【クルマ購入記】車庫証明に高額手数料という呆れたハナシ

 これまで書いてきたように、いよいよレガシィを新型に乗り換えることにした。新車を買うとなると当然車庫証明が必要で、賃貸の月極駐車場を利用している場合は、オーナーや管理会社に連絡し、承諾書に署名捺印してもらうことになる。が、この手続きに、オーナー側が高額な手数料を要求してくるケースがあるらしいのだ。

 私は、賃貸マンションの敷地内駐車場を使っているので、さっそくマンション管理会社に連絡した。すると・・・。

 「手数料として5250円いただいております。振込が確認出来次第、承諾書と現況見取り図一式をお送りします」

 は・・・? という感じ。なんで5250円も取るワケ? 車庫証明は駐車場賃貸の付帯サービスでしょうに。

 「手数料とは言え、ずいぶん高いですね。書類に判を押すだけなのに、なぜその金額なのでしょう?」

 「車庫証明書類を発行する場合は所定の手数料を頂戴する旨が、駐車場契約の特約に盛り込まれております」

 そんな特約があったかも知れないが、重要事項として説明は受けた記憶がない。それに、現況見取り図はディーラーが作成してくれる(その分の手数料はディーラーに払っている)から、必要がない。

 「書類の発行をお願いしているんじゃないんです。こちらから承諾書を送りますから、承認の印を押してもらうだけでいいんです。1分で終わる作業です。もちろん、返信用の切手封筒も同封します。それでも5250円かかるのですか?」

 「そういう場合でも、所定の手数料を頂戴することになっております」

 「でしたら、5250円の手数料の根拠、お宅様はどういう作業をして、どれだけの人が動いて、それに対する対価がどれだけで、ということをちゃんと説明していただけますか?」

 「わかりかねますので、責任者から後ほど連絡させていただきます」

 社会通念上妥当性を欠く条項は契約書に書かれていても無効だ、と言おうとしたが、その前に、上記のような紋切り型の答えが返ってきた。モメそうな相手とは長話をせずにいったん電話を切るという、コールセンターのマニュアル通りの対応だった。

 車庫証明の承諾書に判を押すのに手数料を取る、という事実そのものに、まずは開いた口が塞がらない思いだ。駐車場を貸す以上、借受人がその場所を自動車保管の用に供することを証明する書類を発行するのは、当然の付帯サービスだろう。それを、数百円ならまだしも、5000円も手数料を取るとは、車庫証明が無いとクルマを買えないという弱みにつけ込んだ、追い剥ぎのような根性だ。賃貸駐車場で車庫証明を取ったことは前にもあるが、手数料を取られたことはないし、北海道でそんな話は、一度たりとも聞いたことがない。

 ところが、さっそくネットで検索してみると、車庫証明で駐車場のオーナー側が手数料を取る事例が、わりと普通にあるらしいことがわかった。しかも、5000円なんてのはまだカワイイもんで、駐車場使用料1か月分なんていうのも珍しくないらしい。「車庫証明は、同じ場所で半年以内は取得することが出来ないため、借受人が短期で契約解除した場合のリスクヘッジのため」などという、もっともらしい解説もあった。が、そういう対策として敷金や礼金を取っているのだから、車庫証明手数料で二重にカネを取るとは、あさましいったら、ありゃしない。結局、首都圏や関西は、家を借りる場合も、礼金だの契約更新料だのと借り手の弱みにつけ込んでわけのわからないカネを徴収するのが半ば常識化している土地柄だから、それの延長なのだろうと思う。取れるところからは(カネを)取る、というわけだ。

 だがしかし、ネットをさらに検索すると、駐車場オーナーの承諾書が無くても、駐車場の契約書や使用料の領収書の写しがあれば、車庫証明は下りるらしいという情報が出てきた。なんでも、承諾書発行で手数料をふんだくる駐車場オーナーが増えたことに対する救済措置らしい。さっそく、手続きを代行するディーラーに確認すると「駐車場の契約書コピーでも大丈夫です」とのこと。これで、アホな手数料を払う必要が無い。ラッキー!

 それにしても、由々しき状況ではあるな、と思う。ネットで読みかじったところによれば、承諾書を取らずに契約書の写しで車庫証明を取ったところ、クルマが入れ替わっていることに気付いたオーナーとトラブルになったという事例や、救済措置のウラをかくために「車庫証明を取得した場合は手段を問わず手数料徴収」というような特約を盛り込む例まであるのだそうだ。不景気のせいなのか、人の弱みにつけこむ、取れるところからはどんなことをしてでも取る、そんな雰囲気が蔓延しているようで、ひどくザラついた気分にさせられる。

 で・・・、私の賃貸駐車場の車庫証明だが、冒頭ような会話を電話でした2日ほど後に、管理会社の別な人から電話があり、「今回に限り、無料で承諾書に押印させていただきますので書類をお送りください」とのことだった。「あくまで特例措置、このようなことは通常は行わないのですが」と恩着せがましさタラタラの口振りだった。判を押すだけで5250円はさすがに取り過ぎだと思ったのか、マンションそのものは法人契約なのであまりモメるのもまずいと思ったのか、真相はよくわからない。承諾書などもういらないのだが、申し出を断る理由はないし、「なぜ特例なのですか? こういうことで手数料をふんだくる方がおかしくありませんか?」と詰め寄るほど、私は嫌なヤツでもない。「ありがとうございます!」と申し述べて、すぐに切手付きの返信封筒を添えて書類を送った。翌々日、無事承諾書が届いて一件落着となった。

 車庫証明一つでも、面倒なことは多々ある。クルマの買い替えなぞ、そうしょっちゅうやるもなじゃない。(笑)

【関連】国民生活センターが、こんな説明をHPに出している。この手のトラブルは多いらしい。
    本来は不要だった車庫証明申請時の駐車場貸主による使用承諾書




この記事へのコメント

(´・c_・`)
2015年03月26日 13:12
こんなのが、うちの駐車場借りに来たら嫌だな。
新規なら当然契約しないけど、継続ならどうしたものか。
法律守ってないのはスルーするとして、契約書すら読まないとは。
賃貸契約書なんて、大きな文字で数ページ位のものなのに。
:-)
2015年09月21日 19:59
車庫証明の押印手数料が高額だとおっしゃってるんですね。
金額が高いか安いかは人それぞれの金銭感覚ですね。
高くて気に食わなければ、安く証明印をおしてくれる駐車場に
車庫を変えるしかない。
なんでも自分の考えが正しいとするタイプですね。

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