「山の日」なんてアホな祝日は、絶対にやめよ!

画像 けさも新聞紙面からのネタ。8月11日を「山の日」として祝日にする案があるのだそうだ。来年の通常国会に議員立法として超党派議連が法案を提出するのだという。

 なんでこんな祝日を作んなきゃならないの? 「海の日」があるんだから「山の日」もってか? イージーすぎ! 小学生並み。だったら、海の日もろとも祝日なんてやめてしまえ。


 何度も何度も書いてきたことだが、これ以上祝日を増やすことは、私は絶対に反対だ。むしろ、いまの半分程度に減らしたらいい。

 先進国で最低の有給休暇消化率と、世界で飛び抜けて多い「祝日」の数は密接な関わりがある。祝日が多すぎる上に有給まで満額消化したら休みすぎで仕事が回らないのだ。逆に言えば、祝日を含めると日本人はそこそこ休んではいるのである。(祝日を休業日にしなかったり土曜に振替出勤を要求する会社も多いから、大企業や役所に限られた話ではあるが) その一方で、国民が一斉に休むことによる行楽の集中、交通機関や宿泊施設への負荷の集中、学校の授業時数の減少(特に月曜)など、様々な負の側面があることを議員センセイたちが知らないはずがあるまい。それなりの日数休んでいるわりに(一説によれば、イタリア人より多く休んでいるとか)、多くの国民が「十分に休めている」という実感を持てないのは、休日が飛び石的に分散している上に、みな一斉に休むから、どこもここも大混雑、料金高騰で、「ゆっくり過ごした」実感が持てないからだろう。これも祝日の弊害である。

 だいたい、政府が国民に「休め」と命じるなんて、なんて前時代的な発想だろう。「おまえたち、どうせ休めないんだから、国による命令というカタチで休ませてア、ゲ、ル」なんて、ひどく「上から」じゃないか。休みなんて、個人が休みたいとき、休めるときに勝手に休むのが本来のあるべき姿だ。自立した個人の存在を許さない権力者たちのホンネが、こんなところにも透けて見える。

 年間2週間もある祝日は、半減させるべき。それを前提に、企業に有給休暇消化を義務付ける法律を作るべきだ。私は、そう思う。

 どうしても8月に祝日を設けたいなら、それは8月11日ではなく、8月15日だろうに。十代の半分以上がこの日が何の日か即答できないらしいから。「山の日」なんかより、ずっと意義深いでしょ。


【追記】2014年4月25日の衆院本会議で山の日祝日法案はあっさりと可決し、2016年から8月11日が祝日となった。





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  • 「山の日」~アホすぎる祝日制定がいとも簡単に決まった

    Excerpt:  8月11日を「山の日」として祝日にする法案が、25日に衆院で可決された。参院も可決確実の情勢なので、再来年の2016年から8月11日は祝日となる。年間の祝日は15日から1日増えて16日になるという。.. Weblog: 旅するデジカメ~札幌発東京定住日記 racked: 2014-04-29 10:05