旅するデジカメ〜札幌発東京定住日記

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zoom RSS 平成29年1月1日

<<   作成日時 : 2017/01/01 23:00   >>

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​ 新年が明けた。今年は平成29年、西暦2017年、皇紀2677年、昭和からの通算だと、昭和92年。

 毎年恒例の「朝まで生テレビ元日スペシャル」を何とは無しに見ていたら、天皇の生前退位を一代限りの特措法とすべきか否かについて、喧々諤々の議論をやっている。天皇や皇族の存在そのものが法の下の平等に反すると考える私からすれば半分どうでも良いような話だ。憲法の規定上天皇制を廃止することができないという前提に立つのなら、その存在は国民生活になるべく影響の及ばない範囲にとどめおくべきで、「陛下」は憲法に規定のある「国事行為」のみに専念すればいい。高齢で難しいのならば摂政を立てればいい。憲法に定めのない「公的行為」を広げるだけ広げ、その遂行が困難だから譲位のあり方を議論するというのは理由にならないことだと思っている。だから、生前退位に私は反対。「国民の平和と安全を祈るのが陛下の役割」みたいなことを言ってる「識者」がいたが、宗教じゃあるまいに、私らの身の安全を他人に祈ってほしゅうないわいね。

 そんなことよりも、見ていてふと思ったのが、恒久法か特措法かはともかく、現天皇の退位、皇太子への譲位が実現すれば、当然元号が変わるのだろうな、ということだ。私の勤務先は幸いなことに社内文書や主な対外表記は西暦使用がデファクトとなっているので(明確なルールはない)助かっているが、元号表記を強制してくる役所などの表記法にはいつもストレスを感じてしまう。当日の日付や生年月日の年号欄に「昭和」だの「平成」だのとあらかじめ印刷してあったり、統計資料の年号を元号で表記したり、わかりにくいったらありゃしない。運転免許証も元号でしか表記されていないので、「平成32年まで有効」などと書かれていても、それが2020年、つまり今から3年後の年限であることを把握するには、ちょっとした脳内活動を必要とする。NHKのニュースは今も元号使用を標準としているが、たとえば「平成14年と現在を比較した場合・・・」なんて原稿をアナウンサーが読んでも、それがいつのことなのか見当が付かない。「2017年=平成29年、H29-H14=15、2017-15=2002年」という、これもまたちょっとした脳内活動である。ちなみに2002年はサッカーワールドカップの日韓共同開催が行われ、小泉総理が北朝鮮を訪問し、バリ島で190人以上が死亡する爆弾テロ事件があった年だ。このように、現代史上の重要な出来事、特に海外での出来事は西暦を基準に記憶・記録されているので、元号・西暦の変換を強いられるというのは記憶の喚起という点でも都合が悪い。もっとひどいのは銀行の書類で、住宅ローンの支払計画書など、平成40何年まで支払う月々の返済額と金利額が書かれている。それがいつのことなのか見当が付きづらいどころか、平成40年という年限が到来することすら現天皇の年齢からして可能性がほぼゼロであろう。あまりにわかりづらいので、自分で西暦の年号を書き加えた。存在しない年限を書き連ねる銀行員は気は確かか、と言いたくなる。

 新元号が制定され、使用が継続するとなれば、こういう不便さ、不合理さが未来永劫続くということである。
そして、皇位継承順位からすれば、皇太子の次は秋篠宮が天皇となる。また元号が変わる。さらに、その次は秋篠宮家の長男、悠仁が皇位継承者となるから、即位すればまた元号が変わる。生物学的に順当に考えるなら、皇太子と秋篠宮は、1970年代生まれの私よりも確実に、早く死ぬ。つまり、私が平均寿命に到達するであろう21世紀の半ばごろまでに、皇太子即位、秋篠宮即位、悠仁即位と最低でも3回の改元があり、昭和40年代生まれの私は5つの「時代」を生きることになる。

 いい加減にしろ、と言いたい。

 悠仁が天皇となる頃には、元号を使う限り、昭和や平成生まれの人たちの年齢を把握するのは換算表を常備していない限り不可能だろうし、「平成27年・・・集団的自衛権行使可能に」「平成25年・・・特定秘密保護法成立」という重要な出来事も、「新元号XX年・・・憲法改正」「新元号YY年・・・自衛隊初の戦闘行動で現地住民に犠牲者」など、これから起きそうな出来事も、数十年後の将来には元号という覚えづらい年号とともに忘却の果てに置き去られることだろう。そんなんでいいのか、と思う。

 元号を一切合切否定するつもりはない。使いたい人は、使えばいい。「明治」「大正」「昭和」「平成」と、数十年を単位とした時代感の形成効果も、否定はしない。ただし、公的機関やメディアの日付表記は西暦統一、または「西暦を主」「元号を従」とする西元併記とすべきである。そうしないと、わかりづらいのだ。

 平成29年1月1日、まずは声を大にし言いたいことは、そのこと。


【Ocean Radio@2017】

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