今度は上士幌町へ日帰りドライブ

 先週末、占冠村まで日帰りドライブいたのに続いて、きのうは上士幌町の糠平まで、日帰りドライブ。上士幌町なんて、札幌から日帰りで行くような場所では断じてないのだが、妻とクルマを共有していることもあって、週末に一泊二日の旅行にそうそう出られるわけでもなく、ちょっと強行軍だが、後部座席に2人の子どもを乗せて出かけた。高速無料で道東の道がどれほど走りやすくなったか、試してみたいというのも、もちろんある。

 札幌・円山の自宅を出発して札幌南インターから道央道。道東道の夕張インターから国道274号に出て占冠までは、1週間前とまったく同じルート。けれども、道東道の交通量は、明らかに少ない。印象としては、有料時代とほとんど変わらない感じだ。国道274号「樹海ロード」も、交通量は先週の半分くらいという印象だが、高速道路工事の大型車両が走っているため平均速度が低く、占冠までは1週間前と同じ、2時間15分。

 道の駅「自然体感しむかっぷ」で昼食休憩。子どもたちは虫捕りなどをたっぷり楽しみ、1時間半後、さらに東へ向かう。

画像  道東道占冠ICからトマムICは去年秋に開通したばかりの区間だが、私が走るのは初めてだ。トマムまでは、日高山脈北西の高原地帯をほぼ直進しながら、徐々に高度を上げて行く線形。走り出してすぐに気づいたが、トンネルが多い。東占冠トンネル(2500m)、滝の沢トンネル(999m)、ホロカトマムトンネル(1989m)、下トマムトンネル(754m)と、長大トンネルが続く。平行する道道は、長い直線と急曲線の連続が交互にやってくる気の抜けない線形だが、こういう地形を直線で結ぼうとすれば、トンネルだらけの区間にならざるを得ないのだろう。

画像 夕張までの道東道に比べて、明らかに交通量が多い。しかも、対向車線を見ていると、3台に1台は大型トラックだ。この道路が、日勝峠に代わる物流の動脈として機能し始めているというのがわかる。ドライバーにしてみたら、日勝峠という難所を避け、直線主体で信号もない高速道路を無料で通行できることが、どれほどありがたいだろう、と思う。大型車が多いために、流れの平均速度は70~80km/hと高くはないが、乗用車のドライバーにしても、信号のない直線区間を延々と走るのは、一般道を走る緊張感に比べれば、はるかに快適だ。先行車両はどうせ追い抜けないのだから、車間距離だけ気をつけて、あとは悠々と景色でも楽しんでいればいい。(クルーズコントロールが装備されていてば、もっと楽チンなのだが)

 トマムICから十勝清水ICまでは、これまでも何度か走ったことがある。狩勝第1トンネル、狩勝第2トンネル、広内トンネルと3つの長大トンネルを抜けると、眼下に十勝平野が広がる。景色が素晴らしい。クルマを止めて雄大な風景を楽しみたいところだが、こういう風光明媚な場所にパーキングエリアがないのは、なんとも残念だ。これからに期待しよう。

 音更帯広ICで道東道を降り、国道273号を北へ。時間があればナイタイ高原牧場に立ち寄りたかったが、断念。一路糠平へ。占冠~糠平は1時間35分で到着。旧士幌線の線路跡を利用したトロッコなどを楽しむ。このマチはここ数年、旧士幌線の橋梁跡などを活用した観光PRに熱心に取り組んでいて、鉄道好きとしては、とても好感が持てる。国道沿いには、アーチ橋の展望ポイントに案内板と駐車帯が設置されていた。こういう設備、数年前まではなかった。

 糠平でトロッコやひがし大雪博物館などを見学後、札幌へ。カーナビで自宅までのルートを探索させると、三国峠・層雲峡経由のルートを一発で表示した。もともとそっちを走るつもりではあったのだが、糠平~札幌だと、北回りルートの方が近いようだ。国道273号を、三国峠に向けてひたすら北上。このルートはいつ走っても、交通量が極小、線形も良く、ものすごく走りやすい。個人的には、北海道でベストのドライブルートだと思っている。沿線人口が希薄で、十勝~上川の移動需要もそれほどでもないからなのだろう。こんな区間にこんな立派な国道が整備されたことには、ドライブ好きからすれば、感謝、感謝です。三国トンネルに向けて標高を上げて行くと、北大雪の森林風景が素晴らしかった。道路端で景色を堪能する自転車旅行のグループを3組ほど見かけた。こちらも、クルマを止めたいところではあったが、後部座席の子どもたちは爆睡、私も先を急ぎたいので、パス。標高1139mにある三国トンネルを抜け、樹海を滑るように下ると、右手に大雪湖が見えてきて、国道39号と合流。ここからは先行車の速度に合わせた運転になるが、層雲峡を抜け、旭川紋別自動車道の上川層雲峡ICまで、20キロほどの辛抱だ。

 上川層雲峡ICからは、再び自動車専用道路で快適なドライブ。比布ジャンクションで道央道に合流する。この路線も、岩見沢以北は今年6月から無料になった。旭川勤務時代には月に何度も通った道央道だが、当時に比べ明らかに交通量が多い。無料化の効果だろう。もっとも、渋滞やノロノロ運転になるほどではなく、適宜追い越し車線に出れば、快適な高速ドライブを堪能できる。

 旭川~札幌をクルマで移動すると、道央道をフルで使うと2時間弱だが、通行料が片道3250円もかかる。が、一般道だと3~4時間(時間帯による)だ。旭川で勤務していた頃、休日で札幌に戻るたびに、高速を使うか一般道か、高速に乗るなら全区間か部分区間か、時間短縮効果が大きいのはどの区間の高速利用か、なんてことをいちいち悩んだ。その頃の記憶からすれば、道央道の北半分が無料で使えるなど、夢のような話である。

画像 子どもたちが後ろで眠り込んでくれていたおかげで、札幌まで、信号以外は一度も止まらず(と言うか、糠平を出てから札幌ICで降りるまで、信号は層雲峡の1か所と上川町内の2か所しか無い)、走りきった。所要時間約3時間半。

 この日の総走行距離は540km、高速無料化のおかげで、こんな長距離ドライブが平気でできるようになった。 愛車(レガシィ・ツーリングワゴン2.0i)の電子燃費計による消費燃料は13.2km/L。高速道路走行が多かったので、13.0km/Lは下回るだろうと予想していたが、かなり優秀な数値だ。

■道東自動車道 占冠~トマム開通時の車窓映像(YouTubeより)





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