上士幌町のアーチ橋梁群と名所「タウシュベツ川橋梁」

 きのう日帰りで行ってきた上士幌町は、旧国鉄士幌線の橋梁跡を活用した観光PRに熱心に取り組んでいる。鉄道好きとしては、うれしい限り。鉄道橋梁は、文字通り「鉄」で作られることが多いが、士幌線は珍しくコンクリートで作られたアーチ橋が、橋梁のほとんどを占めた。建設費を抑えるためと、周辺環境との調和から考え出されたのだそうだ。

 国道273号を走ると、ときに樹海の向こう、ときには国道の橋と平行して見えるアーチ橋梁が昔から私は大好きだったが、現在は北海道遺産に指定され、地元のNPOが保存活動と、見学会などを通した広報活動を行っている。

 数あるアーチ橋の中でも有名なのが、糠平湖の東側にあるタウシュベツ川橋梁。ローマ時代の遺跡を思わせるような、いくつも連なるアーチが、荘厳な雰囲気をかもし出す。しかも、糠平湖の水位に合わせて浮上と水没を繰り返すという、「幻の橋」でもある。士幌線の糠平~十勝三股は1939年に開通したが、糠平ダム建設によりこの橋が水没するため1955年にルートが変更された。使われた期間はわずか16年。その意味でも、幻の橋だ。

 以前は、林道を通って橋の間近までクルマで行くことが出来たが、事故多発などの理由で林道への立ち入りは許可制になってしまった。現在は、展望台から見るか、国道から4キロを自力で歩くしかない。写真は、2004年9月に撮影したもの。

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