「世論がいつも正しいわけじゃない」と豪語したのは小泉純一郎だが、個々の政策で国民の支持が得られないことと、総理自身が国民に不人気なのは違う。小泉内閣が続いた5年半、世論調査の内閣支持率が4割を下回ったことは一度もなかった。小泉は世論操作、メディア対策に天才的な嗅覚を持っていた。昔なら、世論調査で不人気でも党内対策をきちんとやっていれば政権を維持することができた。が、各メディアが毎月のように内閣支持率の数字を発表するようになった今、世論の支持を得られない政権は長続きしない。今の総理は党内対策と世論対策の両方をやらなくてはならないから、大変だ。それが、短命政権が続く理由にもなっていると思う。
午後の代表選挙で誰が選出されても、長くはもつまいと思う。今から、なんだかしらけた気分になってしまっている。
この記事へのコメント