花咲線普通列車の普通の光景

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 深夜、根室駅(北海道根室市)と厚床駅(同)の間を、普通列車で往復した。午後8時44分、3644D「快速ノサップ」で厚床まで。そして折り返し午後10時48分発の5643Dで厚床から根室へ。それぞれ、根室から釧路へ、釧路から根室への最終列車である。

 行きの3644Dは、根室発車の時点の乗客が私を含めて6人。帰りの5643Dは、私を含めて3人。60人は乗れるであろうディーゼルカーに、たったこれだけの乗車人数だ。終端の根室に近い区間でこの人数だから、釧路と厚岸の間あたりではもう少し乗っているのだろうが、それにしても・・・と思う。利用率の低いローカル線を維持する負担が鉄道会社の経営を圧迫する、というのはよく聞く話だが、このガラガラの車内を見ると、それを実感する。

 ちなみに、普通列車に使われる一般的なディーゼルカーの値段は1両約1億3000万円。燃費は、リッター当たり1.2キロ程度なのだそうだ。鉄道が「環境にやさしい」というのは、ある程度まとまった人数を運んでの話である。こんな乗客数なら、ワゴン車を走らせた方がずっとマシ。

 線路を走れるマイクロバスの開発 を、JR北海道が熱心に取り組んでいるが、そこまでしなければならないせっぱ詰まった事情が、よくわかる。

(撮影=2006年3月/CANON IXY DIGITAL700)
Ocean Radio@2006

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