格差社会の象徴~ウォルマートへ行く

【7月23日(米ハワイ時間)】 

 ホテルから1キロ弱のところにウォルマートがあるので、そこも行ってみた。24時間営業。わかっちゃいるけど、この物量、安さ、すごい。

画像 以前までの私なら、こういうところに来ると大興奮して、何でも買いたくなったものだ。

 けれども、こういう店に並ぶ商品がどこで作られているか(主に中国)、現地の住民がどれほど低賃金で働かされており、それを運んで来るのにどれほどのエネルギーを消費しているか。また、この店のパート従業員たちがどれほどの低賃金で働かされているか。企業も労働者もどんどん倫理が低下し、低価格、低賃金がどれほど格差社会の進展に貢献しているか。さらに、こういう巨大店を24時間開けておくことが、どれほどのエネルギーも無駄か。そういうことに思いが及ぶようになった今では、以前のようには全然ワクワクしない。それに、買えば買うほどスーツケースのオーバーチャージが気になるし(荷物の制限を厳しくすればするほど旅行者の消費が抑えられるから、観光で成り立つ地域にとっては大打撃だろう)。


画像 それにしても、矛盾するようだが、やはり安い。ハワイの定番土産も一通りそろうのだが、ワイキキのコンビニなんかで買うのに比べ、最低でも半額。モノによっては3分の1程度。旅行者に便利な場所とは言いがたいが、その不便ささえ厭わなければ、圧倒的に安くモノが手に入る。 後に聞いた話だが、ウォルマートがワイキキに出店するに際して地元と合意した条件の一つが、商品の一定の割合を「地元のもの」(土産物を含む)にする、というものだったそうだ。

 家族、親族、会社関係、土産物の買い物は一通り終了。けれども、安さに喜んでる自分にひどく罪深く感じる、別の自分がいる

画像 ウォルマート労働者の実態は、ルポ「ニッケル・アンド・ダイムドに詳しい。

ニッケル・アンド・ダイムド -アメリカ下流社会の現実
東洋経済新報社
B.エーレンライク

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【写真中央】マカデミアナッツが6個パックで16.99ドル(1缶=2.83ドル)。
【写真下】超定番のマカデミアナッツチョコが6個パックで10.68ドル(1箱=1.78ドル)

いずれもABCストアの約半額。ホテルの売店の3分の1以下。 

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  • 西友はウォルマートを目指す?

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