サマータイム論争・・・「遊び」と「仕事」どちらが大事か

041008-Sunset サマータイム導入に際し、デメリットが多いわりにメリットが少ない、という声をよく聞く。それも「反対派」と言われる人たちから。そうだろうな、と思う。

 おそらくサマータイム導入に積極的な人は、夏が好きで、外遊びが好きで、そういう機会を増やせば喜ぶ人が多いと信じている人たちだ。ゴルフやハイキングが好きで、野外イベントも好き、バーベキューも大好きで、明るいうちから飲むビールは最高だ、こう思える人たちである。「遊び型人間」と、これを仮称しよう。こういう人たちからすれば、「日没が遅くなること」「日が長くなること」そのものが何よりのメリットなのだから、そこにそれほど高度な理屈はない。遊ぶ時間を増やすためなら、多少のコストがかかってもいいじゃないか、不便な思いをしてもいいじゃないか、と本気で思っている。

 ただ、それじゃいくらなんでも格好がつかないと、省エネだの経済効果だの(この2者は本質的に矛盾する)と理論武装しようとするから、突っ込まれるスキができてしまう。

 ところが、反対派の言い分は違う。「仕事型人間」だから、バリバリの理論で固めてくる。遊びはあまり大事なことだと考えていない彼らにしてみれば、遊びのためにコストをかけるのは感心せず、まして生産性を落とすなんて、とんでもないのだ。不便な思いをしてまで遊びの時間を増やす理由が、そもそも理解できない。だから、ありとあらゆる理屈を持ち出して反対する。

 論争になれば、反対派に「分がある」のはある意味当然だと思う。仕事の効果は数値化できるけれど、遊びの数値化は難しいのだから。

 人が生きるために大事なことは「仕事」か「遊び」か。サマータイム論争は、詰きつめれば、こんな哲学的、宗教的な対立と言えるのではないかと、私は思う。 そして、どちらの立場が私たちの暮らしをより「豊か」にするのか。ぜひともそういう視点で、考えたい。

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