台風の日は休みましょう

画像 「十年に一度」の台風が首都圏をかすめる。朝から通勤電車が大混乱、私の使う東急目黒線も「運転見合わせ」なので、通勤電車が再開するまで自宅待機中だ。午前9時すぎには、間引きダイヤで再開したようだが、暴風はまだ続いている。再開した電車がいつまた止まるか、わからない。2年前、乗っていた電車が暴風のため途中駅で止まり、ひどい目にあったことがあるので(2011年9月の台風15号)、無理はしない。

 ラジオを聞いていたら、「運転再開したが本数の少ない電車に乗客が殺到しホームが大混雑」なんていう電話リポートが入ってきた。この暴風の中、多くの人が出勤を試みているのだろう。交通機関影響甚大と前々からわかっているのに、日本の企業は「休業」という判断がなぜできないのだろう、と思う。暴風の中、いつ動くかわからない、動いてもドアを閉められないほどの混雑する電車に乗せて、なぜ社員を出勤させなければならないのだろう。なぜ社員たちは会社に向かうのだろう。ダイヤが乱れ、運転本数が減った電車に多くの人が乗ろうとするから、ドアが閉まらず発車が遅れ、なおさらダイヤが乱れる。「交通機関が安定するまで自宅待機」というような判断が、なぜできないのだろう。

 「通勤電車の混乱に備えて宿泊する人で都内のホテル満室」というのをきのうニュースで見て、思った。そこまでして、なんで出社せにゃならんの?

 そういえば、品川区では小中学校がすべて臨時休校になり、併設された学童保育も休園になるため働く親がひどく困っている、という話を聞いた。「台風で子どもの預け先がないので休みます」という、真っ当な理屈がどうして通用しないのだろう。

 外国の都市、たとえばアメリカのワシントンあたりだと、暴風雨とか大雪とかになれば、働く人は何日も出勤して来ないのが、当たり前。役所も公共施設も商店もみな休業してしまうが、誰も文句を言わないそうだ(と、現地に住んだ経験者から聞いた)。世界的には、そういう方が普通だろう。

 多くの人が勤務先に向かおうとするのは、「働かなきゃ」「怠けていると思われたくない」という強迫観念、言い換えれば日本人のマジメさがあるのだろうと思うけど、この混乱の中無理を押して出勤したとしても、同僚や取引先が正常に出勤できているとは限らない(できていない可能性の方が高い)。そんな中で、どの程度の仕事ができるものか、と思う。台風とは関係ないが、こういうメンタリティを持つ日本人ホワイトカラーの労働生産性が、先進国の中で特に高いわけではない。長時間労働も含めると、生産性はむしろひどく低い。

 「とにかく出勤しなきゃ」という強迫観念に似た思いが、かえって交通機関の混乱に拍車をかけているように思えてならない。

 台風の日は、休みましょう。 【つづく】

台風の日も出社する迷惑なアナタへ」  
 似たようなことを言ってる人は、いるもんです。「各員の行動によって社会ルールが形成される現場に僕らはいるわけですよ。そこで「台風でもホテルに泊まって出社する」を提案している連中がいるってことですよ。何ですかこの意見」。「なんとしても出社するのが当然みたいな世論、勝手に形成しないでください。カラッと晴れるか、札束でほっぺた叩かれるまで、出社など断固認めない!それが労働市場を守る、唯一正しい考え方だと僕は思います」。言い方は過激だけど、そのとおりだとワタシは思う。へタレかね、ワタシも。






Ocean Radio@2013





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  • 人があふれて乗れない・・・台風の日はやっぱり休もう!

    Excerpt:  前項の続きを書いておこう。午前10時すぎ、風もおさまってきたようなので、そろそら会社に向かおうかと目黒線のB駅まで向かった。雨は完全に上がり、湿った風がときおり吹く程度。もう電車が止まることもあるま.. Weblog: 旅するデジカメ~札幌発東京定住日記 racked: 2013-10-16 15:12