■アメリカ5日目~中国脅威論

 午前7時半、アラームで起床。8時半、朝食。9時半、ホテル出発。

 午前10時、国務省アジア太平洋局で、3人の担当者からレクチャー。1人は陸軍中佐で、アジアの軍事情勢についてパワーポイントで解説。オフレコ要請により詳細は省略。

 午前11時半、国務省ミーティング終了。Sizzling Expressで昼食。

 13時、保守系シンクタンク「Heritage Foundation」でレクチャー。レクチャラーは中国語がある程度わかり、漢字もHandwritingできるかなりの親中家だが、「アジアで最大の脅威は中国である。今後6年以内に、アメリカに匹敵する国防予算を持ち、スーパーパワーとなるだろう」と、熱い熱い中国脅威論を展開。「軍事費が増大していると言っても、装備は古いし、経済成長と連動して兵員の給料は上げなければならないから、それがすなわち、軍事的脅威の増大ということにはならないでしょう」と質問するが、「中国の工業生産力は日本や韓国を上回っている。技術力も、近い将来上回る。問題は、そういう技術を軍事に向けることができる能力を持つということ。それはすなわち、脅威である」。「今は航空優位も海上優位も、中国は保持していない。近い将来、そういう能力を持つということですか?」とさらに質問。「原子力潜水艦が配備されれば、少なくとも米国の艦隊は、今のように中国近海をうろつくことはできなくなる」と。田岡俊次氏の分析を信頼する限り、今後半世紀ほど、中国がそのような能力を持つとは私にはとても思えないのだが・・・時間が限られているし、他の人も質問があるので、私の議論はそこまで。

 一つだけ、納得できることを言っていた。「アメリカはイラクにToo much attention is payingなのだと。その分、アジア政策がおろそかになっている」と。「イラクでは陸軍中心だが、アジアでは海軍・空軍中心にならざるを得ない。陸軍力では、中国も1950年代のままで、たいしたことはない。陸軍力で言えば、日本の陸上自衛隊がアジアでNo.1だろう。彼らの災害救助能力は素晴らしい」と言うので、「災害救助以外にすることがないですから」と私がジョーク、参加者は爆笑。(陸自の方、読んでたらごめんなさい)

 熱い「中国脅威論」に、参加者一同興奮気味。けれども、彼の話は「半分本当、半分間違い」くらいだと、私は思うのだが。

 14時半、下院外交委員会へ。下院ビル内のカフェテリアで約1時間、元外交官の委員会スタッフからレクチャー。主に米中、米韓問題について。「福田政権は年内もたないだろう、という見方がアメリカにはあるが、あなたの意見は?」「拉致問題で、北朝鮮がどういう対応をしたら、日本は満足なのか?」と、私が逆質問を受ける。オフレコ要請により、詳細は省略。

 16時半、ホテル帰着。16時55分、着替えてホームホスピタリティ(ボランティアの夕食招待)。22時半、ホテル帰着。

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ヘリテージ財団で聞いた「中国脅威論」について
Excerpt:  ヘリテージ財団・・・石原慎太郎が尖閣購入構想をブチ上げた保守系シンクタンクとして一躍有名になった団体だが、聞き覚えがある・・・と思って日記を読み返してみたら、4年前に私も訪れてレクチャーを受けていた..
Weblog: 旅するデジカメ~札幌発東京定住日記
Tracked: 2012-04-22 23:57