JL006 成田~ニューヨーク (JL006 NRT-JFK) 

前エントリからの続き】 アナウンスにせきたてられ、出発10分前に搭乗。さきほども書いたように、この機体はキャビン床面積の半分以上がCクラス。図面で見て知ってはいたが、眺めてみると、すごい。B747は片側5か所のドアがあるが、4番目までがCクラス。前方ドア(L1)から機内に入ると、Cクラスキャビンを歩いて歩いて歩いて、ようやくYクラス。機体の後方4分の1にへばり付くようにしてYクラスがある。

 Cクラスアップグレードが叶わなかったので、どんな人がCクラスに座っているのか、ジロジロ見る。(巡航中は上級クラスへの立ち入りはできないので、Cクラスの客層を観察できるのは搭乗時しかない) 日本人の40~50代の男性が6割といったところ。長距離フライトなので、みな思い思いのラフな格好。さすがに、13時間飛んでそのまま仕事に直行はないだろう。それに、きょうは日曜(現地到着も)だし。1割は、白人の同じく40~50代の男性。この人たちも出張か。残る3割は、20~30代の若い日本人。夫婦連れや子連れもいる。企業の駐在員か、それとも幸運にもマイレージによるアップグレードを射止めた人たちか。公務員ならCクラス運賃が適用されないはずの客層だ(国家公務員の海外出張は中央省庁の課長クラス以上がCクラス)。まぁ私の会社も、海外赴任の場合はCクラスを認めているから、民間企業人なら、私と同年齢や若い人たちがCクラスにいても不思議じゃないのだけどね。(実は私の会社は、規定上は平社員でもCクラスを認めているのだが、実際使った例を聞かない)

 そして、見たところところどこに空席がある。3~4席か。出発10分前、CクラスはYクラスより先に搭乗するから、乗り終わっているはずだが・・・「本日満席ですので、アップグレードはできません」と言っていたが、空いている席があるじゃないか! まぁ間際に乗ってくる乗客もいるかも知れないし、離陸後Cクラスに立ち入ることはできないから、本当に満席だったのかどうか、確認のしようはない。席が空いていても、「ある種のゆとり」を確保するために、無償アップグレードの乗客は乗せない方針ということもあり得るし。

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 Yクラスの私の席は60A。ポートサイド(前方向かって左側)の窓側。着席してみるとラッキー、3列席の真ん中に人がいない。空いていれば、肘がぶつかる心配がないし、テーブルを使えるし座席に荷物を置くこともできる。圧迫感がまるで違う。定刻まであと少し・・・ここに駆け込みで乗客が来ませんように・・・と祈っていたら、本当に来なかった。国際線には何度も乗っているが、隣の席が空いていたことなど、ほとんど記憶がない。しかも、Yクラスでも他の席はほとんど塞がっている。本当にラッキー。もしかしたら、グレードが少し高い運賃(Yセーバー・・・アップグレードはこの運賃以上が対象)で乗っていることに、少しは配慮してもらえたのかも。

 UTC0252(日本時間11時52分)にブロックアウト、同0310(12時10分)に離陸。長旅が始まる。

 巡航に入ったので、さっそくGPSをONにして衛星を補足。離陸1時間半後で、飛行高度9860m、速度913km/h。燃料が重いので、高度をあまり取らずに燃料消費を待つということなのだろう。離陸後すぐに、日本列島の海岸線沿いに北上するのだろうと思っていたが、違う。成田からほぼまっすぐ東に進み、太平洋の真ん中を飛んでいる。現在地は北緯39度10分、東経154度30分(UTC0442現在)。

 ドリンクサービスではジントニックをもらう。(ビールは昨夜さんざん飲んだので) 長距離路線でアルコール無料はありがたい。

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 離陸後約2時間で、食事。シーフードとイタリアンハンバーグを選べるというので、ハンバーグをチョイス。出されたのを見ると・・・あれ、JALの機内食ってこんなんだったっけ・・・と言いたくなるほど貧相。まずトレイが小さいし、全体的に量が少ない。食べてみたら、味は悪くないのだが、とにかく量が少ない。朝食を取る時間がなかったから、なおさらそう感じる。あっという間に食べ終わってしまった。

 食事後しばらく、ウトウト。けれども、空腹感を感じて目がさめてしまう。飛行機に乗っていると、まったく動いていないのに不思議と腹は減るものなのだ。しょうがないので席を立ち、自由に食べれるスナックコーナーを物色に行くのだが、これもまた貧相・・・ドリンクサービスのときに出てきたおつまみ用スナックと、小さなせんべいのようなものがあるだけ。「うどんでスカイ」とか、あると思ったのに・・・。

 席に戻り読書。離陸後7時間くらいで、今度はスナックタイム。パンにソーセージとツナをはさんだようなやつ。ようやく空腹感がおさまる。一向に眠くならないので、引き続き読書。寝れないフライトは、長く感じる。きのう千歳で買った「ルポ・貧困大国アメリカ」を読み終えてしまった。

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 翼の後ろに座っているので、巡航中も時々エンジンを吹かし、徐々に高度を上げて行くのがわかる。燃料を消費して機体が軽くなったら、空気抵抗が少ない高高度に上がって行くわけだ。GPSで調べてみると、離陸後8時間ごろには速度が1100キロを超え、高度も1万1000メートルに達している。いいぐあいに追い風にのっているらしい。けれども、コースはずっと太平洋上の北緯40~45度付近をひたすら東進している。路線図に出ている、アリューシャン列島に沿って北上し、アラスカをかすめて南下する「大圏コース」とは、だいぶ違う。気象条件などでコースを選択しているのだろうが、太平洋上をまっすぐ東進するのと、一旦北上するのとで、時間はほとんど変わらないということか。バンクーバーのちょっと北から北米大陸に入る。アメリカ・カナダ国境に沿うように進み、やがてミシガン湖が見えてくる。ゴールは近い。

 到着2時間前に、今度は朝食。長距離線だけあって、2度目のミールも暖かいものが出てくる。

 五大湖周辺は快晴だったが、ニューヨーク州に入ったあたりから、下はずっと雲。到着予定時刻の25分前から降下開始。スポイラーを立て、一気に減速して高度を落として行くのが、体に伝わって来る。相変わらず下は雲。小刻みに機体が揺れる。

 シートベルトサインが着き、「まもなく着陸」のアナウンス。高度600mくらいだろうか、ようやく雲を抜けた。地上がすぐそこに見える。

 UTC1535(現地時間午前11時35分)に着陸。飛行時間は12時間25分。その約10分後、ブロックイン。

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