JL723 成田~クアラルンプール(JA601J)

11時30分のほぼ定刻にドアクローズ、プッシュバックが始まりエンジンスタートするが、どういうわけか、なかなかタキシングが始まらない。15分ほどして、アナウンス。「キャビン空調の温度調節に不具合が見つかり、一度スポットに戻ります」。おやおや・・・。キャビンの空調に不具合をかかえたまま飛ぶわけにはいくまい。それにしても、駐機中のGPU・APUでは問題なくて、エンジンスタートしてから見つかる空調の不具合って、一体何なのだろう。
再度スポットインした後、「そのまま機内でお待ちください」とアナウンス。機内で待たせるということは、そう長くかからずに再出発できるということだろう、と思っていたら、操縦席からアナウンス。「キャビンの温度調整システムに不具合が発生しておりまして、整備処置の後、5~10分後に再出発できる見通しです」。何が「整備処置」だよ・・・修理なり部品交換なり、はっきり言えよ・・・と思う。
結局、再出発できたのは、定刻より1時間以上遅い12時35分。12時54分に離陸。
離陸後、飛行はきわめて順調。揺れもほとんどなしで、離着陸時以外ではシートベルトサインが点かず。
この日のシップは、JALのB767の中では比較的新しいJA601J(2002年5月就航)。機内エンターテイメントシステムは、新しいMAGIC-IIIが装備されている。これ、簡単に言うとビデオ/オーディオ・オンデマンドシステムで、見たい映画やビデオ番組を自分で選んで個人用モニターテレビで楽しめるというもの。始まりの時間を気にせずに好きな時に楽しめるし、一時停止や巻き戻しもできる。ラインアップは数十あり、公開されたばかりの新作もある。国際線で機内映画をまともに見たことなどほとんどない私だが、これなら楽しめてしまう。さっそく、この夏公開されたばかりの「真夏のオリオン」を見る。子どもたちにも、ディズニーや「紅の豚」を見せて、まずまずゴキゲンの様子。

18時32分(現地時間)、クアラルンプール空港に着陸、定刻より50分遅れの18時40分にブロックイン。
この記事へのコメント