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zoom RSS 角松敏生・・・この秋は”カラオケ”ツアー

<<   作成日時 : 2018/05/29 23:00   >>

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画像 角松敏生の秋のコンサートツアー日程が発表された。ブラス13人のビッグバンドを従えた夏のツアーは、東京から比較的近く、確実な動員が見込める会場しか周れない。今回は、夏のツアーで「選外」となった地方を中心に、札幌・岩見沢を含む全国18か所を回るのだそうだ。

 でも、なんだかなぁ、というのが正直な感想。早くも消化不良の予感。


 本人とキーボード奏者の2人で回る「お前とオレ」ツアーなのだという。何よ、それ。要は”カラオケ”ツアーなんじゃないかい。角松敏生本人の歌+ギターと、伴奏者のピアノ(キーボード)、この3音源だけで演奏を完結させる純粋なアコースティック編成で通すなら良いけど、派手好きの角松のこと、全演目をアコースティックで通すはずがない。ベースにドラムにパーカッション、ブラスにコーラスまで、帯同できないミュージシャンの演奏はぜーんぶ同期(事前録音)で流してやるつもりだろう。それって、カラオケ大会と何が違うの?

 同期の多用は今に始まったことじゃないけど、たいていは、ステージ上はバンドの体裁が整って、「足りない音の補強」の範囲だったので、許していた。でも、カラオケ歌唱に限りなく近いライブを全国ツアーでやるとは、角松敏生のミュージシャンシップの心意気はどこへ行った、と思う。しかもこの形態、2015年以来2度目だぜ。

 もちろん、今のバンド事情、ミュージシャン事情、会場事情、そして角松敏生の人気と動員力からすれば、フルバンドのライブをそう多くはやれないことは、よくわかる。でも、CDが売れないからライブを数こなさなきゃいけない。儲けも出さなきゃならない。動員の厳しい地方も回らないと、ますます人気が落ちてしまう。だったら、製作費のかからないカラオケで、しゃーないか、てなところだろう。それは十分すぎるほど想像がつく。

 で・も・ね。

 角松敏生ライブのウリは、手練れのミュージシャンをそろえたバックバンドじゃなかったのかよ。「ボクの音楽を聴かせるには、これだけのミュージシャンが絶対に欠かせない」と、バンドメンバーを紹介しながら言ってたじゃなかったか。なのに、採算が厳しくなったらカラオケかい? 節操の無さは今に始まったことじゃないけど、ちょっとひどすぎじゃないか、と、わたしゃ思う。

 「バンドを連れて来れなくてすみません」と、まずは言えよ。で、「それでもライブやんないと食ってけません」と言うくらい開き直れば、許すよ。でも、そうは言わないんだろうな、格好付け、だから。カラオケでも何でも、来てからたらOKというファンも多いから。でもボクは、角松敏生の姿なんてどうでもいい。ナマの音楽を聴きたいんだよ。本気の歌と演奏が織りなす唯一無二のパフォーマンスを見たいから、お金を払って会場に行くんだよ。そこでカラオケ大会なんて、なめんなよ。

 「ホール会場でフルバンド、以外のライブは原則やりません」「キーを下げて歌うくらいなら音楽をやめます」。こう公言している山下達郎を少しは見習え、と言いたいが、タツローはCD不況と言われつつも新譜・旧譜を問わずコンスタントに売れ続けている人。さらにツアーをやれば、ホール規模の会場でも全会場ソールドアウトが計算できる人。首都圏に人気が偏っている角松敏生とは環境がまるで違う。背に腹は代えられず・・・ということはわかるが、「こだわりの音楽」が信条のカドマツにしては、全然こだわってねぇじゃないか、という思いは払拭しがたい。

 30年聴き続けたアーティストをこうしてディスるのは辛いけどね。でも、レコードを買い続けライブに通い詰め、本気で向き合って来たからこそ、言いたいことは言わせてもらう。

 カバー作の連発といい、中途半端なビッグバンドアルバムといい、カラオケツアーの発表といい、角松敏生音楽が混迷の度を深めているように感じられる、春の終わり。

【Ocean Radio@2018】



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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
偶然、山下達郎さんでヒットしまして、こちらのブログにお邪魔させていただきました

実は私も角松さんのここ最近のセルフリメイクアルバム等のCDを購入しておりまして

リアルで角松さんのデビューアルバムから数十枚ほど買っていた者なんですが、

そして昨年始めて角松さんのコンサートも観ているのですが、主様の仰ることは良く分かります

自分も達郎さんと角松さんはファンですが、ファンだからと言って盲目的な評価をするようなファンに、正直言って自分の主観からすると余り理解出来ない行動に映るものですから

主様のようにアーティストのファンでも、そのアーティストのファンがあるがゆえに厳しい評価も下し、実際自分の感じていることを素直に意見する事も一音楽ファンとして大切なことと自分は思ってます。

自分も日本だけじゃなく、世界的にもCDが売れない時代でアーティストの才能も枯渇したとか言われる時代で、冷静に見るとやはり実際今はオリジナルが売れない時代だと思ってます

ミラクル
2018/06/14 01:48
すいません 長くなったので分けさせて頂いたコメントです

続き

まぁ〜余りにも音楽が氾濫し過ぎて、それにいくら五線譜の音符の組み合わせが無限大とは言っても、人々が好むメロディも、そしてコンピューターのプログラムで作るダンスミュージックも氾濫しているリズムももう出尽くしたと自分は思ってますので

角松さんみたいなアルバムの出し方する人は多いでしょうね

それでも昔からの名の通ったアーティストは未だアルバムを新譜として出せるだけ恵まれているでしょうね

そうじゃないアーティストで未だ音楽活動している人なんて活動場所はライヴハウスとかでしょうから、達郎さんにしても角松さんにしても未だ新譜を買ってくれてコンサートに必ず来てくれるコアなファンがいますから良いのですよ

そう言う自分もやはりファンなので未だにアルバム購入してコンサートにも行っているんですけどね(笑)

でも、主さんが感じていることは音楽界全般に言える実情なのは間違いないと自分も思っています
ミラクル
2018/06/14 01:50
ブログ筆者です。丁寧なコメントをありがとうございました。良質な音楽を作り続けることがとても難しい世の中だ、とは思ってます。

けれども、私のような年代がまったく知らないアーティストが十代を中心に超人気で、千人規模の会場の全国ツアーを全会場完売にしているような現実もあるので、音楽を聞きたい人が確実に存在するという点では、悲観はしていません。
海ラジ
2018/06/14 12:41

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