Uターンラッシュピークの中・・・占冠まで日帰りドライブ

 高速無料化の効果と混み具合はどんなものだろうかと、占冠まで出かけてみた。円山の自宅から、道東道経由で2時間15分。順当なところだろう。

 途中、夕張インターの出口付近が少し混んでいたが、渋滞はまったくなし。しかし、反対車線を見ると、国道274号から夕張インターに入ろうとするクルマが、2キロくらい列を作っていた。おととい(13日)は、道東方面に向かうクルマが夕張インター手前で11キロ渋滞したという。道東自動車道は、夕張~占冠が未開通のため、両インターで一般道に降りなくてはならず、交通量が増えると信号待ちで渋滞は絶対に発生する。来年秋には夕張~占冠が開通するので、それまでの辛抱と思うしかない。

占冠村の中心部にある道の駅「自然体感しむかっぷ」に午後1時過ぎに着いた。昼時を過ぎているのに、猛烈な混雑だ。道東方面から来たクルマが、次々と駐車場に入ってくる。誘導員は「満車」のプラカードを出しているが、お構いなし。周囲の脇道も、路上駐車のクルマでいっぱいだ。道東道はサービス施設がほとんどないため、食事をする場所はインターから降りたここくらいしかないのだから、混むのはしょうがないのだろう。昼食を取ろうとレストランに入ったら、乳製品が有名なちょっとした人気店ということもあって、着席するまで35分、料理が出てくるまでにさらに25分待たされた。見ていると、従業員の数が少なく、手際も悪い。

 もっとも、来年秋に占冠~夕張が開通すると、この道の駅も素通りされてしまう運命なのかも知れない。高速料金の無料が継続されれば、インターで乗り降りしても金がかからないので、PR次第では人気の立寄先になる可能性はあると思うが、無料化社会実験は来年3月までだ。その後の料金制度がどうなるかはまったく見通せないが、この道の駅がこれからも繁盛するかは、それ次第なのかも知れない。高速道路の本線上にサービス施設を作るよりも、無料で乗り降りできるようにして、インター周辺に飲食店やら給油施設やらを誘致したほうが、はるかに金がかからず、地元に対するメリットも多いと、私は思う。(アメリカの高速道路は、そうなっている)

 帰り道、日高町の道の駅「樹海ロード日高」にも寄ってみた。道東道の開通と無料化で国道274号(日勝峠・樹海ロード)がメインロードではなくなってしまい、客が激減しているというウワサの場所だ。駐車場に入ってみると、台数はそこそこ入っているようだが、客の数は明らかに少ない。数年前までは、夏になるとごった返していたものだが、人の流れが変わるというのは、こういうことだ。7月の入場者数は、前年比55%だったのだという。

 8月8日の北海道新聞に、道東道にクルマが流れるようなったために客数・売上が減ったと嘆く、飲食店経営者の恨み節のようなコメントが紹介されていた。日高町議会は「無料化がこのまま続けば、人口1800人余りの日高地区の商業が崩壊しかねない」として、高速無料化の中止を国に求めているのだそうだ。何を自分勝手な、と思う。日高町をパイバスするルートで高速道路を通すことは、10年以上前から決まっていたことだ。急勾配・急曲線が連続する「難所」日勝峠の代替ルートは、多くのドライバーや運輸業者が長年求めて来たものでもある。安全で走りやすく所要時間が短い新ルート(道東道)がようやく完成し、しかもそれが無料で利用できるとあって、多くの人が恩恵を受けているというのに、日高町の人たちは、自分たちの店が儲かりさえすれば、それでいいのだろうか。バカ高い高速料金のために、ガラガラの高速と渋滞の国道が併走する、そういう昔の光景に戻せと言いたいのだろうか。世にもアホらしいインフラの二重投資を今後も続けろ、と言うのだろうか。

 日高町を後にして、国道274号を一路札幌へ向かう。途中までは交通量も少なくスイスイの流れだったが、一つ目の峠を越え、占冠から来た道道と合流したところで、高速に乗ってきたクルマがどっと流入して、50~60km/hの中速の流れになる。さらに、穂別との分岐点を過ぎて登川トンネルを出たあたりで、ぐっと流れが悪くなる。夕張市紅葉山に何カ所か信号があるから、その影響だろう。上にも書いたが、道東道の夕張~占冠が開通していない以上、こうなるのはどうしようもないのだ。結局、夕張インターまで7キロを進むのに、25分もかかった。

 道東道に乗ってからは、至ってスムーズ。千歳恵庭JCTから道央道に合流してからの交通量の方が、明らかに多かった。日高から札幌円山の自宅まで、2時間55分で到着。走行距離は286km、電子燃費系による消費燃料は、12.6km/L.。

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▲道東自動車道夕張インター出口。混雑しているといっても、有人レーンに5~6台並んでいる程度。ETCレーンはガラガラ。(15日・午後12時15分ごろ)
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▲占冠中心部。写真奥が札幌方向。札幌方面に向かうクルマが延々と続いていた。
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▲道の駅「自然体感しむかっぷ」。昼時を過ぎているのに、ひっきりなしにクルマが立ち寄る。
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▲こちらは、日高町中心部。かつてのメインルート時代は、夏のドライブシーズンなどびっしりとクルマが列になったものだが、今は見てのとおりガラガラ。(15日・午後3時半ごろ)
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▲日高町中心部、国道274号と237号との交差点にあるセイコーマート。かつては全道一の売上を誇ったこともあるそうだが、北海道新聞によると、売上不振などから地元のフランチャイズ企業が運営から撤退。8月末より本部直営店舗となると言うが、クルマの流れが道東道に完全に移ってしまうと、尊属すら厳しいかも知れない。これも時代の流れ、なのだろう。




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    Excerpt:  先週末、占冠村まで日帰りドライブいたのに続いて、きのうは上士幌町の糠平まで、日帰りドライブ。上士幌町なんて、札幌から日帰りで行くような場所では断じてないのだが、妻とクルマを共有していることもあって、.. Weblog: 旅するデジカメ・札幌発<見る・残す・伝える> racked: 2010-08-22 22:04