを総開陳してアピールに全力投球、といった感じの去年に比べると、ずいぶん余裕が出たプレイに見えた。これからのライブにもぜひ参加してほしいドラマーだ。なんてったって、23歳だ。親子ほど年の離れたミュージシャンたちがステージで同じ音楽を奏でる姿というのは、カドマツDNAが下の世代に受け渡されているような感じがして、聞いている側としてもうれしい。

 アンコールも、いつものナンバーだが「WAになって〜」は短縮バージョンで、それに続けて「Illuminant」が演奏された。サンリオピューロランドの「光のパレード」のために、2001年に書き下ろされた曲。「WAになって〜」をアップテンポにして、より明るくした感じ。ランドのパレードでは今も使用されている曲らしいので、もう少しメジャーになってほしいな、と思う。

 ラストの紙ヒコーキは、毎回の名物シーン。今回も、豪快に舞い飛んだ。様子を、山本真央樹氏がTwitterで報告している。



 アンコール2で、去年の奈良以来の「Always Be With You」。22時9分、終了。

画像 トシとったな、と初めて感じた。コーラスに起用したゲストシンガーとのトークでやたらとカネの話をしていたので、ついついそう感じてしまった。今までになかったこと。それからラストの曲、一番の聴かせどころで、声が出てなかった。

 でも、いいんだ。彼も55歳だ。そして自分も40代になってる。10代の頃に聴き始めて、気に入って、コンサートに通うようになったアーティストが、30年経った今も現役で活動し、こうしてナマで歌と演奏を聴ける。これは奇跡のようなことだよ。7月の横浜アリーナのライブも、絶対行くよ。

 忘れないうちに、セットリストを上げておく。カッコ内は初出アルバム。(あす行く予定の人、ネタバレごめん!)


<開演 19時02分>
1. Yokohama Twilight Time (Sea Breeze/1981)
2. Cinderella (Reasons For Thousand Lovers/1989)
3. Off Shore (On The City Shore/1983)
4. Secret Lover  (Gold Digger/1985)
MC
5. Office Lady (Weekend Fly To The Sun)
6. Desire    (MORE DESIRE 〜SPECIAL LIVE '89.8.26/1989)
MC
7. Hope All Goes Well (存在の証明/2000)
MC
8. Last Scene (為岡そのみ) (為岡そのみ・配信/2015) 
MC
9. DADDY - You're My Shadow (Duet With 片桐舞子) (MAY'S・Traveling /2015)
MC
10. Get Back To The Love (The Moment/2014)
MC
11. After 5 Clash (After 5 Clash/1984)
12. Gazer  (Incarnatio/2002)
13. Tokyo Tower (Gold Digger/1985)
14. All Is Vanity  (All Is Vanity/1991)
15. Girl in the Box (シングル/1983)
EC
16. WAになって踊ろう (AGHARTA名義・シングル/1997)
17. Illuminat       (AGHARTA名義・シングル/2001)
18. Take You To The Sky High (On The City Shore/1983)
19. No End Summer  (Gold Digger/1985)
EC2
20. Always Be With You  (白い船・オリジナルサウンドトラック/2002)
<終演 22時09分>


 個人的には「3」の「Off Shore」を聞けたのが、一番の収穫だった。一瞬泣けた。3作目のアルバム「ON THE CITY SHORE」1曲目に入っている、爽快な夏ナンバー。エレビのバッキングとフュージョンばりのシンコペーション、ベキベキとがったスラップベースにホーンセクションと、角松サウンドのエッセンスが凝縮されたような曲でファンの人気も高いが、この20数年、ライブでの演奏機会は極端に少なかったように思う。私が知っているのは、1992年の凍結ツアーと、2001年の20周年ライブ(東京ビッグサイト)、そして2003年のリベンジライブ(横浜アリーナ)。2001年と2003年はメドレーだったから、大会場でフルコーラスが演奏されたのは超久しぶりだったのではないだろうか。夏のOTODAMAライブで演奏して好評だったので今回のセットリストに入ったのだろうけど、名曲なだけに、ぜひ横浜アリーナでの再演、そして願わくば、オリジナルアレンジのままの再レコーディング・CD発売を期待したい。

 そう言えば、来年春のリリースに向けて、デビューアルバム「SEA BREEZE」のオリジナル・マルチトラックにボーカルのみを再レコーディングする企画アルバムを製作中なのだそうだ。35年前、若かりし頃の村上ポンタさんや後藤次利さんの演奏が、現代の技術で蘇るのだという。本人曰く「ヤバイ音ですよ」。デビューアルバム「SEA BREEZE」は、角松氏自身は全曲の作詞作曲と歌唱以外は一切かかわることができず、本人の力不足もあって忸怩たる思いのある作品だと、いろいろな場で語っている。とは言え、アルバムは名曲・名演揃い。これがボーカル再録で蘇るとあれば、期待度は高まる。リリースが待ち遠しい。

▼Amazonを検索すると、角松敏生のオリジナルアルバムは、1981年のデビューアルバムからすべてが、廃盤とならずに新品でラインアップされている。製品を供給し続けるレコード会社が作品をちゃんと評価しているということであり、今も供給を維持できる数は売れるということなのだろう。こういうところに、角松氏の、数字やヒット曲の多寡とは別の、人気の底堅さを見るような思いがする。()で表記したリリース年は、いずれも初版。

■デビューアルバム「SEA BREEZE」(1981年)
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■2nd「WEEKEND FLY TO THE SUN」(1982年)
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■3rd「ON THE CITY SHORE」(1983年)
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■4th「AFTER 5 CLASH」(1984年)
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■5th「GOLD DIGGER」(1985年)
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■6th「TOUCH AND GO」(1986年)
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中野サンプラザで角松敏生コンサートを聴く
 中野サンプラザホールで角松敏生の定期演奏会(コンサート/今回はあえてこのように書く)を見てきた。12月の中野に参戦するのは2015年以来2年ぶり。去年は海外出張の帰国日と重なったため、参加できなかった。それでも、2012年に年末の定演が中野で行われるようになって以来、その1回を除いてずっと聴きに来ている。聖地巡礼の気分だ。雪による遅延欠航も想定して、札幌から2泊3日の遠征旅に出た。アーティスト角松敏生が現在形で活動を続けていること、中野サンプラザを満員にできるほどの集客力を保っていること... ...続きを見る
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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして。

私も角松さんのあの歌唱に
魅せられているひとりです。
夜の蝉という歌の歌詞に
とても惹かれています。

是非とも機会があれば
引退なされてしまう前に
ステージを見に行きたいのですが。
来年は孫を抱く
お祖母ちゃんデビューを控える私の
ささやかな希望です。
角松さんよりちょっと歳上の女として
角松さんには今後も
ファンの皆さま方と共に
在ってほしいものですね。

またお邪魔させて戴きます。
小枝
2015/12/13 00:59

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