「サマータイム法案提出」ってマジっすか?

 「サマータイム制度推進議員連盟」という超党派の国会議員集団が、夏に1時間時計を進める「サマータイム法案」の骨子を決定したのだそうだ(4月17日・読売新聞)。各党に持ち帰って調整し、5月に国会に提出する方針だそうだ。

 ホンマかいな、という気分がまだ漂う。いくら党派を超えた議員が結集して法案を作ったとは言え、議連に参加しているのは自民、民主、公明の180人。国会議員は衆院だけで480人もいるのだ。

 世論がほんの少し「反対」に触れている気配の中で、果たして自民党や民主党が「夏時間導入」で一枚岩になるのだろうか? 自民党の実力者がどっかから出て来て「まだ時期尚早」なんて言いだして、おじゃんにしてしまうんじゃなかろうか。

 何よりも、北海道など一部を除いては、世論の関心がさっぱり盛り上がっていないのが気になる。夏時間導入の本当のメリットとデメリットをちゃんとわかっている人なんて、国民全体からすれば、わずかだろう。さきほど、「世論がほんの少し反対」と書いたが、実は夏時間については、「世論」と言えるほどの信頼すべき調査は、ほとんど行われていないと言ってもいいのだ。そのように書いたのは、ネットなどを巡回した中での、あくまで私の感触である。

 その反対論とて、「労働強化になる」「システム切り替えの負担が大きい」という現実論から、「睡眠不足になる」「明るい時間に仕事を終える気がしない」という感情論、「夜は暗いものだ」「夏は夜こそ風情がある」というようなものまで、千差万別だ。こうした声に、推進派の人たちはどれだけきちんと答えているだろうか。

 確かに、コンピューターがこれだけ仕事や生活に入り込んでいる時代、夏冬2回時計を切り替えるのは相当に面倒だろうが、それが夏時間導入の経済効果を帳消しにするほどのものであるかは、よくわからない。反対派の方便にされている気が、しないでもない。「労働強化」は、確かにその懸念があるが、「1日8時間、週40時間労働」と法律が定めているのだから、法律が守られるように労働基準監督署にしっかり仕事をしてもらうしかない。

 個人的には「夏時間」には大賛成なのだが、世論がこれほど冷めているときに、「法案作って国会にかける」なんて言っちゃって、大丈夫なの平沼さん? とも言いたくなる。

 杞憂になれば良いが、どうも、「先走り」のような気がするんだよなー。



◆サマータイム導入法案、超党派議連が決定
 超党派の「サマータイム制度推進議員連盟」(会長=平沼赳夫・前経済産業相)は15日の役員会で、日照時間の長い3~10月に時計の針を1時間進めるサマータイムを導入する法案を決定した。
 21日の総会で了承を得た後、各党の了承を求める。議連は5月に国会に提出し、成立を図りたい考えで、2007年の実施を目指している。
 法案は、全5条と4項の付則で構成。時刻の切り替えは、3月の最終日曜に午前2時から午前3時に進め、10月の最終日曜に午前3時から午前2時に戻す。当初は4月の切り替えを検討したが、欧州など多くの国の変更時期に合わせた。
 法案は、労働強化への懸念を踏まえ、政府に「労働時間の増加等の事態が生ずることのないよう十分に配慮する」ことを求めた。時刻切り替えの経費についても「予算に計上する等必要な措置を講ずるよう努める」と定めた。
(2005/4/15/19:16 読売新聞 無断転載禁止)

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