旅するデジカメ〜札幌発東京定住日記

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zoom RSS 来れてよかった・・・横浜アリーナで角松敏生35周年コンサートを聞く

<<   作成日時 : 2016/07/03 23:00   >>

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画像 角松敏生のデビュー35周年コンサートのために、横浜アリーナに行って来た。前回の30周年コンサートから、ちょうど5年になる。角松敏生の周年コンサートは、20・25・30・35周年と、これで4回目。20周年を除き、会場は横浜アリーナだ。もはやライフイベントの一つ。まさに「聖地巡礼」である。

 あれから5年・・・という事実を前に、個人的に色々思うことがある。前回の30周年は、東京への転勤が決まり、赴任する直前だった。そして今回は、東京生活を終えて札幌に戻った直後。家族は5つ年をとり、子どもたちは少年の雰囲気を出すようになり、自分は40代になった。5年という歳月は、短いようで長い。この5年間、角松敏生というアーティストが堅実な活動を続け、再びここでライブを開き、そして自分がこの場にいることができることに、感謝しよう。「逢えてよかった」というのは今回のコンサートタイトルだが、多くのファンにも共通する気持ちではないかと思う。横アリで角松に再会できて、よかった。自分がこの場に来れて、よかった。

画像 角松敏生の周年ライブは、5時間を優に超える長大なパフォーマンスと膨大な楽曲が持ち味だが、前々回、前回をはるかに上回る、重量級の見事なライブだった。30分の休憩を含み6時間半、20分級の長大組曲2曲を含む、全38曲。これだけの長大ショーを構成できる楽曲の蓄積、そして、歌い、演奏し続ける(半数以上の楽曲はギターを弾きパーカッションを演奏しながら歌っている)体力は、驚嘆と称賛に値すると思う。まもなく56歳になるという齢にして、あのパワーだ。

画像 正直、年齢を感じる部分はあった。曲によるが、演奏機会の少ない昔の曲は、声が出ていなかったり音程をはずしたりしていた。初期〜中期の楽曲はキーが高く、年齢とともに高域を発声しにくくなるのはいかんともしがたいということなのだろう。バックミュージシャンの演奏も、全体的には「素晴らしい」の一言なのだが、個々のパーツを注聴すると、迫力が劣る感が否めない部分はあった。「OFF SHORE」のサックスソロ、「RAMP IN」のトランペットソロ、「初恋」のベースソロなど。どれも超名曲で、今回の演奏も素晴らしかったのだが、たとえば「初恋」は、2003年11月15日の「20周年リベンジ」ライブ(横浜アリーナ)での青木智仁さんのベースソロが唯一無二の名演だし、「RAMP IN」のトランペットも、オリジナルレコーディングを担当し、ライブの「RAMP IN」でも数々の名演を生んできた数原晋さんのプレイを上回るものはないと思う。「OFF SHORE」のソロは、同じ本田雅人さんでも2001年8月23日の東京ビッグサイトのソロが最高だ。長きにわたり、多くのライブ演奏が映像作品として刻まれていると、自分の中でのベストアレンジ、ベストソロ、ベストパフォーマンスというのが耳に焼き付き、それと比較してしまうのは仕方のないことなのだろう。

 とは言え、私も含めファンの多くは、個々の楽曲の声の出方がどうこうとか、ソロのフレージングがどうこうとか、そんなことでライブ全体の評価を左右させたリハしていないはずだ。あくまで、38曲6時間半という超人的マラソンレースを一体として楽しんでいたはずで、その点において、今回の35周年ライブはこれまでの周年ライブの中で最高の出来だったことは、間違いない。中でも、デビューアルバム「Sea Bleeze」(今年3月にリメイク版も発売)の、曲順通りの全曲演奏や、2年前に発表されたアルバムに収録された20分を超える長大組曲「The Moment of 4.6 Billion Years 〜46億年の刹那〜」の完全な再現、100人を超えるコーラス隊を従えてのゴスペル風組曲「Get Back To The Love」の再演に、彼の音楽の真骨頂を見た思いがした。


画像 今回のライブ、1万2000人という大きな収容人数にもかかわらず、椅子席は早々に完売となり、若干の立ち見席が追加発売された。中野サンプラザ(2222人)や、それより小さな会場がSOLD OUTとなることはこれまでもあったが、これほど大きな会場が発売早々に完売というのは、角松敏生の活動史上でも快挙と言っていいだろう。25周年(約1万人弱)、30周年(約1万人超)、に比べても、確実に動員力は上がっている。思い出すのは、5年前のライブのとき「横浜アリーナに1万人を集客できるかどうか、とても不安だった」と本人が語っていたことだ。「横浜アリーナをやれるのか、やってよいのか、ずいぶん悩んだ」とも話していた。だが、今回のライブでは、動員面で不安を抱えた気配はまったく感じられない。前回の成功があるし、毎年12月の中野サンプラザや7月の軽井沢大賀ホール(784席)は発売と同時に完売するなど、実績を重ねてきた。オーケストラやジャズビッグバンドの共演や鍵盤奏者と2人だけでの地方ライブなど、従来のバンド編成にとらわれない柔軟で趣向を凝らしたライブで、全国を回ってきた。地方の大規模会場の動員は苦労するとは言え、自分の音楽でまだまだ人を呼べる、横アリなら集まってくれるという自信を深めた5年間であっただろうと思う。

画像 終盤はおなじみのナンバーのオンパレード。アンコールの「WAになって踊ろう」では会場全体が両手を上げて左右に振り、「TAKE YOU TO THE SKY HIGH」では豪快に紙飛行機が舞い飛んだ。変わらない、ずっと変わってほしくない、角松敏生ライブの定番風景だ。

 5年後の40周年にも、ここでコンサートを開くと宣言があった。短いようで、5年は長い。突如病気になるかも知れないし、不慮の事故や災害は誰にでも起こり得る。そこまでではなくとも、音楽環境の激変で、大規模コンサートなどとてもやれない状況になっているかも知れない。この先何があるかは、誰にもわからない。宣言が本当になることを願おう。そして5年後、自分もまたここに来れることを祈ろう。

 ただ1日ずつ、大事に過ごすだけ。その積み重ねが、年月になる。

 さて、札幌に帰ろう。

■SET LIST セットリスト ()=初出音源 /=発表年 *=シングル **=一般未発売

16時03分開演
Prologue〜陶芸家の出会いと35周年への思いを朗読したVTR
1. これからもずっと  (20周年コンサートチケット特別付録 /2001**)
2. Startin'      (Startin' / 月のように星のように /2004*)
3. Realize       (Realize /1998*)
4. Cindrella      (Reasons for Thousand Lovers /1989)
5. Off Shore      (On The City Shore /1983)
6. Lucky Lady Feel So Good (Touch and Go /1986)
-MC-
7. Dancing Shower (Sea Breeze /1981)
8. Elena       (Sea Breeze /1981)
9. Summer Babe       (Sea Breeze /1981)
10. Surf Break          (Sea Breeze /1981)
11. Yokohama (Sea Breeze /1981)
12. City Nights (Sea Breeze /1981)
13. Still I'm in love with you (Sea Breeze/1981)
14. Wave (Sea Breeze /1981)
-MC-
15. 初恋 (初恋 /1985*)
17時52分 休憩
18時26分 再開
16. Rain Man -Tripod Chorus Version- (The Past And Then /2005)
17. Izumo -Tripod Version-         (Incarnatio /2002)
18. The Moment of 4.6 Billion Years 〜46億年の刹那〜 (THE MOMENT /2014)
-MC-
19. Ramp In  (T's Ballad  /1985)
20. Desire   (Special Live 89.8.26  /1989)
21. Oshitaoshitai (Sea Is A Lady  /1987)
-MC-
22. Daddy / duet with 片桐舞子 (Traveling【MAY'S】/2015 )
-MC-
23. 鏡の中の2人 / duet with 凡子 (NO TURNS /2009)
-MC-
24. 小田急 CMソング (1番のみ)
-MC-
25. Never Gonna Miss You / duet with 吉沢梨絵 (Vocaland 2 /1997)
-MC-
26. Smile /duet with 千秋  (Smile /2006*)
-MC-
27. Get Back To The Love / with additional 98 choruses (THE MOMENT /2014)
28. After 5 Crash (After 5 Clash /1984)
29. Rush Hour   (Weekend Fly To The Sun /1982)
30. Tokyo Tower   (Gold Digger  /1985)
31. Girl in the box (Girl In The Box /1984*)
32. ハナノサクコロ  (Fancakousticks  /2004)
21時15分 本編終了
21時18分 再開
-EC-
33. 君のためにできること (君のためにできること /2003*)
34. 浜辺の歌       (存在の照明 /2000)
35. Illuminat       (Illuminant 【角松敏生/AGHARTA】 /2001*)
36. WAになって踊ろう   (WAになって踊ろう 【AGHARTA】 /1997*)
37. TAKE YOU TO THE SKY HIGH (*TAKE YOU TO THE SKY HIGH /1983)
21時55分 EC終了
-EC2-
38. ALWAYS BE WITH YOU (ALWAYS BE WITH YOU /2001*)
39. NO END SUMMER    (GOLD DIGGER /1985)
22時28分 終演
【Ocean Radio@2016】

▼ライブリポートはこちら

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。

たまたまB747機の燃費について検索したところたどり着きました。

でもって飛行機好きと角松好きときたら・・・同年代でしょうね。

フジテレビのフィラー「Ramp in」がお気に入りです。
you tubeで肖像権の関係で消されては再UPされるの繰り返し。
根強いファンの仕業でしょう。

C路に着陸する瞬間に、A路から離陸してゆくシーンがお気に入りです。
通りすがりです。
2017/07/12 04:51

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